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木祖村誌  源流の村の民族 民俗編
出版:1998年/出版元:木祖村誌編纂委員会/編集者:木祖村誌編纂委員会
章節目次
第一章







ムラで暮らす 1

はじめに






はじめに 3

第一節






ムラとイエ(家) 4








小木曽 4








藪原 5








5

第二節






ムラ(村)の組織 8








三つの村から一つの村へ 8








小木曽地区 9








菅地区と吉田地区 10








藪原地区 11

第三節






本家と分家 12

第四節






ムラ(村)の中で共に生きる 13








深沢との(小木曽)留め書き 13








冠婚葬祭 20








労働を通して 21

第五節






ムラ(村)の仲間 24








子どもの集まり 24








青年・壮年・老年の集まり 26








その他の仲間 29

第六節






共有の土地や施設 31








馬に関するもの 31








郷倉(ごうぐら) 31








堂宇(どうう) 32








水の使い場 33

第七節






ムラ(村)のきまり 34

第八節






村の家名(いえな)と家紋 37








はじめに 37








集落と家名 38








木祖村の家名 40



(1)




小集落と家名



(2)




藪原宿と家名








苗字と家紋 45



(1)




家紋の種類数



(2)




木祖村に多い家紋



(3)




他地域とのつながりを表す家紋



(4)




木祖村の姓(苗字)
第二章







喜びと悲しみ 51

はじめに






はじめに 53

第一節






養育 54








妊娠 54








安産祈願 55








出産 56








産後の儀礼 59

第二節






年齢に応じた風俗・儀礼 62








初節句(供) 62








初誕生 63








七五三 63








一人前の祝い 65








ヤクオトシ(厄(やく)落とし) 66








年祝い 67

第三節






婚姻 68








通婚圏 68








縁組の成立 68








婚約 69








婚礼 70








里帰り 72

第四節






死と喪 73








臨終の儀礼 73








死の通知 73








ツヤ(通夜)・納棺 75








葬儀(葬式) 76








年忌 79
第三章







暮らしのくふう 81

はじめに






はじめに 83

第一節






衣とワラの生活 84








普段着と野良着 84



(1)




ワッパリとツツソデとゲンロクソデ(上衣)



(2)




ユキバカマとスッポリ(下衣)



(3)




肌着








山仕事着と足ごしらえ 86



(1)




足ごしらえ



(2)




コシカワとチョッキ








晴着・喪服 89








かぶり物と髪型 89



(1)




かぶり物



(2)




髪型








履物(ワラゾウリ・ワラグツ・下駄(げた)) 91








雨具と防暑・防寒具 93








縄とゴサ・イチコなど 93








衣(い)の賄(まかな)い 95



(1)




麻・木綿・絹など



(2)




針仕事



(3)




洗濯



(4)




洗い張り



(5)




布団の洗濯

第二節






食生活 103








日々の食べ物 103



(1)




主食とそれを補う食べ物



(2)




一日の食事



(3)




コビル(間食)








凶作の備え 106








冠婚葬祭等の料理 106



(1)




婚礼の料理



(2)




葬式の料理



(3)




その他








副食として日常食べるもの 107



(1)




漬物



(2)




凍(し)みらせて作る食べ物



(3)




干して保存する食べ物



(4)




野菜の保存








そのほかの主な食べ物 109



(1)




ミソ(味噌)・タマリ



(2)




豆腐



(3)








(4)




山菜とその食べ方



(5)




木の実・草の実とその食べ方



(6)




獣(けもの)・鳥・魚・ヘビ・カエル・昆虫など








年中行事の食べ物 116








食の伝承 118

第三節






住生活 120








民家の面影 120



(1)




藪原宿



(2)




菅・小木曽・吉田








家を建てる場所 121








家の周り 122








農家の間取りとその利用 124








庄屋(組頭)の家 130








宿場の民家 130








板倉 130








屋根と屋根板 134








家を建てる 136








大工賃金の変遷 141
第四章







人と物の交わり 143

はじめに






はじめに 145

第一節






ムラ(村)とムラ(村)を結ぶ道 146








ムラ(村)内を行く 146








集落を巡る道 147



(1)




五月日(ごがつひ)から小木曽分校へ行く道



(2)




小木曽から鳥居峠や藪原へ行く道



(3)




小木曽から菅へ行く道



(4)




菅の道



(5)




吉田の道

第二節






峠を越える道 152



(1)




鳥居峠



(2)




境峠



(3)




神谷峠



(4)




鉢盛峠



(5)




風吹峠

第三節






あきない 158








他所から来た行商 158








村内の行商 159








薪売り 160








持子(もちこ)と便利屋 160








木櫛と行商 160

第四節






人や物を運ぶ 161








馬車と乗合バス 161








ケイベン(軽便・林鉄) 162








ウンソ(運送馬) 163








バアセ 164








しょう(背負う) 164



(1)




イチコとショイナワ



(2)




ショイコとセイタ








モッコとテンビン 166








オケ(桶)とカゴ(籠)・ビクなど 167

第五節






道の確保 168








道普請 168








168
第五章







山で生きる 171

はじめに






はじめに 173

第一節






山と暮らし 174








御料林と民有林 174








カチキ(刈り敷)山と農業 175








入会と山の口 176








カチキ刈りとカチキ敷き 177








カッポシとニゴ取り 177








ノビツケ(野火付け) 180








薪伐(まきぎ)りと炭焼き 180



(1)




マキ(薪)とボヤ



(2)




炭焼き








山で稼ぐ 186



(1)




杣庄屋(そましょうや)



(2)




杣の入山



(3)




ソマ(杣)とヒヨ(日傭)の仕事



(4)




キンマとソリ



(5)




山で暮らす



(6)




山ノ神

第二節






土とともに 198








小木曽の農家の農事暦 199








菅の農家の農事暦 201








木曽馬と共に 203



(1)




堆肥出しから田植えまで



(2)




夏のころ



(3)




稲刈りの前後



(4)




ササ刈り・薪運び








稲作り 207



(1)




木祖村で栽培された稲の品種



(2)




稲作り



(3)




水車とバッタリ



(4)




水田を掘る








畑作 222



(1)




機械化される以前の畑作農業



(2)




コヤシ上げ



(3)




機械化された現代の畑作








農業と女性の苦労 229



(1)




母の手



(2)




妊婦の田植えの苦労



(3)




育児と農業








農家の副業あれこれ 233



(1)




冬のワラ仕事



(2)




凍(し)み豆腐工場



(3)




竹細工

第三節






お蚕さま 239








養蚕の思い出 239








蚕の一生 240



(1)




掃き立て



(2)




蚕の「休み」



(3)




食い盛かり



(4)




上蔟(じょうぞく)



(5)




ヤトイから出荷



(6)




苦労したことなど








養蚕の道具と仕事 243








養蚕仕事の工夫 246








桑畑の手入れ 249

第四節






馬から牛へ 251








木曽馬の飼育 252



(1)




厩のようす



(2)




馬の飼育や世話



(3)




飼料の確保



(4)




堆肥出し・コギ出し



(5)




馬の病気



(6)




馬のお産



(7)




馬の最期



(8)




馬市



(9)




軍馬徴発








牛の飼育 263



(1)




ある主婦の回想



(2)




搾乳酪農と繁殖和牛



(3)




飼育の実際とその苦労など



(4)




飼料の確保



(5)




堆肥の処理



(6)




疾病予防や配慮








その他の小家畜 268



(1)




ウサギ(家ウサギ)



(2)




ヤギとメンヨウ



(3)




養豚農家の話



(4)




養鶏

第五節






狩猟と漁ろう 274








狩猟 274



(1)




銃によるけもの猟



(2)




田下忠太郎氏の「狩猟収入帳」



(3)




トヤ(鳥屋=かすみ網猟)と暮らし



(4)




その他の猟








漁ろう 287



(1)




ウケ(筌)



(2)




網漁



(3)




釣り



(4)




その他の川漁
第六章







木と暮らし 293

はじめに






はじめに 295

第一節






お六櫛(ろくぐし)に携わった人々 296








木櫛生産のあゆみ 296








櫛職人の暮らし 297



(1)




櫛問屋と職人の生活



(2)




「櫛職帳」に見る職人の生活



(3)




暖房と薪(た)き物



(4)




日用品



(5)




職人の仕事場



(6)




服装








木櫛の材料 311








櫛木取り職人 312








お六櫛づくりの道具 316



(1)




バン(盤)



(2)




アラシコ(粗鉋)



(3)




ジョウシコ(上鉋)



(4)




ハビキノコ(歯挽き鋸)



(5)




アテガイ(当て交い)



(6)




スリダシヤスリ(擦り出し鑢)



(7)




ハドオシ(歯通し)



(8)




ナカヌキノコ(中抜き鋸)



(9)




ヤマヌキノコ(山抜き鋸)








お六櫛の形の変遷と製作工程 324








櫛挽き職人になるには 330

第二節






桶(おけ)ユイ(結い) 332








桶ユイ(結い)師 332








材料とその入手 333








工程 335








製品の種類 335








その他 336

第三節






下駄 337








下駄材としてのネズコ 337








下駄職人 338








工程 338








製品の種類 339








生産と販路 340








その他 340
第七章







季節の移り変わりとともに 341

はじめに






はじめに 343

第一節






『岨俗一隅(そぞくいちぐう)』と宮田敏 344








『岨俗一隅』 344








宮田敏 344

第二節






村の年中行事と『岨俗一隅』にみる年中行事 345








正月の行事 345



(1)




正月の準備



(2)




正月



(3)




二月








春から夏へ 355



(1)




三月



(2)




四月



(3)




五月



(4)




六月



(5)




七月








お盆の行事 361



(1)




八月








秋から冬へ 365



(1)




九月



(2)




十月



(3)




十一月



(4)




十二月
第八章







祈りとまつり 369

はじめに






はじめに 371

第一節






村人の信仰 372








372



(1)




愛宕(あたご)講



(2)




庚申(こうしん)講



(3)




秋葉(あきば)講



(4)




豊川(とよかわ)講



(5)




戸隠(とがくし)講



(6)




念仏(ねんぶつ)講



(7)




地蔵(じぞう)講



(8)




伊勢(いせ)講と神風(じんぷう)講



(9)




太子講








山ノ神 384








吉田のササギ 385

第二節






御嶽(おんたけ)信仰 387








御嶽信仰の歴史 387








木曽谷の御嶽信仰と講社 389








木祖村の御嶽信仰と講社 390








登拝と霊神碑 393

第三節






藪原神社と藪原祭り 396








藪原神社と祭りの概要 396








シモ(下)獅子 400



(1)




準備とうち習い



(2)




宵祭り(七月八日)



(3)




本祭り(七月九日)



(4)




あと祝い(七月十日)








カミ(上)獅子 406



(1)




準備



(2)




うち習い



(3)




囃子



(4)




祭りのフィナーレ



(5)




祭りが終わって(七月十日)








神輿 411








神社の奉納舞 411



(1)




豊栄舞



(2)




浦安舞



(3)




熊野舞



(4)




天狗舞

第四節






諏訪神社の祭礼(小木曽) 413








獅子舞 414



(1)




四方じめ



(2)




お祓い(ご祈〓)



(3)




ホライリ(洞入り)








花火 415



(1)




明治のころの奉納花火



(2)




大正のころの奉納花火

第五節






衣更著(きさらぎ)神社の祭り(菅) 417

第六節






小社の祭り 420








神明宮祭り(吉田) 420








地蔵様祭り(吉田) 420








田ノ上観音の祭り(小木曽) 421








八幡祭り(藪原) 422








村の祭り一覧 425
第九章







暮らしの知恵 427

はじめに






はじめに 429

第一節






俗信・占い・忌み 430








天候予知に関することわざ 430



(1)




雨が降る前触れ



(2)




天気(晴れ)になる前触れ



(3)




雪が降る前触れ



(4)




風が吹く前触れ



(5)




生業に関する天候予兆



(6)




その他








忌み嫌われることや日取りなど 433



(1)




忌み嫌うことわざ



(2)




行事を避ける日



(3)




縁起の良い(悪い)とされていること



(4)




その他

第二節






子どものしつけ 437








家庭に一員として 437








仕事を覚える上でのしつけ 439








礼節・作法など 439








呪い言葉を含めたしつけ 440








呪いのしぐさなどを含めたしつけ 440

第三節






民間療法 441








疫病除け(はやりやまい・伝染病など) 441



(1)




お百度参り



(2)




百万だら(陀羅)



(3)




狐つき



(4)




祈〓



(5)




まじない



(6)




ろくさんのまじない



(7)




その他








疱瘡(ほうそう)流し(疱瘡送り) 442








病気やけがの治療方法 443



(1)




かぜ・解熱



(2)




のどが痛いとき



(3)




目の療法



(4)




歯痛の療法



(5)




耳痛の療法



(6)




下痢・腹痛・胃腸の痛みなどのときの療法



(7)




うるしかぶれ・あせもの治療



(8)




できもの(クサ)治療



(9)




やけどの治療



(10)




打撲・腫れ物



(11)




切り傷・すりむき



(12)




トゲが刺さったとき



(13)




マムシにかまれたとき



(14)




日射病



(15)




寝小便








まじない(呪い)など 446



(1)




はしか



(2)




いぼとり



(3)




カンの虫








常備薬 447



(1)




マムシ酒



(2)




クマの胃(胆のう)



(3)




クマの油



(4)




カマキリ



(5)




ダラスケ



(6)




その他








菅の虫封じ 448
第十章







暮らしの中のたのしみ 451

はじめに






はじめに 453

第一節






むかし話 454








お六櫛(ろくぐし)の伝説 454








古池の蛇抜け 455








衣更著(きさらぎ)神社のご神体 455








怨念(おんねん)に哭(な)く霊 456








涙岩の物語 457








狐恋の木魚(もくぎょ) 459








カッパの教え 460








野中(のなか)の馬の碑 461








菅の弘法栗(こうぼうぐり) 462








菅の虫封じ 463


十一





田ノ上の観音様 463


十二





観音様の木魚としだれ桜 464


十三





縁結神社 465


十四





酒買いをした狛犬(こまいぬ) 467


十五





神祇(じんぎ)様の霊水 468


十六





肩組み祭り 469


十七





峠の栃(とち)の木 470


十八





木曽殿の硯水(すずりみず)とさかさ柳 471


十九





西山原(にしやまはら)の田吾作(たごさく) 471


二十





山男の足跡 472


二十一





松ノ木寺 473


二十二





辺見(へんみ)屋敷 473


二十三





弘法(こうぼう)清水 473


二十四





取苗(とりなえ)大明神 474


二十五





屋敷の原 474


二十六





千人塚 474


二十七





藁原(わらばら)の名の由来 475


二十八





栗屋(くりや)の泉 475

第二節






民謡 476








作業歌 476



(1)




田植え唄(うた)



(2)




小木曽臼(うす)ひき唄



(3)




土搗唄(どうづきうた)



(4)




木やり








踊り歌 481



(1)




甚句



(2)




小木曽追分



(3)




小木曽おけさ



(4)




オーサ節



(5)




木曽節(木曽踊り)








祝い歌 487



(1)




加賀の菊酒



(2)




木曽の祝い唄



(3)




長持唄



(4)




めでためでた



(5)




五月唄

第三節






民俗芸能 490








藪原宿における民俗芸能のおもかげ 490



(1)




太神楽獅子(だいかぐらじし)



(2)




肩組み祭り



(3)




八幡宮灯籠祭



(4)




歳ノ神山神祭「湯立神楽」



(5)




寺町・立符祭の花火








祭礼にみられる民俗芸能 492








村に残された諸芸能 492



(1)




太平楽獅子舞踊



(2)




獅子之歌



(3)




「お志ゅん・伝兵衛」猿回しの段



(4)




春駒の歌



(5)




くどき節「お早と藤之丞」

第四節






子どもの遊びと遊び歌 502








季節の移り変わりとともに 503



(1)




お正月の遊び



(2)




春の遊び



(3)




夏の遊び



(4)




秋の遊び



(5)




冬の遊び








その他の遊び・遊び歌 518
第十一章







暮らしの中のことば 523

はじめに






はじめに 525

第一節






木曽の言葉 526








「くれろ」と「あのナシ」 526








方言分布図 526








木祖村の方言の特色 530

第二節






方言散文 532








久しぶりに知人と行き合った時の会話 532








キノコの時期の寸描 533

第三節






忘れられた言葉・忘れかけた言葉 535
章節目次

(注)
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原文の文字はPDFを参照してください。