[目次をPDFで見る(2,377.KB)]   [書籍の外観を見る(107.KB)]
大鹿村誌 上巻
出版:1984年/出版元:大鹿村誌刊行委員会/編集者:大鹿村誌編纂委員会
章節目次
序章







序章 1








大鹿村の歴史的概管 1








大鹿村の地理的環境概要 3
第一編







原始・古代・中世 5

第一章






考古学からみた大鹿村 5


第一節





大鹿村の遺跡 5








引の田遺跡 5








上蔵遺跡 9








釜沢遺跡 9








御所平遺跡 10








梨原遺跡 11


第二節





原始・古代の大鹿村 12








大鹿村の遺跡から 12








中央構造線上の遺跡から 13

第二章






土地と農民I 27


第一節





大和朝廷時代 27








豪族に私有された土地人民








古墳


第二節





大化の改新 29








公地・公民








改新の目的と律令制 29








改新の基本方針 29








斑田収授の法 29








条里制と口分田 29








農民の負担 30








田租








庸・調








雑徭








大鹿地方考 32


第三節





荘園制 33








墾田の私有化・土地制度崩壊








墾田奨励 33








荘園の経営 34








自懇地系荘園








不輸租・不入の荘園








寄進地系荘園








頼朝の幕府創始 35








伊那郡の荘園 35


第四節





荘園大河原・鹿塩考・各説 36








赤石構造谷の三荘園 36








荘園大河原鹿塩 37








各説 38








近衛家領説








伴野庄城内説








大鹿村誌材料蒐








諏訪上下社領ではなかったか。との説








いかなる種類の荘園か 41








塩の湧出と牧の開発








牧による開発地








大河原鹿塩牧の経営








見逃すことのできぬ大森林資源


第五節





農民の土地保有 47








検地帳記載の名請人








中世の地侍 47








杣人集団の頭梁 47




「付」



「付」落人による開発の伝え








大河原・鹿塩地侍考 48








兵農分離と太閤検地 49








兵農分離








太閤検地








検地による農民間の身分的格差

第三章






南北朝動乱時代の大河原・鹿塩 54








宗良親王を中心として


第一節





序説 54


第二節





鎌倉時代の公武関係 56


第三節





両統の迭立 56


第四節





南北朝動乱前期 57








北条の遺児








北条時行の信濃潜匿 57








時行が桶谷に潜匿したとの伝説 58








信濃の北条与党 58








香坂氏に関する説 59








発生の地




「付」



「付」伊那郡香坂氏に関する一考察








中先代の乱と建武新政の崩壊 60


第五節





宗良親王 63








法親王時代








御生誕 63








妙法院御入室 64








天台座主時代 64


第六節





動乱中期 65








宗良親王と大河原・鹿塩








歌人宗良親王 65








東国経略 66








伊勢より遠江へ








大徳王寺城の挙兵








北国御滞留








親王の御移動―「李花集」より








宗良親王信濃御入国





(一)


入信の理由





(二)


要害の地大河原





(三)


大河原の防備





(四)


親王の御住居








信濃にての御動静





(一)


お忍びの旅





(二)


諏訪神社御参籠








武蔵野合戦





「付」


「付」北条時行の最後








越後の諸戦








桔梗ヶ原の戦


第七節





同後期―南風競わず 79








親王の御晩年








戦後の情勢 79








「李歌集」より―親王の御心境 80








信濃国伊那の悲歌 82








親王薨去の地 84








大河原説








宝篋印塔








大河原で病没した若き王子








香坂高宗 88








高宗の忠節








晩年とその末裔








贈位の恩典








宗良親王関係遺跡 91








大河原城址








大河原城址の保存








松平城址








堀田城址








駿木城址







尹良親王 97








尹良親王の呼称








御生母と出生地








尹良親王御生害の伝説








尹良親王墓所に関する大河原の動き








尹良親王五百年祭標塔建立

第四章






支配関係 105


第一節





南北朝合体後の大河原・鹿塩 105








守護方と反守護方 105








信濃守護職小笠原氏








大塔合戦








結城合戦








伊那郡香坂氏の状況 107








うわす住人さこんの二郎








諏訪護符礼の古書に見える大草香坂氏








伊那郡の情勢


第二節





遠山氏と大河原・鹿塩 109








遠山氏の勢力台頭 109








武田氏の伊那郡侵略 110








山陰の道 111




「付」



「付」古道の一考察―布施屋―








武田氏滅亡と毛利秀頼の統治 112








遠山氏の盛衰 114








遠山土佐守景直








遠山氏の没落








遠山新助大河原にて討死








遠山新助没年についての一考察








大河原遠山八幡社








鹿塩遠山八幡社

第五章






信仰 126


第一節





古遺構 福徳寺 126








はじめに 126








福徳寺の建立 126








福徳寺本堂の修理 127








貴重な修理工事報告書 128








重要文化財福徳寺本堂修理工事報告書








福徳寺本尊仏考 144




「付」



「付」阿弥陀堂の建築








銘文考 145








老中水野忠邦の懇望とその拒絶 148








信徒総代の報告書 149




「付」



「付」境内の梵鐘


第二節





大河原の神像群 149








史的文化価値の高い古代神像
第二編







近世 153

第一章






支配 153


第一節





近世における支配 153








近世初頭の木材需要 153








伊那谷の森林資源支配 153








支配の状況 154








朝日受永預り地








千村平右衛門預り所








千村公の巡見








千村公巡村と村方の困惑








諸役人の来村


第二節





法規 178








御法度・御触書 178








キリスト教の禁令








火災に関する禁令








徒党・強訴・逃散の御法度








百姓徒党一揆取締りの御触書








貢租榑木に関する規定








五人組の遵守すべき法令








農民の奢侈禁止・農業精励の御触書








天保の改革を中心として








慶安御触書の遵守命令





「付」


「付」金銭貸借に関する御触書








榑奕・賭諸勝負禁止の御触書








浪人取締りの御触書





「付1」


「付1」七卿落ちに関する御触書





「付2」


「付2」天狗党挙兵・禁門の変等による御触書




10



伊那県布達の村役人心得





「付」


「付」布告等触書の順達


第三節





宗門改め 212








キリスト教禁制政策 212








大河原村宗門御改帳 213








宗門御改帳の人員増減 218








宗門送り状と村送り状 219


第四節





助郷 221








助郷 221








和宮木曽御通行と助郷 222








中山道木曽路当分助郷 226








中山道馬籠・宮ノ越宿助郷 233








伊那街道助郷 234


第五節





幕末諸献金 237








海防費献金 237








江戸城本丸普請献金 239








長州征伐献金 240




「付」



「付」お札が降った








千村家入用金融通 249








千村家財政難








千村公出府費用








千村江戸屋敷修復入用金

第二章






村治 255


第一節





村の組織・制度 255








村治の仕方 255








村方三役 256








大河原村役人 257








耕地小代判 259








鹿塩村役人 262


第二節





鹿塩村両組分けの経緯 262








はじめに 262








鹿塩村不治 262








寛延の南北組分け 263








両組、寛延の規定 264








名主仕埋組頭 266








両組の統合 267








文化の組分け 269








文久の南北組分け 269








両組交換の規定書 274








北組規定書 275



十一




南組規定書 277




「付」



「付」歎願書の一例


第三節





村掟 281








村掟 281








入会規定 282








博奕取締り議定 288








生活に関する規定 291








勘当・久離 292


第四節





村入用費の負担 295








村入用費 295








国役金 296








諸国河川普請金 296








朝鮮信使費 297








諸勧化 298








高野聖 301








自普請 302


第五節





夫銭その他負担金の割付け方法 303








大河原村村役人給支給と村入用費負担の方法 303








鹿塩村村入用費の負担方法 313








斧割り負担








村役人給の支給








夫食拝借米停止による問題








寛政六年の改正


第六節





両村村役人名簿 325








大河原村の部 325








鹿塩村の部 333

第三章






検地 339


第一節





検地 339


第二節





大河原村検地 341








天正十九年の検地 341








延宝五丁巳年検地 347








寛延元辰年検地 352








寛延二巳年検地 361








安永九子年検地 365








大河原村高反別帳 370


第三節





鹿塩村検地 372








鹿塩村検地概況 372








延宝五年検地 373








宝暦九年検地 378








明和五年検地 379








安永九年検地 379

第四章






貢租 385


第一節





序説 385


第二節





榑木と榑木成村 386


第三節





榑木の規格・品等 387


第四節





御榑木山とその管理 390


第五節





榑木割り立てと榑木帳場改め 397


第六節





榑木の搬出 406








取扱方古来仕方の御吟味 406








御帳場管理 408








大川渡入れ 408


第七節





貢租納入の仕方 412








貢租納入の方法による時期区分 412








大略の村高に貢租を課せられた時期 413








延宝五年検地以前








全貢租榑木納入期 416








延宝五年から享保十九年








年貢の未進








榑木代金納前期 424








享保二十年から延享元年








榑木並びに代材木納入期 426








延享二年から宝暦四年








榑木代金納後期 441








宝暦五年から幕府滅亡








御榑木納入か金納か








榑木値段切り替え








定免引き下げ歎願








貢租納入の実状








貢租増米の要求








安永新田免上げ








貢租増徴反対








村高と貢租納入額








夫食拝借米 480








夫食拝借米の分割








夫食米送付休止

第五章






村の産業経済I 489


第一節





山林資源の利用 489








御榑木山の資源 489








宝永・御用木請負い 490








元文・商木払下げ 493








宝暦・御用木請負い 498




「付」



「付」日雇人夫の労働扶持と賃銀








文化諸木切り出し 516








文政黒部板仕出し 521








百姓入会山切り出し 532








小白木製造搬出 533








千村家の御榑木山利用諮問 539








他の御用木需給の例 541








江戸城御用木








奈良春日神社御用木


第二節





榑手かせぎ 543








榑木の需要 543








御仕入れ榑 545








借用米に対する榑木返納 546








御榑手かせぎ 549


第三節





木地師の入山 559








木地師の起源 559








大鹿諸山への入山 560








幕府の威令 566








運上金の契約 572








木地師と村人との触れ合い 573








木地師の墓 574








木地師開発の北川部落 575




「付」



「付」経木職人へ


第四節





農業・養蚕 576








はじめに 576








江戸時代の農業 576








農産物 582








切替畑(焼畑)の耕作 586








農産物移出の運賃 588








村の養蚕 588








蚕種の製造販売 589








蚕種製造の鑑札








鹿塩・大河原の蚕種製造








取締りと肝煎り








新政府の取締り―蚕種生糸改方肝煎―








大鹿村の蚕種製造販売


第五節





島川原新田開発 599








島川原の地名 599








新田開発 599








新田御見分御竿請け願い 601








天保の新田高入り免除歎願 603








新田の保護・防備 604




「付」



「付」水神祭祀と百年紀念碑建立

第六章






土地と農民II 608


第一節





農民保有地の売買 608








農民保有地の売買禁止並びに分地制限 608








土地の質流れ 608








質地の小作 610








質地の年貢 611








農民社会の大地主と小作 611








検地帳に現われた身分関係








御館と被官








被官役儀








被官身分








被官身請け


第二節





農村金融の質屋 617








金銭の融通 617








質屋営業 618

第七章






飢饉 620


第一節





三大飢饉 620


第二節





天明の飢饉 620








全国的な大飢饉 620








大河原・鹿塩の実情 621








凶荒変備の耕植 623








奥五ヶ村送付の夫食米 625








貯穀命令 626


第三節





天保の飢饉 627








飢饉の概要 627








幕府の通達 627








年貢の軽減 630








飢人救金及び融通金 633








開作夫食米拝借金 635








返済状況 640








貯穀拝借 645








酒造制限・停止 647


第四節





備荒貯蓄策(貯穀) 649








貯穀の制度 649








御下穀 652








貯穀拝借 652








貯穀御免願い 655








貯穀の郷蔵 656




「付」



「付」現存する鹿塩郷蔵








伊那県の貯穀奨励 658

第八章






幕松の尊王思想 659


第一節





伊那谷と皇室関係 659


第二節





伊那谷を風びした国学 659








平田学派 659








伊那谷の平田門人 660








大鹿村の門下生 661


第三節





神祇道講義 661


第四節





鴨神衛隊加入 665

第九章






村騒動 671


第一節





元禄の訴訟 671


第二節





大河原村大論 673








百姓四五人の訴訟


第三節





裁許に対する歎願 678








没収農地の返還並びに雑木伐採許可の歎願 678








没収薪山・持ち林復帰の歎願 681








地主となることへの念願 684


第四節





大河原村色肩衣事件 686








名主・組頭の訴訟と飯田役所の吟味 686








久々利役所の吟味 689








幕府の裁許 693




「付」



「付」千村平右衛門の吟味落着伺書


第五節





鹿塩村色肩衣事件 701








事件の概要と幕府の裁許




「付」



「付」千村平右衛門の吟味落着伺書


第六節





御停止木搬出事件 706


第七節





大河原村百十一人事件 712








発端―献金紛争 712








飯田役所門訴 721








入牢・村内の騒ぎ 722








事件吟味 723








諸帳の審査 726








村内での対策 728








名主・組頭の越訴 728








勘定奉行所の吟味 733








伊那県飯島役所の取り調べ 740








民部省への箱訴 741



十一




解決 743



十二




嵯峨御所御花講・常捧燈講加入 744








麻上下着用の念願かなう



十三




団結の規定 749



十四




事件費用の負担 749




「付」



「付」佐倉神社勧請


第八節





鹿塩村秣出入 750








百姓百三十一人の訴訟 750








示談 756

第十章






交通・運輸I 759


第一節





古道の在り方 759


第二節





峠路 759


第三節





主要古道四線 760








南北に通じる道 760








秋葉街道








江戸への旅路








関所の在る道








中道街道 767








大草街道 769








香坂領主要古道








北条峠の道 771








主要飯田往還

第十一章






村の教育I 774


第一節





農民の教育 774








農民の読み書き算盤の必要性 774








手習(寺子屋教育) 774








五人組帳前書による教育 776


第二節





松平丹波守の教訓 777








惣百姓へ申達・婦女へ申達

第十二章






軍役 781


第一節





大坂夏の陣の軍役 781


第二節





江戸末期幕府の軍政改革による兵賦負担 782








兵賦 782








幕府の傭兵徴集と兵賦免除・兵賦掛り高免除などの歎願 782








兵賦応募者 784








兵賦入用割り付け 785
付録







地図・絵図 787








釜沢・上蔵・沢戸・上市場方面








上青木・下青木方面








下市場・文満・中尾・西・落合・桶谷方面








入沢井・沢井・中峰・梨原・塩原・大栗・北入方面








北川方面








塩河・河合方面








大鹿村内国有林・村有林・官行造林区分図








鹿塩山論解決絵図
章節目次