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青木村誌 歴史編 上
出版:1994年/出版元:青木村誌刊行会/編集者:青木村誌編纂委員会
章節目次
第一章







原始時代の青木村

第一節






はじめに 1








弘法の石芋








はやかった圃場整備

第二節






旧石器時代と青木村 3








地球の歴史と旧石器時代








林口遺跡出土の石槍

第三節






青木村の縄文時代 6








縄文土器の出現とうつりかわり








縄文時代のうつりかわり








湯の平出土の押型文土器








新発見の熟田遺跡








湯の平から中挟へ








ながく栄えた月夜平遺跡

第四節






縄文時代の住居と生活 20








中挟遺跡の敷石住居跡








石鏃と石匙








立石遺跡の打製石斧








食料の加工と調理








磨製石斧と石錐








有孔土製円板と耳飾








中挟遺跡出土の石棒








縄文時代人の一年間の生活








縄文時代のおわり

第五節






弥生時代の青木村 30








弥生文化の伝来








弥生文化のひろがり








弥生時代人のくらし








上小地方の弥生時代








青木村の弥生時代








壊滅した辻田遺跡








復元できた弥生土器








上洞出土の磨製石鏃








広く知られる月夜平遺跡








期待される中村遺跡








弥生時代のまとめ

第六節






青木村内にある遺跡 37








まえがき








当郷の遺跡








村松の遺跡








入田沢・中村・中挟の遺跡








下奈良本の遺跡








入奈良本の遺跡








沓掛の遺跡








夫神の遺跡








細谷の遺跡








殿戸の遺跡
第二章







古代の青木村

第一節






古墳時代








古墳時代の概観 57








古墳の定義








古墳の年代








土器の年代








古墳時代前期








古墳時代中期








古墳時代後期








上田小県地方の古墳時代 59








古墳








集落遺跡








青木村の古墳 61








塚穴古墳の調査








環境








墳丘








石室








出土遺物








まとめ








古墳時代の青木村 70








古墳時代のムラ








古墳時代のくらし

第二節






奈良・平安時代








上田・小県地方の奈良・平安時代 74








大化改新前後の地方のようす 74








大化の改新以前の地方








大化の改新以後の地方








跡部郷と青木村 76








「倭名抄」と郷








小県八郷と跡部郷








『日本霊異記』と青木村 80








『日本霊異記』








他田舎人と他田氏








東山道 84








古東山道








令制東山道








青木村を縦断する東山道 89








錦織駅から保福寺峠へ








保福寺峠から追分へ








二筋に分かれる東山道








一遍水回りの推定東山道








下奈良本から中挟地籍へ








中挟地籍から浦野駅へ








浦野駅から信濃国分寺へ








岡石遺跡(推定浦野駅)の発掘 98








遺跡の環境








発掘調査








検出された遺構と遺物








調査のまとめ








信濃国府と国分寺 109








小県郡内にあった国府








松本に移った国府








国分寺の建立と信濃国分寺








塩原牧 113








放牧の始まりと国牧








信濃の御牧と小県郡








塩原牧と青木村








塩原牧の規模








牧にあう自然条件と付属施設








牧寄遺跡の発掘








調査に至る経過








遺跡の環境








発掘調査








発見された遺構と建物








調査のまとめ








「塩原」の名が見える古文書








縮小した鎌倉時代の塩原牧








奈良・平安時代のくらし 127








竪穴住居の構造








生活用具の移り変わり


十一





『万葉集』と青木村 128


十二





推定東山道跡の発掘調査 130








発掘調査までの経過








A地区の発掘調査の結果と考察








B地区の発掘調査の結果と考察








石列のまとめとその考察








拡張部について








道路断面図の考察








まとめ








〈資料〉青木村考古関係地名表
第三章







中世の青木村

第一節






中世の開幕








祢津氏と保元の乱 139








『保元物語』の祢津氏








保元の乱








平治の乱と平氏の台頭








保元・平治の乱が意味するもの








木曽義仲の挙兵と浦野氏 143








以仁王の令旨と木曽義仲








木曽義仲の進攻と浦野氏








源頼朝と後白河法皇 145








鎌倉に武家政権が誕生








源頼朝と後白河法皇

第二節






鎌倉時代








浦野庄 148








浦野庄庄名の初見








庄園








青木村は浦野庄の内








日吉社領








尊長法印の所領譲状案








尊長法印と浦野庄








西山宮道覚法親王








日吉社社領注進記








浦野氏 158








浦野氏の祖








浦野三郎貞信








承久合戦と浦野氏








田中光氏の娘浦野氏へ嫁ぐ








六条八幡宮造営注文








浦野三郎跡








浦野氏居館と当初の開発所領








浦野庄と諏訪上社の関係 166








諏訪上社と信濃の御家人








諏訪上社四の御柱造営の役








大法寺三重塔の造立 167








大法寺三重塔の造立

第三節






南北朝時代








反尊氏・反幕府の滋野一族 170








南北朝の内乱








中先代の乱と滋野一族








観応の擾乱と滋野一族








浦野勘解由左衛門尉








郷村のできごと 175








暦応四年の五輪塔地輪








村松の宝篋印塔








古龍泉寺と奈良本郷








浦野庄西馬越郷半分の抑留 179








足利尊氏寄進状








西馬越郷の押領者は








浦野田沢の諏訪上社神使御頭 181








神使御頭の「守矢文書」








田沢郷と田沢氏

第四節






室町時代








大塔合戦 184








大塔合戦の起因








合戦の経過と浦野式部丞








塩原・田沢・奈良本氏の神使御頭 186








神使御頭の記録








塩原氏








田沢氏と奈良本氏








浦野氏と田沢・奈良本・塩原三氏の関係 188








浦野氏は祢津氏の代官








浦野氏と三氏との関係








古銭の出土と中世の銭 191








平馬沢出土の古銭








横手出土の古銭








出土古銭の比較








中世の銭








なぜ埋めたのか

第五節






戦国時代








村上系福沢氏の知行 199








戦国時代








福沢顕昌








伊勢神宮への寄進状








三者連合軍の海野攻め








浦野三頭の神使御頭記録








武田氏支配の時代 201



(一)




村上氏の没落









葛尾城・塩田城の落城



(二)




武田信玄の支配









史料には浦野氏ばかり









起請文の浦野氏一族









上野国に所領を得た浦野氏









浦野弥三と浦野豊前守









三遠地方城番の浦野氏



(三)




負担









軍役









普請役と岡城








戦乱の世の祈り 212








高野山の蓮華定院








殿戸の山王宮再建








才応総芸禅師東昌寺を開く








諏訪上社御柱造宮役

第六節






戦国時代末期における真田氏と青木村 218








飯島宗心と真田氏








烏帽子形城の戦と真田氏








真田氏の出城冠者が嶽の戦








石川玄蕃頭康長の滞陣








村松殿と小山田壱岐守茂誠








村松殿と真田信繁(幸村)








小山田茂誠と真田信繁

第七節






中世の城館跡








館跡 227








細谷中村の館跡








当郷横手の館跡








村松の館跡








田沢馬場の館跡








立谷館跡と乗城跡








下奈良本の館跡








入奈良本内城館跡と山の屋敷跡








陣ヶ屋敷跡








城跡 248








平城跡








子檀嶺岳城跡








二場城跡








黒丸城跡








飯縄山城跡








東の城跡








薄ヶ尾城跡








寺山砦跡








荒屋城跡と上平








城山跡








まちごや跡・かやじり

第八節






青木村の開発 273








天正六年清書帳と明治八年の比較








当郷芹田付近の条の遺構








柿ノ木堰と薮下堰の新旧








阿鳥川の水による開発








田沢川と湯川による開発








下・入奈良本・沓掛の開発








夫神村の開発








殿戸の開発








開発のまとめ
第四章







近世の青木村

第一節






浦野組








領主と村 287








領主の変遷








治政のようす








村の組織 292








庄屋








五人組

第二節






農村のくらし








人口・戸数の変化 299








宗門御改帳








旦那寺








村別にみた戸口の推移








年齢別人口構成の推移








家族構成の推移








婚姻と死亡 309








通婚圏と婚姻年齢








死亡数と平均年齢








衣・食・住 313








村人の衣料








食生活








住居








田畑の耕作 319



(一)




稲作









田の手入れ









稲の品種









田ごやし



(二)




畑作









畑作物の種類









麦作









他の作物









換金作物








生業 325



(一)




養蚕









宝永差出帳にみる養蚕









桑畑の開発









蚕種商い



(二)




紙漉き









盛んだった製紙









仲間の申し合わせ








開発 331



(一)




堰の開発









発達していた用水堰



(二)




切り起こし









山野の開墾









切り添え・起こし返し








取り締まりと警備 334



(一)




取り締まり









倹約の触書









博奕の禁止と風紀の粛正



(二)




多かった火事









出火・焼失の状況









出火の原因









焼失家屋の規模









焼失後の処理

第三節






検地と貫高制








上田藩の貫高制の特色 340








貫高制とは








上田藩の貫高制








真田氏時代の貫高制 342








上田領における貫高制の成立








上田領の太閤検地








昌幸・幸村の戦力の背景








信之時代の貫高制








入下の持つ意味








中世的遺制が残る








仙石氏時代の貫高制と検地 350








貫高・石高の併用








貫高制下の年貢賦課








本貫高存続の意味するもの








真田じたてが残る








貫慣しの考察








農民の主体制による検地








承応の貫高帳 358








貫高表示の検地名寄帳








承応の貫高帳による年貢賦課 361








定代をきめる








貫高と石高との関係








仙石氏時代の貫高制の特質








松平氏時代の貫高制 363








『小県郡年表』の語るもの








薄地高貫地の増大








藩側の対策








幕末の貫高制








入田沢村の実態








貫高制存続の意義

第四節






松平氏支配時代の貢租








宝永三年差出帳 370








差出帳の語る村の明細








小物成








浮役








夫役








免状の変遷 376








仙石氏時代の免状









(寛永十五年夫神村免状 宝永二年夫神村免状)








松平氏時代の免状









(宝永七年夫神村免状 宝暦十三年夫神村免状)








免状にみる本年貢の推移 381








夫神村の場合








村松郷の場合








本年貢は確かに減少している








幕末期の年貢上納の実態 385








本年貢の実態








夫銭の実態








調達金の納入

第五節






山野の利用と山論








入会山 390








山野の利用の様子








入会山 








御林








百姓林








入り組んだ入会関係








入会山の概況








田沢山 








沓掛山








奈良本山








その他








入会の慣行








御林と農民








百姓林








山論 396








刈敷山をめぐる争い








田沢山の山論

第六節






交通








東山道から保福寺道へ 400








東山道








保福寺道








その他の往還 402








塩田・内村への道








東筑摩への道








善光寺道








宿駅の発達 404








宿駅の整備








人馬・物資の輸送








市之沢の性格と役割








中馬の発達と間道 407








中馬








明和の中馬裁許








安曇郡小谷・大町の荷








助郷 410









課役としての助郷



(一)




浦野・上田宿への定助郷









浦野宿への助郷









上田宿への助郷



(二)




和田宿の当分助郷









助郷嘆願









勤めの実態









和宮御降嫁の大通行









追川橋組合








庶民の旅 418








往来手形








村継ぎ送り








行き倒れ・病死

第七節






水利と災害








水利慣行 424








近世の用水堰








用水堰の普請








災害とその対策 428








水害








飢饉の救済

第八節






教育








寺子屋の教育 433








私塾・寺子屋








寺子の入門








寺子屋での学習








定書
第五章







青木村の義民

第一節






神に祀られた義民たち 439









青木村にみる義民の伝統








天和の義民増田与兵衛 440








与兵衛明神とその伝承








史料の語る祭祀の経過








享保の義民平林新七 441








新七稲荷とその伝承








史料の語るもの








宝暦騒動の義民 444








最初の全藩惣百姓一揆








農民側の勝利








義民半平と浅之丞








文化の義民堀内勇吉 449








勇吉宮








世直しの発頭九良右衛門 453








チャラ金騒動








民の手による世直し








首謀者九良右衛門

第二節






百姓一揆と義民の伝統









はじめに








与兵衛明神の成立過程 456








宝暦九年の意味するもの








祭りの場で一揆の準備








新七稲荷の成立過程 458








宝暦騒動の直後に祀る








伝統精神の高揚








義民の伝統の形成と継承 459








義民の伝統の形成








宝暦・明和期の意義








五つの一揆の相互関係

第三節






百姓一揆多発の社会背景








青木村の地域特性 463








差出帳の語るもの








紙漉がさかんな地域








明治の村誌との比較








百姓一揆多発の社会的経済的背景の考察 466








差出帳と村誌からみた特色








水呑百姓の実態








ふところの深い山村の経済








開かれた山村

第四節






上田藩宝暦騒動の史料









(付)首謀者・指導者・犠牲者をめぐる複雑な人間模様








宝暦騒動の史料 471








典型的な全藩惣百姓一揆








史料の分類








宝暦騒動の史料解説








新史料の語るもの 479








騒動の首謀者はだれか








夫神村の内情








義民の背後にみる複雑な人間関係 483








飯田藩の千人講の場合








安永の中野騒動の場合
第六章







神社・寺院・修験の寺・医家

第一節






神社 489








子檀嶺神社








豊受皇大神宮

第二節






寺院 495








大法寺








滝仙寺

第三節






修験の寺 499








修験道と修験








若宮坊

第四節






医家 502








近世の医療








古医方の大家橋爪氏
章節目次