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立科町誌 民俗編
出版:1995年/出版元:立科町誌刊行会/編集者:立科町誌編纂委員会
章節目次
第一編







蓼科山にいだかれて 1

第一章






ムラのつきあい 3


第一節





家の生活 3








家長の座 3








家長の仕事








相続








相続者








相続時期








主婦の座 4








主婦の仕事


第二節





本家と分家 6








本家と分家の呼び名








本家・分家の間のつきあい








分家慣行


第三節





親しい仲間 9








隣組








その他の親しい仲間


第四節





ムラのしくみ 10








ムラの共有財産








ムラの仕事








ムラ仕事に出ない場合








ムラの構成








ムラの役員








区長の仕事








役員の選出方法








役員任期








役員報酬








ムラヨリアイ








ムラ規約








ムライリ








ムラの一年








ムラの財政

第二章






墓とクルワ 24



はじめに




はじめに 24


第一節





カロートが建つまで 25


第二節





カロート建立の現況 26


第三節





カロートを共用する人びと 28








クルワによるカロート 28








ミウチ(小分節)によるカロート 29







カロート








単独の家によるカロート 30


第四節





カロート建立の背景 30


第五節





カロートと社会 32








カロート建立の社会的意味 32








カロートとクルワ 32








統合の主張








クルワの分節化








クルワの解体








社会組織のくみかえ 34








流行と忌避



おわりに




おわりに 36


第六節





大日信仰とツカツキの習俗 36








塩沢区を中心として



はじめに




はじめに 36








ツカ(墳墓)のようすと大日如来 40



おわりに




おわりに 43

第三章






水のめぐみ 45


第一節





塩沢堰 45








塩沢堰の水路 45








塩沢堰の運営・管理 46








塩沢堰の一年間








水枡伏せ








水利慣行








水番


第二節





宇山堰 60








宇山堰の水路 60








宇山堰の運営・管理 61


第三節





牛鹿堰 70

第四章






なりわい 80


はじめに




はじめに 80


第一節





稲作 80








田畑の面積








種籾








苗代








田打ち








畔塗り








代かき








田植え








田の草取り








稲刈り








稲こき、籾すり


第二節





養蚕 86


第三節





畑作、その他 88








薬用人参








りんご


第四節





生業暦の変遷 91


第五節





諸職 106








鍛冶屋 M氏七八歳(茂田井) 106








石工 T氏六六歳(町)、K氏七二歳(町) 108








大工 Y氏六七歳(細谷) 110








左官 K氏七〇歳(中原) 112








茅屋根葺きの職人 Y氏六七歳(西塩沢) 114

第五章






人の往来 117


第一節





交通 117








道と交通施設 117








道の呼び名








分岐点と道標








運搬法と運搬道具 118








人力による運搬








大きな石・木の運搬








畜力








車輛運搬


第二節





交易 121








訪れる人 121








行商人








馬喰








芸能民








養蚕と交易 123








養蚕








勘定と買い出し








旅と社寺参けい

第六章






神への祈り 129


第一節





神とのかかわり 129








家に祭る神々 129








屋敷に祭る神 130








はじめに








塩沢区の事例








クルワで祭る神 133








ムラで祭る神 135








村とムラで祭る神社








村社にかかわる伝承








村社の管理と氏子








蓼科神社・村社と氏子のかかわり








蓼科山に宿る神々と奥社・里宮の祭り 138








蓼科山に宿る神々








蓼科神社奥社の祭り








蓼科神社里宮の祭り


第二節





講集団と地域の信仰 141








立科町の講組織 141








御嶽講 142








古町の御嶽講








教会








年中行事








講員の入講の動機








寒行のようすとお座立て








まとめ








古峯神社講 150








馬頭観音講 151








牛鹿・柳沢・宇山の講祭








塩沢の講祭








山の神講 156








祭神と性格








祭日








個人での祭り








講中での祭り








ムラを中心としての祭り








ムラ境での祭り








伝承








女性を中心とした講中 159








十九夜念仏








彼岸念仏








葬式後の念仏








おまるめ念仏








日待ち念仏








稲荷信仰 163








ムラで祭る稲荷社








講中で祭る稲荷社








個人で祭る稲荷社








道祖神信仰 166








呼び名








祭祀物








祭場(まつりば)








道祖神の性格と伝承








道祖神祭り








道祖神の年取り








ドンドヤキ








ウマヒキ








シシマイ


第三節





寺と地域の人びととのつながり 173








無量寺の元三大師講と年中行事 174








光徳寺の年中行事 175








津金寺の年中行事 175








寛聚院の祈とう 176


第四節





蓼科山と人びとのかかわり 176



はじめに




はじめに 176








蓼科山に伝わる伝説 177








デイラボッチの伝説








双子池の伝説








雨乞い








蓼科山と天候の予知 179








雪形による農業の予知








天候の予知








蓼科山のめぐみ 180








旅の安全を祈る








カヤカリのヤマノクチ








家畜用の草刈り








サデサライ








薪採り








炭焼








釣り、狩猟








きのこ採り








ヤマとサトのサカイ 182


第五節





新田開発者と村社 184








語り継がれる開発史 伝承のなかから 184








塩沢堰








堰の開発








先人の偉業








熊野権現と苗代桜








六川長三郎勝家という人








大将家と水利慣行 187








大将家








水利慣行








初代長三郎の命日








田植え








八幡様の祭り 189








田の神としての八幡様








鬼門よけ








雨乞い








氏神様の祭り 190








村社の景観








神社の組織








歳神様








村社の祭り








コンピラ様








氏神様の例祭








三〇〇年祭








新田開発村の小宇宙論 192








氏神様と八幡様








塩沢新田という小宇宙

第七章






蓼科の移り変わり 196


はじめに





はじめに 196


第一節





巣鷹場と草刈り 197


第二節





林業 197








財産組合 197








炭焼き 199








入札








炭の種類と製法

















炭の生産量








炭の売却








ヤキコとモトジメ








私有地における雇用関係








炭焼きの衰退








炭焼きの意義








現在の山仕事 204


第三節





蓼科牧場 204








沿革 204








放牧業務 204








放牧の期間と目的








放牧頭数








料金体系








家畜の管理業務








牧野保全








電話の管理 206








観光業務 207








勤務形態 207


第四節





観光 208



はじめに




はじめに 208








学校・自治体関係の宿泊施設の管理期 210








A校寮








自治体寮の管理








喫茶店の経営 212








ペンションの経営 213








ペンションD








ペンションE








ペンションF








ペンションG








観光振興のために 218








観光協会








白樺高原観光事業協同組合








蓼科音楽祭








アップル・フェスティバル








美観保持のための規制


第五節





生業と家族生活 220








通学問題 220








家族経営と生活 222








居住








イメージとの両立








共同墓地の設置 223


第六節





社会組織の発展と生活基盤の整備 223








「区」組織の整備 223








戦前の蓼科








桐陰寮の設立








蓼科部落の誕生








区の内部組織 226








区内部の社会関係 226








茅野側との関係 227



おわりに




おわりに 228
第二編







サトの暮らしと祝いごと 229

第一章






人の一生 231



はじめに




はじめに 231


第一節





婚姻 231








婚約と結納 231








婚約








ナコウド(仲人)








見合い








通婚圏








結婚の承諾








酒入れ








恋愛結婚








結納








品物を贈る








お金を贈る








嫁入り








嫁の荷送り








婿入り








嫁の生家の出方








ナカヤド








入家儀礼








シリタタキ(尻たたき)








草履の鼻緒を切る








アガリハナで水を飲む

















里帰り








嫁の苦楽








嫁の苦労








嫁の楽しみ


第二節





妊娠・出産 240








妊娠 240








妊娠の告知








帯祝い








妊婦の禁忌








出産 241








安産の願い








出産の場所








トリアゲバーサン








出産








出産と夫








出産後の産婦の食事・仕事








ウブタキ








ウブユ(産湯)








シチヤ(御七夜)








セッチンマイリ(便所参り)








産見舞い








お宮参り








クイゾメ








虫封じ


第三節





歳祝い 246








初誕生祝 246








節供(句) 247








三月節供








五月節供








七・五・三 248








成人式 248








厄年 248








男の厄年








女の厄年








厄落しの方法


第四節





喪・葬 249








死・喪 249








タマヨビ








死に水








死者への供え物








告げ人








葬家の標識








通夜 251








葬儀委員長








納棺 252








棺桶の形








ユカン(湯潅)・死者の身支度








納棺








オンボヤキ








香典








野辺送り 253








装具作り








喪家の者








出棺








葬列








ジャンボミチ(葬式道)








精進落とし








忌み明け・年忌


第五節





位牌分け 257








位牌分けの時期 257








位牌分けのやり方 257

第二章






子どもの遊びと三頭獅子 259


第一節





体力競技 259








相撲








力くらべ


第二節





子どもの遊び 260








乳児の遊び








幼児の遊び


第三節





軒遊び 261








お手玉








お手玉歌








まりつき








おはじき


第四節





外遊び 264








パッチ(パッチン)








ビーダマ








こま回し








輪回し








クギトオシ








竹馬








竹とんぼ








鬼遊び








カクレンボー








鬼ごっこ








みやことり








おはらめ








冬の遊び








自然物(草木)を利用した遊び


第五節





集団遊び 269








兵隊ごっこ








カンチョースイライ








輪になってやる遊び








とおりゃんせ








花いちもんめ








コカイ








ゴムとび








石投げ合戦


第六節





盆踊り・旅芸人 272








盆踊り








旅芸人


第七節





祝い歌・仕事歌・子守り歌 274


第八節





立科町の三頭獅子 276








外倉の獅子 276








伝承地と祭りの沿革








踊り役の装束と採り物








獅子








ヘイオイ








囃子と踊り唄








囃子屋台








藤沢の神楽 278








伝承地と祭りの沿革








踊り役の装束と採り物








獅子








ヘイオイ








囃子と演舞と唄








囃子屋台








演舞と唄








桐原の神楽 280








伝承地と祭りの沿革








踊り役の装束と採り物








獅子








ヘイオイ








囃子と踊り唄








囃子屋台








古町の獅子 281








伝承地と祭りの沿革








踊り役の装束と採り物








獅子








道化








囃子と踊り唄








囃子方








演舞と唄








立科地区の獅子舞の特色 282

第三章






一年の祝い事 285


第一節





正月行事 285








すすはらい








松迎え








しめ縄作り








餅つき








しめ飾り








大晦日








元日








仕事始め








棚もとさがし








かにどし








七草








物作り








どんど焼き








山の神祭り








初えびす








鬼の目玉


第二節





春の行事 292








節分








初午








道祖神祭り








ひな祭り


第三節





夏の行事 294








端午の節句








七夕








土用








お盆


第四節





秋・冬の行事 298








風祭り








十日夜








かや刈りの山の口








えびす講








冬至

第四章






着る 300



はじめに




はじめに 300


第一節





女性の生活 300








茂田井の事例 300








娘時代








嫁入り








嫁の生活








母としての生活








戦争中の生活








女の生活








桐原の事例 307








Fさんの生活








Hさんの生活








牛鹿の事例 309








女の衣生活








衣服の調達








衣服の再生








衣の知識








嫁入り支度








嫁衣装








喪服








着物の紋








衣服を着る順位








ヨソイキ








チュウクライモノ








チョイチョイギ








フダンギ








仕事着(シゴトギ・ノラギ)








男の衣生活








婚礼衣装








着物の紋








日常の着物(フダンモノ)








労働時の着物(シゴトギ・ノラギ)








子どもの衣








生れっ児の衣服








子どもの日常着



まとめ




女性の生活と労働 314








労働力としての女性

第五章






食べる 316


第一節





食物自給の全貌 316








野から川から田んぼから 316








野山より








水辺より








センゼーバタケから 317








食生活を支える野菜の栽培








そ菜園の占める割合








そ菜園の配置








そ菜園の運営








自給作物の消費








自給作物栽培の知恵 323








そ菜園覚書








自給作物栽培の特色








作物と人付き合い 325








贈答用作物








行事食用の作物 327








正月料理








ウサギ








そのほかの食物の調達 328








主食








味噌・醤油








行商人








食生活の変容 329








東京オリンピック








牛乳








栽培作物の変化








農機具








核家族化


第二節





儀礼食の管理 331








婚礼の食事 331








リョウリニンになるまで








下準備








婚姻儀礼の料理








リョウリニンの心得








買物帳








葬儀の食事 333








亡くなった晩








手伝い








ジャンボン








葬式後ヒトナノカ








シジュークンチ








ヒャッカンチ








イチネンキ








シチネンキ








最近の葬儀

第六章






住まう 338


第一節





日常の時と空間 338








屋敷と母屋の造り 338








屋敷








モンナガヤ

















母屋の造り








母屋への入り口








屋根








母屋の間取りと使い方 342








土間








ウマヤ








オカッテ(ダイドコロ)








チャノマ(居間)








コザシキ(コマ・コザ)








オヘヤ(ネドコ)








ザシキ








二階


第二節





晴れの時と空間 348








母屋のなか 348

















土間の入り口








屋根








土間








晴れの空間 350








オカッテ








チャノマ

第六章 第二節



ザシキ

第六章 第三節





母屋の周辺 352








井戸








便所








付属建造物








センザイバタケ








屋敷神


第四節





変化の諸相 354








部屋の改造








公民館


第五節





農家の暮らしと集落の形成 358








農家の暮らしと民家 358








立石のT氏方








山部のT氏方








西塩沢のI氏方








集落形成と民家 361








水を求めて立地する民家 桐原








街道に沿って立つ民家 茂田井

第七章






ムラの伝説 366


第一節





伝説 366








蓼科山につたわる伝説 366








蓼科山








甲賀三郎








赤沼の池(女神湖)の河太郎








鋤柄の雪女








麦草の尺取り








唐沢の山姥








水井出の山人








与惣殿塚








鳴石








水分の大神








柱石








天狗岩








お座り岩








御靱石








天龍石








双子池








桜谷








びんみず(鬢水)








蓼科の霊鳥獣








蓼科山の霊木








お手水井(変若水井)








雨境








立科町の伝説 371








夫婦石








蛇石








いぼ石








蓼科神社里宮








釜石神社








亡霊犬となって通う冠者の社








夜鳴きの欅








上松様








龍殿








仁王像








竜王の松








龍王権現








兜松








乞清水








神明森








虎御前姿見の井








児の宮(ちごのみや)








女井戸








商人久保池








剣井戸








水切り石








入定原








立石








胡麻を作らない話








藤沢の大日堂








大盗賊霊神








土蔵の中の怪音








日限地蔵尊








苗代桜








塩の井弁財天








木曽松








獄門場








金原








あかづの池(赤頭池)








腰かけ石








矢ヶ入








お子安様








中屋敷の一本欅








日の出地蔵尊








茂田井の木の宮社(城の宮)








青木原稲荷(彦左衛門稲荷)

第八章






土地の呼び名 382


第一節





歴史の中の地名 382



はじめに




はじめに 382








命名の心理








自然からの命名








生活からの命名








地名の変化








史料と地名 383








前貴平の由来








黒姫社








鬼の土地








江戸時代の郷土誌








中世の藤沢の地名 386








中世の史料








指出の地名








推定できる地名の位置








記載の順序








水に苦しむ中世の藤沢








竹居氏の館








江戸初期の山部の地名 392








指出形式の検地と村名








寛永の検地








山部村の野引帳








野引帳の地名








前久保通りの地名








田畑の地名








山道通りの地名








後半の地名








奇妙な一致








寛文の検地 401








寛文の検地








二村の分村








開発の年次








七左衛門の開いた田畑








開発の進展と地名








現在の地名の原形








単純化する地名








境界のずれ








植物と地名








新田の地名


第二節





歴史と地名 415








中世からの地名 415








在家地名








カイト地名








別府








反田地名








新しい小字 421








変更された小字








観光開発と地名








境界の地名 422








石合戦








境界の神








芦田八社口








複雑な信仰








十二








境界の目印








虎御前








雨乞の巫女








境界の原野


第三節





自然と地名 428








地形と地名 428








腰巻








平地名








ソリ地名








蛇越








沢の地名








谷間の地名








野と原








湾曲した平地








水と地名 432








清水の地名








川の地名








湿地の地名








池と堰








区分する地名 436








区分地名








日照による区分地名








前裏地名








日向と日影








高低差による区分地名








谷の区分

第九章






ムラのことば 442


第一節





方言の表現 442








あいさつの言葉 442








動作の表現 442








状態の表現 447








人柄の表現 449


第二節





方言の語法 450








丁寧・親愛の表現 450








推量・意志・勧誘の表現 452








助詞の用法 453








集落の位置図・集落別世帯数の変遷 455
章節目次