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売木村誌 下巻
出版:2006年/出版元:売木村誌刊行委員会/編集者:売木村誌編纂委員会
章節目次
第五編







近代

第一章






明治前半期(町村制以前)の売木の歩み 3


第一節





維新の変革 3








徳川幕府の崩壊と近代国家の誕生 3








明治初期の制令 3








明治初期の村の生活 5








村規定にみる時代の動き 5








明治初期の村入用費 7








年貢の時相場 10


第二節





地方行政機構の変遷 11








長野県に統合するまで 11








伊那県から筑摩県へ 11








筑摩県から長野県へ 13








下伊那郡が成立するまで 13








戸籍区の設定 13








戸籍区から大小区制へ 14








郡制施行と下伊那郡の成立 15


第三節





最初の合併と分村 15








旦開村の誕生 15








押付け合併の強行 15








五ヵ村で旦開村発足 16








旦開村の村勢 18








戸長公選と旦開村会の発足 19








合併解消して再び売木村に 20








分村への動き 20








旦開(新野)・和合・売木の三村に分離 20








売木村会の開設 20


第四節





旦開村外三ヵ村連合村 21








連合村の成立 21








連合村会 22








煩雑なしくみ 22








連合村に於ける売木村会 23








連合村の財政事情 23








曽根弥三郎の分間地図 24


第五節





地租改正と租税制度の確立 25








実地面積の測量 25








壬申地券と土地所有権の確立 25








検地面積と実勢との隔たり 25








実地面積の測量(地押丈量) 26








大ゆれの地価の算定 27








大蔵省の地価検査例 27








筑摩県の「農民的地価算定案」 27








官定地価の押し付け 28








重税となった新地租 29








新地租の賦課 29








地価修正運動 30








売木の地租改正 30








地租改正に要した村民の負担 30








明治十六年の「地価反別総計表」 32

第二章






豊村時代(町村制以降)の村と売木区の行政 34


第一節





豊村発足 34








町村制施行と合併の強制 34








豊村の発足の経過 34








各村独立は入れられず 34








売木村と和合村の合併請願書 35








豊村発足と村名 37


第二節





豊村の村政 37








合併四十年後に役場新築 37








庁舎新築の動き 37








庁舎建築にこぎつけるまで 38








村の行政組織 39








有産者による名誉職制 39








村長の選出と雇われ村長 40








村長の選出は「村の最至難問題」 40








村会 42








議員の選出 42








村会の実際 43


第三節





村の財政とくらし 44








明治後半期の財政 44








日露戦争による緊縮財政 44








道路修繕は地区の協議費で 45








基本財産蓄積条例 46








大正期の財政 46








第一次世界大戦の影響 46








売木区から出された減税請願書 46








昭和期(終戦まで)の財政 48








恐慌下の村財政 48








太平洋戦時下の財政 49


第四節





売木区会と区有財産 50








売木区会 50








売木区会の設置 50








区長と区会の関係 51








売木区有財産 51








区会の運営と予算 51








売木学区の廃止 52








区有財産処分と区会の解散 53


第五節





税制と村税 55








村税負担と納入表彰規定 55








滞納は公徳心の欠如 55








村税納入表彰規定 55








村税賦課のしくみ 56








県税戸数割等級表 56








昭和十五年の大改正と滞納率の減少 57


第六節





選挙制度 58








普通選挙への歩み 58








制限選挙からの出発 58








普通選挙の実現 58


第七節





豊村時代の村政を担った人々 59








豊村の村長・助役・収入役 59








村長 59








助役 59








収入役 60








豊村議会議員 60








売木区長 62








売木区会議員 63

第三章






人口と戸数の増加 65


第一節





明治前半期(豊村以前)の売木の人口と戸数 65








戸籍法の公布と壬申戸籍 65








戸籍調査の実態 65








売木の人口と戸数 66








明治初期の人口 66








明治前半期の推移と戸数の急増 66


第二節





豊村時代の人口と戸数 67








売木と和合の人口差 67








豊村の人口動態 69








開発期の売木の人口増加 69








豊村の自然増と社会増 69








発電所工事による人口急増とその後 69








通婚圏と他村からの移住 70








売木の通婚圏 70








他村からの移住者 71

第四章






農業と村のくらし 72


第一節





明治期の土地開発 72








明治初期の開墾地 72








開墾が盛んになる 72








明治以前の耕地の範囲 72








地租改正時の開墾地 73








明治十年代の開墾地の広がり 74








共有地の貸付と特売 74








開墾地の広がり 74








明治二十年代~三十年代の開墾ブーム 74








区の事業で開墾 74








開墾地の大量売渡し 75








売渡しに対する郡役所の照会 75








無願開墾地の土地整理 76








開墾地をめぐる混乱 77








開墾、開田の様子 78








開墾者の苦労 78








開墾見積書 78








開田は一日一坪が限度 79








岩倉の開発 79








伊那牧畜会社 79








牧場の開墾と岩倉の発展 80








大平新八郎と小洲 80








三本栗・奥小屋の開墾 81


第二節





耕地と農産物 82








耕地と所有状況 82








売木の耕地面積 82








明治期の土地所有状況 83








明治前半期の農産物 84








一農家の収穫量 84








稲作・畑作の収穫量 84








特有物産品 85








村からの移出物産品 85








豊村時代の稲作と畑作 86








売木と和合の稲作比較 86








畑作 87








農事改良 87








自然の脅威 87








短冊型苗代と塩水撰種 88








肥料と害虫駆除 88


第三節





焼畑 89








焼畑面積 89








稗・蕎麦は焼畑で 89








豊村の焼畑面積は郡内第一 90








売木の焼畑面積 90








個人の焼畑面積 91








焼畑農法と収穫量 92








焼畑農法 92








焼畑の収穫量 93








焼畑年貢 93








焼畑の獣害と猟師 94


第四節





備荒貯穀 94








貯穀の運営 94








貯穀量 94








貯穀の徴収 95








貯穀の貸出し 95








貯穀の運営 95








貯穀廃止と財産処分 96


第五節





養蚕と製糸 97








養蚕業の隆盛 97








養蚕の始まり 97








蚕種製造 98








養蚕とくらし 98








製糸業 99








手引き糸と機械糸 99








組合製糸と信三館製糸 99








戦争と養蚕 100


第六節





畜産 101








明治七年旦開村の畜産統計 101








馬と村民のくらし 101








売木の馬頭数 101








馬市 102








馬種の改良 103








豊村時代の馬頭数 104


第七節





農業関係機関 104








農会 104








産業組合 105








農業会 106

第五章






山と村のくらし 107


第一節





共有山の運営 107








山とくらし 107








秣山・柴山・薪炭林 107








立木山 107








官有地の引戻し 108








官有地と民有地 108








売木の山林面積 108








官有地の引戻し 109








共有山の管理・運営 111








豊村以前の管理・運営 111








豊村時代の管理・運営 111








斧取山木立の山林売却事件 112








事の起こり 112








立木売却の建議書 112








売買契約と売渡金の一部配当 113








郡役所からの照会 114








区議・伍長の嘆願書 114








再度の契約 115








配当金の始末 115


第二節





共有山の分割 116








「官有地」回避のかけこみ分割(第一回) 116








「表面は共有」の永代売渡し(第三回) 117








村への提供を見越した分割(第五回) 117








一戸一〇町歩宛分割の計画 117








一戸二町歩宛分割 118








大正十一年の区有財産最終処分(第六回) 118








区有林の処分と分割 118








村有林の貸借 119








分割作業の実際 119








公有林野整理委員会 119








分割後の再調整 120








実地測量 120








運営費の捻出と事業のいきづまり 121








測量は村民の手で 121


第三節





林産業 122








概要 122








林産物 123








小白木 123








皆敷(かいしき) 123








屋根板 124








その他 125








製材 125








山林資本による製材所 125








昭和以後の製材所 127








木炭生産 129








豊村の木炭生産 129








越前炭焼きのこと 131








明治の木地師たち 134








木地師の動静 134








植林 135








植林のはじまり 135








植林思想の遅れ 135








売木の植林 136








戦時下の造林促進策 136








官行造林 137

第六章






交通と運輸 139


第一節





売木の古い道 139








売木から旅に 139








徒歩時代の豊村の旅客数と行き先 140








売木の古い道 140








新野(旦開村)への道 140








下條・飯田への道 141








上津具・新城・豊橋への道 142








根羽への道 142








平谷への道 144


第二節





交通・運輸の発達 144








物資の輸送 144








明治期の中馬 144








中馬から運送馬車へ 146








鉄道の開通と輸送路の変遷 146








運送馬車からトラックへ 148








乗合自動車・バス 148








主要街道(飯田以南)の改修 149








三州街道と遠州街道の綱引き 149








遠州街道の改修 150








三州街道の改修 151








上村街道と平谷街道の改修 152








売木区内の道路改修 154








道路改修への決意 154








村道一四号線(大平線) 155








県道満島上村線(平谷線)の改修 158








村道一号線(豊村中央線) 159








軒山線 160


第三節





鉄道 161








中央線の売木測量 161








飯田線の開通 163








昭和十二年全線開通 163








幻の信三鉄道 163

第七章






通信と電気 165


第一節





通信 165








郵便制度の創設 165








旦開村ノ内新野五等郵便局 165








売木郵便局の発足 166








電信・電話 167








旦開局の電信開始 167








旦開局に公衆電話 167








豊村に電話が入る 168








売木の電話はいつ入った? 169


第二節





電力開発と岩倉ダム 170








電灯の普及 170








電気事業の起こり 170








南信電気株式会社 170








売木に電灯が点いた 172








岩倉ダムの建設 172








豊発電所と矢作水力会社 172








売木川の水利権譲渡 174








岩倉ダムの建設 176








中部電力への移行 178

第八章






消防・警察・医療 179


第一節





消防 179








消防制度 179








売木区消防組 180


第二節





警察 181








警察制度の成立 181








阿南地区の警察 182








売木駐在所 183


第三節





衛生と医療 183








伝染病予防祈願 183








衛生組合と清潔法施行 184








衛生組合の発足 184








清潔法施行 185








伝染病と隔離病舎 186








豊村で発生した伝染病 186








赤痢発生とその対策 186








伝染病隔離病舎 188








伝染病 188








トラホーム 190








結核 190








その他の保健衛生対策 191








乳幼児健診と母性保護 191








医療機関 191








村松元長 191








金田玄良(榊堂) 192








村松正久・正禎 192








済生堂(新野 後藤医院) 192








松澤診療所(新野) 192

第九章






戦争と生活 194


第一節





兵事のはじまり 194








徴兵制度 194








徴兵令の公布 194








徴兵制と村の動き 195


第二節





明治の戦役 196








日清・日露戦争 196








日清戦争 196








日露戦争 196








銃後の守り 199








尚武会 199








在郷軍人会 200


第三節





日中戦争・太平洋戦争 201








満州事変と満州国独立 201








日中戦争 202








太平洋戦争 203








概要 203








戦争の被害と加害 204








戦時の村の生活 205








統制経済と耐乏生活 205








国民総動員体制へ 206








銃後を支えた人たち 209








出征兵士の壮行 211








戦後の復員 213


第四節





満州開拓 216








満州移民 216








満州開拓義勇軍 217








満州建設勤労奉仕隊 218


第五節





村民の戦争体験記 219

第一〇章






発展期の青年団体 239








岩倉同志会 239








至誠同志会 240








豊村青年会 243








売木青年会の発足 243








豊村青年会に統合 243








豊女子青年団 245
第六編







現代

第一章






戦後の民主化と農地改革 249


第一節





終戦と占領政策 249


第二節





農地改革 251








第一次農地改革 251








第二次農地改革 251








売木における農地改革 252








農地改革以前の小作地 252








農地委員会の発足 253








農民団体と地主側の動き 254








地主の土地取上げと小作料の金納化 255








買収・売渡農地の状況 255

第二章






売木村の新たな出発 259


第一節





豊村分村と売木村の復活 259








分村経過 259








新たな売木村の出発 262








その後の合併問題 263

第三章






村の人口と過疎化現象 265


第一節





深刻化する過疎問題 265


第二節





売木村の人口動態 267








人口の減少と高齢化 267








人口の減少 267








世帯構成員の減少 268








高齢化の推移 269








地区別戸数と人口 271

第四章






行政と社会 272


第一節





行政機構 272








売木村の行政機構 272








役場庁舎 272








村の行政機構 274








村の歴代三役 276








議会 276








議会の役割 276








議会の地位 277








議会の使命 277








地方自治法にもとづく村の各種の機関 279








農業委員会 279








選挙管理委員会 282








監査委員 283








固定資産評価審査委員会 284








教育委員会 284








そのほかで地方自治法に定めのある村の機関 284








売木村のシンボルと村民憲章 285








村章 285








村民憲章 285








村木、村花および村鳥 286








売木村表彰者 286


第二節





過疎対策と農村振興事業 288








はじめに 288








過疎対策について 288








山村振興事業 288








過疎地域振興計画による事業 290








自然休養村事業 292








工場誘致 296








その他(住宅建設、上・下水道の建設など居住環境の整備、補助金交付によるI・Uターン施策などによる過疎対策) 297


第三節





予算と財政 299








売木村の財政の推移 300








売木村発足当初の予算と決算 300








昭和二十五年度以降五年ごとの決算額 301








村財政の過疎債依存 302








村財政の悪化 302








財政構造の現状 304


第四節





災害予防 305








売木村の消防 305








過去の大災害 305








その他の災害 307








村の防災体制 308








売木村消防団 310








広域消防 311








近隣町村との応援協定 312


第五節





保健・衛生 312








村の保健医療行政 312








売木村保健事業計画 312








国民健康保険 314








環境衛生事業 316








し尿処理 316








ゴミ処理 318








下伊那南部衛生施設組合 320








南部清掃センター 320








桐林クリーンセンター 320








ゴミの収集と再資源化のこれまでの動き 320








阿南斎場 322








村営水道 322








現在にいたる経過 322








売木村診療所・保健センター 324








診療所の設立と沿革 324








主要設備 325








事業費など 325








旧診療所の開設と概要 325








歴代医師の動静 326








売木村保健センター 326








県立阿南病院 327


第六節





福祉・厚生 328








社会福祉行政 328








社会福祉施設 328








デイサービスセンター ゆうらく荘 328








保育所 330








国民年金 332








発足から現在までの経緯 332








老人保健 333








制度の概要 333








制度の沿革 334








介護保険 335








民生委員会 336








社会福祉協議会 337








経緯 337

第五章






村の産業 339


第一節





産業別就業人口の推移 339








高度経済成長に翻弄される農村 339








農業の衰退と産業構造の変化 340








農業の衰退 340








生活基盤の確立 341


第二節





土地利用状況 342


第三節





農業 343








農家数と経営耕地の推移 343








農家数と農家人口 343








経営耕地の減少 345








主な農作物 347








米・麦類 347








雑穀類 348








芋類・そ菜類 349








主要農産物の統制と生産調整 354








統制と供出 354








米余りと生産調整 354








農業技術の進歩 356








品種の改良 356








肥料・農薬の進歩 357








保温折衷苗代 358








水口の工夫 359








客土事業 359








ほ場整備と機械化 360








ほ場整備事業 360








機械化 361








畜産 362








馬が姿を消す 362








使役牛の飼育 363








肉用牛が基幹作目に 364








乳用牛の飼育 366








そのほかの家畜 366








養蚕 368








果樹 371








りんご 371








そのほかの果樹 373








農業協同組合 373








売木村農業協同組合の発足 373








茶臼高原農業協同組合 375








農協合併について 377


第四節





林業 378








山林の現況 379








森林率八八% 379








私有林率八三・三% 379








人工林率七一・五% 381








ヒノキ林五五・四% 381








齢級別山林面積 382








保安林 382








貸借山の運営と処分 383








分村後の貸付条例 383








旦開村民との調停 383








貸借山処分議案 384








測量は下伊那農業高校生 385








新戸への貸付 385








戦後の林業の歩み 386








林業の隆盛期 386








林業の停滞期 388








造林と育林 388








分収制造林制度と私営造林 388








戦後の官行造林 390








公団造林 392








公社造林 392








記念休養林 393








保育と間伐 393








林業振興事業 394








林業構造改善事業 394








売木村森林整備計画 396








林道・作業道 398








林道 399








作業道 400








林産物 400








木材と薪炭林 400








木炭と薪(束木) 405








シイタケ 406








猟友会と狩 409








猟友会 409








猟の方法 410








森林組合 411








売木造林土工保護森林組合 411








豊村森林組合 412








売木村森林組合 412








飯伊森林組合 414


第五節





商工業・その他の産業 415








商業 415








明治のころの商業 415








流通機構の発展 416








戦前の商圏 417








現代の商業 417








娯楽(パチンコ) 418








工業・製造業関係 419








工業関係事業所数の推移 419








主な企業 420








製材業 421








木工業 423








建設業 424








水産業 424








川魚の恵み 424








水産業について 425








養殖漁業について 425








漁業協同組合 426








いろいろな仕事にたずさわった人たち 426








商工業関係団体 427








売木村商工会 428


第六節





観光 429








観光開発の沿革 429








天竜奥三河国定公園 429








南信州広域公園 うるぎ星の森オートキャンプ場 430








温泉開発 431








ゴルフ場 432








村の観光計画 433








村の観光地・観光施設 434








村主催でおこなう観光イベント 435








観光協会の設立 436








別荘の増加 437

第六章






交通と通信 439


第一節





道路 439








国道 439








売木に通じる国道の改修 439








国道四一八号線 440








主要地方道と県道 442








主要地方道阿南根羽線 442








県道大平山松葉線 444








主な村道 444








一級村道 444








二級村道 445


第二節





交通機関の発達 448








自家用車の普及 448








公共交通機関 451








信南バスの運行 451








ハイヤー 452








患者輸送車 452








福祉バス 452








レンタカー 453








交通安全協会 453








交通死亡事故ゼロの日 453


第三節





通信 455








売木の電話 455








発展する情報化社会 456








ラジオ・テレビ・新聞 457








有線放送・有線電話 458








長野県防災行政無線 459








売木村防災行政無線システム 459








売木村CATVシステム(ケーブルテレビ) 459








売木郵便局 460

第七章






文化活動 462


第一節





公民館活動 462








公民館の発足 462








活動状況と経過 464








成人式 466


第二節





文化団体など 468








青年会 468








売木村青年会の歩み 468








現在の青年会 469








婦人会 470








老人クラブ 471








サークルわかば 472








売木村体育協会 473








早起き野球 473








剣道クラブ 474








売木スイミングクラブ 474








ゲートボールクラブ 475








ナイターソフトボール 475








その他の体育団体 475








そのほかの主なグループ 475


第三節





学生村と山村留学 478








学生村 478








山村留学 479








発足までの経過 479








主旨 479








事業内容 479








長期留学児童生徒数の年度別推移 480








山村留学センターの建設 480








留学した子ども達の成果 480








村にとっての利点と成果 481
第七編







教育

第一章






学校制度以前の教育 485


第一節





寺子屋教育 485








庶民の教育機関 485








売木の寺子屋 486








宝蔵寺と元長塾 486








他村で活躍した売木の師匠 487


第二節





学校創立への動き 488








筑摩県の「学校創立告諭書」と小校設立 488








学校加入金 488

第二章






学校制度以後の教育 490


第一節





正勤学校(明治五年~明治十九年) 490








学制布達と学校創立 490








「学制」の布達 490








学区の制定 491








学校世話役 491








正勤学校の創立 492








和合支所(盛昌学校) 493








小学課業と小学校則 493








上等小学と下等小学 493








授業内容 493








学校元資金と授業料 494








元資金の増資 494








授業料 495








創立当初の学校概況 495








正勤学校の児童数 495








修業年限と進級 496








級別生徒数 496








試験と報償制度 497


第二節





売木学校(明治九年~明治十九年) 498








校名改称と校舎新築 498








売木学校に改称 498








藪地に学校新築 498








制度の変遷 499








「学制」から「教育令」へ 499








学資金確保と共有林売却 501








売木学校資金出金簿 501








共有林売却で学資金確保 502








「教育令」期の学校概況 502








学校運営費の実際 502








教員の確保 507








就学する子とできない子 508


第三節





売木尋常小学校(明治二十年~昭和四年) 509








小学校令 509








「小学校令」期の時代背景 509








小学校令による学校の改変 510








簡易科設置 510








連合村時代の売木の学校 510








旦開尋常小学校の支校 510








連合村の教育予算 511








連合村時代の授業料 512








小学校令の改正と教育勅語 512








「新小学校令」 512








教育勅語 513








「改正小学校令」 513








ある生徒の学校歴 514








豊村時代の売木学区 514








就学率の向上と義務教育六年制 515








豊村の就学率の低迷 515








就学督励と女子の就学率 516








学務委員の仕事 518








義務教育六年制に延長 518








国定教科書に至るまで 519








校舎改築 521








舞台校舎 521








木造新校舎建築 525








学校生活の一面 531








祝祭日と休業日 531








身なり・持ち物 532








旅行・遠足・運動会 534








同窓会 536








子守り登校と手伝い 537








芝居と子ども 537








藤井先生の殉職 538








学校林 539








ラジオが入る 540


第四節





売木尋常高等小学校(昭和五年~昭和十六年) 541








高等科の設置 541








新野の高等科へ 541








高等科設置と学級増 541








高等科の生徒数 542








奉安殿の建設 542








農村不況と教員給与 543








季節保育所の開設 545


第五節





売木国民学校(昭和十六年~二十一年) 546








皇国民練成の教育 546








国民学校令の公布 546








皇国民の練成 546








決戦下の教育 547








戦意高揚と戦勝祈願 547








体力・精神力の練成 548








勤労奉仕と増産動員 549








木炭と苧麻とアカソと桑の皮 550








ほしがりません勝つまでは 551








終戦 552


第六節





青少年教育 552








補習科から農工補修学校へ 552








小学校補習科 552








売木農工補修学校 553








売木実業補修学校と売木青年訓練所 553








売木実業補修学校 553








売木青年訓練所 556








売木青年学校 556

第三章






戦後の民主主義教育 560


第一節





占領下の教育 560








授業再開と戦時教育の払拭 560








戦時教育の払拭 560








授業再開 560








民主主義教育への道すじ 562


第二節





新学制(六・三・三・四制)の発足 563








教育基本法・学校教育法の施行 563








教育基本法 563








学校教育法 563








新学制下の教育 564








学習指導要領 564


第三節





売木小中学校 567








売木小中学校の発足 567








中学校校舎建築 567








教育施設・設備の充実 569








学校用水の確保 569








体育館の建設 569








特別教室等の設置 570








プール 570








半鐘からベルタイマーへ 570








教職員住宅の整備 571








教具・施設の寄附 571








教育予算 571








小中併設校舎新築 573








改築に至る経過 573








鉄筋新校舎 573








学校給食 574








児童・生徒の推移 576








児童数の減少 576








中学校統合問題 577








校章と校歌制定 578








校章 578








校歌 579








PTAの発足 580


第四節





教育委員会 582








教育委員会の発足 582








公選の教育委員会 582








任命制の教育委員会 583








売木村教育委員会の機構 583








歴代教育委員 584


第五節





学校の沿革 585
第八編







民俗

第一章






社会生活 591


第一節





村の仕組み 591








江戸時代の集落 591








集落の寄り合い 592


第二節





村の生活 593








「ユイ」 593








組の共同作業 593








594








講の種類 594








無尽(頼母子講) 595

第二章






家のきまり 598


第一節





家「イエ」 598








姓氏にみる家の増加 598








家紋とその特色 599


第二節





家族関係 599








相続 599








隠居 600








本家 600








分家 600

第三章






衣食住 602


第一節





着る物 602








農作業の衣服 602








男の作業着 602








女の作業着 603








子どもの服装 604








ゾウリ作り 605








晴れ着 606








自家用の布の制作 606


第二節





食べ物 607








主食 607








補助食 607








副食 608








晴れの日のご馳走 608








保存食 609








味噌汁 610








山の幸 611








病気見舞のうどん 612








食制と用具 612








食事の取り方 612








什器 613


第三節





住まい 613








家の向き 613








明治時代の中流以上の家屋 614








明治・大正の一般小住宅 614








大正・昭和初期の養蚕農家 615








古い家の事例 615








伊東要(長島)宅 615








坂巻重昌(古屋敷)宅 616








伊東亀人(半田)宅 617








家のつくり 619








名前を持つ柱 619








座敷 619








居間 619








ヘヤとナカノマ 620








ニワ(土間) 620








クド(かまど) 621








馬屋 621








附属家屋など 622








クラ(蔵・土蔵) 622








便所 623








水車小屋とトンキラ・カラウス 625








家の新築 626








木取り 626








木挽き 627








杣の神祭り 627








木取りの見積もり 628








地鎮祭 629








地づき 629








タテメェ(建て前) 630








普請見舞い 632








泊まり初めと家移り 634








ヤネゲェー(屋根の葺き替え) 634



一〇




雪囲い 636



一一




灯り 636

第四章






生産・生業 639


第一節





稲作を中心とする農事暦 639








雪の多い期間(一月~三月) 639








四月 639








五月 642








六月 642








七月から八月 643








九月 645








十月 646








初冬の仕事(十一月~十二月) 647


第二節





生産暦 648








明治から昭和の前半期まで 648








昭和三十年代後半から四十年にかけて 650








現在(平成十三年) 652








生業を中心としたライフサイクル 652


第三節





山の仕事 655








山とのかかわり 655








桶側 655








皆敷(カイシキ) 656








カイシキの始まり 656








皆敷生産 656








皆敷の動力の変化 657








屋根板 657








炭焼き 658








製炭業の発達 658








炭焼き窯の作り方 659








炭焼き作業 660








立て替え 660








搬出 661








検査と振興 662








炭焼きの衰退 663








木材の搬出 663








木馬(キンマ) 663








木馬とブレーキ 664








木馬と危険度 665








土ずり(牛ずり) 665








木地師 666








地名に残る木地師の史跡 666








村との関係 667








木地師の住居 668








大蔵多(太)兵衛のこと 668








売木に住みついた木地師 669








木地物の取り引き 671


第四節





馬の生産 671








馬との生活 671








馬産と馬市 672








馬と信仰 673








馬の病気と死 674








馬から牛へ 674

第五章






交通・交易 676


第一節





往還 676








峠と古い道 676








新野峠 676








売木(峠)辻から金谷峠までの古道 677








売木峠 677








金谷道 679








平谷道 679








根羽道 679








日吉道 680








川宇連道 680








郵便道 680




10



バスと飯田線の利用 681


第二節





交易 682








「馬追い」あれこれ 682








馬の沓 682








愛嬌者の馬追い 683








ちょぼいち(賭博) 683








馬追いの服装 683








行商に来た人 683








呉服売り 683








干物売り 684








肥料売り 684








富山の薬売り 685








その他の行商 685








商圏の変化 686








巡回購買車「ひまわり号」 686

第六章






人の一生 687


第一節





出産と育児 687








生まれる 687








妊娠 687








帯祝い(帯もらい) 687








ヤコメ(焼米)作り 687








出産から誕生祝いまで 687








出産 687








産後の食事 688








お七夜まで 689








ウブヤシナイ(お産見舞い) 689








お宮参り 689








お誕生祝い 689








お節句 690








その他 690


第二節





結婚 691








結婚の成立 691








見合い・橋かけ 691








決めの酒(酒入れ) 691








結納 692








荷受け 692








結婚式・披露宴 692








嫁もらい 692








嫁入り 693








結婚式と披露宴 694








名のり 695








シンノウ 695








嫁の里帰り 695








祝儀・贈り物など 696


第三節





厄年 696


第四節





葬儀 697








願掛け 697








死の予兆 697








人の死 698








飛脚を立てる 698








枕がえしとお通夜 698








葬式の準備 699








葬式の準備 699








装具の準備 699








料理の準備 699








湯灌 699








湯灌に呼ぶ人 699








湯灌を行う人の服装 699








湯灌 700








死者の装束 700








辻ムシロ 700








北掛け 700








墓穴掘り 700








墓穴の選定 700








墓穴掘り 701








アナホリサの接待 701








葬儀 701








室内での儀式 702








出棺 702








役付 702








役付の服装 703








庭葬(引導式) 703








野辺(野場)送りと埋葬 704








初七日 705








お客(忌明の印) 705








お寺参り 706




10



お念仏 706




11



精進落とし 706








お片付け 706








墓直し 706








お昼 707








葬儀費用 707



一〇




回忌 708



一一




墓制 708

第七章






年中行事 710


第一節





正月の行事 710








大正月を迎える 710








大正月の準備 710








大晦日・年取り 712








大正月の諸行事 712








小正月 714








小正月の行事 714








ハツカ正月(二十日正月・女の正月) 717








ジロウの節句 718


第二節





春の行事 718








節分 718








針供養 719








雛祭り(桃の節句) 719








雛祭り 719








サンガツバ(三月場) 720








花祭り 720


第三節





夏の行事 721








端午の節句(菖蒲の節句) 721








男子の節句 721








菖蒲湯 721








七夕祭り 721








お盆 722








お盆の行事 722








盆道作りとお墓の掃除 722








お盆の支度 722








盆の行事 723








新盆 723








盆踊り 725


第四節





秋の行事 726








オクンチ 726








お月見 727








お彼岸 727








仏壇掃除 727








墓参り 727








お寺参り 727








山の講 727








ヨイヤマ(宵山) 727








山の講 727








恵比寿講 728

第八章






民間信仰 729


第一節





売木の石仏 729








概観 729








御詠歌と売木の霊所 730


第二節





道祖神 730








道祖神とは 730








売木の道祖神 730








江戸時代の道祖神 731








明治時代の道祖神 732


第三節





馬頭観音 732








馬頭観音とは 732








主な馬頭観音 733








大平山の馬頭観音群 733








道仙沢の馬頭観音群 734








長島峠の馬頭観音群 734








下り沢の馬頭観音群 735








高森山の馬頭観音 735








林の馬頭観音 736


第四節





山の神 736


第五節





その他の信仰 737








御嶽講碑 737








三十三観音 738








三界万霊塔 739








行者様 740








不動明王 741








地蔵天狗 741








唖の墓 742








人馬亡霊等 743








三太夫の墓 744



一〇




湯場のお薬師様 744


第六節





開墾記念碑 746








売木の開墾記念碑 746








岩倉の開墾記念碑 746








軒山の開墾記念碑 747








大平の奉読誦観音経千部塔 747

第九章






民俗芸能 748


第一節





盆踊り 748








売木の盆踊りの特色 748








唄と踊り 749


第二節





お練り祭り 760








お練り舞いの種類 760








真金小粒 760








岡崎女郎衆 760








祇園囃子 760








小太鼓の打ち方 761








笛の吹き方 762


第三節





地芝居 763








売木地芝居の発祥 763








白鳥社の舞台 763








地芝居の規制 764








笹踊り願書 764








明治の芝居規制 764








春・秋の芝居興行 765








地芝居のにぎわい 767








地芝居の復活 767








演目と台本 767








出演者と練習 768








地芝居のにぎわい 769








売木歌舞伎の終焉 770


第四節





売木音頭 770
年表 775
売木村村誌刊行委員会委員名簿 795
売木村誌編纂委員会委員 797
編集後記 798
あとがき 803
章節目次