臼田町誌第二巻　民俗編

臼田町誌第二巻　民俗編
出版：2008年／出版元：佐久市臼田町誌刊行会／編集者：臼田町誌編纂委員会

章節				目次	頁
第一章				町の概観	1
	第一節			臼田町の位置	3
	第二節			民俗について	7
				臼田町誌の構成
				晴れと褻
	第三節			町の風土と人々の様子	8
		一		第二次世界大戦前の生産の様子と戦後	8
				稲作と養蚕
				戦後の農家の苦悩
				ムラの戸数の変遷
		二		マチのよいところ	10
				社会的環境
				交通環境・鉄道
				自然環境
				付き合い
		三		ムラを襲った災害	11
				歴史的な風水害
				その他の災害
		四		記憶に残っている大事件や伝承されている事柄	12
				中央の歴史にみられること
				言い伝えられた事件
		五		ムラのよくないところ	13
				人柄について
				地域の環境
				その他
		六		昔と大きく変わったところ	14
				生活環境の改善
				住宅の変化
				新しい団地
				便利になった交通
				その他の変化
				困った変化
	第四節			目につく民俗事象	17
				昭和三〇年代子どもの行事
				切原北川の事例
				豊作を祈る
				ムラ祭り
				湯原神社の式三番
				小満祭
				夏越の祓い
				墓参り
				位牌分け
				お盆
				養蚕農家
				稲作の家から文化生活の家
				スベブトンの敷かれた寝室
				藁細工の数々
				出生のお祝い
				セッチンマイリ
				クイゾメ
				初誕生祝い
				年取り
第二章				社会生活	29
	第一節			ムラの発生	31
		一		ムラのなりたち	31
				落人がつくったとするムラ
				移住によってできたとするムラ
				新田開発によってできたとするムラ
				新たに造られた団地
				いわれはない
		二		ムラに最初に住み着いた家	32
				ムラに最初に住み着いた家の呼び名
				古い家
				最初に住み着いた戸数
	第二節			本家・分家	33
		一		本家と分家の呼び名	33
				本家と分家の呼び名
				本家と分家の交際
		二		分家慣行	35
				分家を出せる家
				分家する者
				分家した者に与えるもの
	第三節			同族	37
		一		同族の構成	37
				本家と分家のひとかたまりの呼び名
				同族の共有物
				山林を共有する同族
				宴会の什器を共有する同族
				同族の集まる機会
		二		親しい仲間	39
				仮の親子
				葬式組
				講仲間
				近隣・隣家
	第四節			ムラの共有財産	40
		一		共有財産としての山林	41
		二		共有財産に対する権利	41
				権利の消失
	第五節			ムラの構成	42
		一		ムラの役員名	42
				ムラの代表者の呼び名
				区長の仕事
				ムラの会計
				隣組
				神社役員
		二		役員の選出	45
				選挙
				推薦
		三		役員の任期	46
				役員の任期
				役員の交代時期
		四		ムラ寄り合い	46
				ムラ寄り合いの呼び名
	第六節			ムラの仕事	48
		一		オテンマ	48
				ムラ仕事の名前
				ムラ仕事の種類
				道普請
				用水普請
				共有林の手入れ
		二		ムラ仕事に出ない場合	49
				出不足金
				労力で負担する
	第七節			制裁と援助	50
		一		ムラの制裁	51
				制裁の呼び名
		二		破産援助	51
	第八節			年齢集団	52
		一		子ども組	52
				子ども組の呼び名と組織
				子ども組の行事獅子舞
				中小田切下の獅子舞
				下小田切の獅子舞
				下町の獅子舞
				大奈良の獅子舞
				清川の獅子舞
				宮代の獅子舞
				北川の獅子舞
				湯原石打場の獅子舞
				上中込の獅子舞
				コメカンジョ
				どんどん焼き
				天神講
		二		若者組	60
				若者組の呼び名
				加入時期の儀礼
	第九節			相続	61
		一		家長の座	61
				家長の座を譲るときの呼び名
				相続人
		二		主婦の座	62
				主婦の座を譲るときの呼び名
		三		隠居	62
第三章				人の一生	63
	第一節			婚姻	65
		一		婚約と結納	65
			（一）	婚約	66
				縁談のきっかけ
				見合い
				恋愛関係
				縁談時の贈答
				酒入れ
			（二）	結納	68
				結納の日
				結納として持っていくもの
		二		嫁入り	69
				嫁の荷送り
				婿入り
				嫁の生家の出方
				小宿
				入家儀礼
				三三九度の盃
				里帰り
				近所・親戚への紹介
	第二節			妊娠・出産	73
		一		妊娠	73
				妊娠の知らせ
				子宝に恵まれるための祈願
				安産の願い
				安産祈願は十九夜様へ
				その他の神仏祈願
				近くにある安産の神様
		二		出産	75
				出産の場所
				出産時の様子
				出産のとき
				産婦が最初に食べたもの
				産湯
				出産後の祝い
				七夜
				後産
				へそのお（臍の緒）
				産婦の床上げ
	第三節			年祝い	79
		一		子育て	79
				セッチンマイリ
				お宮参り
				クイゾメを行う日
				クイゾメのやりかた
				誕生祝い
				捨て子
				五月の節供
				雛祭り
				七・五・三の祝い
		二		一人前	83
			（一）	年齢による一人前
				一人前になった祝い
			（二）	仕事量による一人前	83
				田起こしの面積
				田植の面積
				力仕事
				機織り
		三		厄年	85
				年祝い
				六〇過ぎの年祝い
	第四節			人の死と野辺送り	87
		一		臨終	88
				死の予兆
				霊魂の行方
				霊魂を呼び戻す方法
				末期の水
				死後すぐにやること
				供物のご飯
				死亡の通知
				納棺・入棺
				納棺する人の身支度
				湯灌の仕方
				死者の身支度
				棺へ入れてやるもの
				出棺
				引導
				香典
		二		野辺送り	93
				葬列
				墓穴堀り
				埋葬
				単墓制と両墓制
				両墓制
				ジャンボンミチ
				野辺送りから帰ってすること
				位牌分け
		三		神葬祭	99
				枕直しの儀
				納棺の儀
				通夜祭
				葬儀当日
				遷霊祭・出棺祭
				葬列
				葬式当日の役割表
				葬場祭
				帰家祭五十日祭
				霊前祭の期日
				霊号について
第四章				住居	103
	第一節			屋敷	106
		一		屋敷構え	106
				屋敷内の様子
				屋敷地の選定
		二		屋敷内の施設	109
				屋敷の入口
				築山と樹木
				庭
				野菜畑
				飲み水
	第二節			母屋と小屋	113
		一		母屋の家造り	114
				家造り
				屋根型と屋根葺き
		二		付属の建物	115
				土蔵
				物置
				便所
				蚕室
				馬屋
				焚き物小屋
	第三節			住まいの間取り	120
		一		母屋の間取り	120
				間取りあれこれ
				間取りの特長
		二		部屋の利用	121
				土間
				勝手と食事
				いろりとかまど
				居間とこたつ
				藁布団が敷かれた寝室
				座敷
	第四節			建築儀礼	128
		一		地鎮祭と地突き	129
				地鎮祭
				地突き
		二		建前と棟上げ	130
				建前と棟上げ
				餅まき
		三		新築祝い	131
				家移り
第五章				衣生活	133
	第一節			野良着	135
		一		野良着	135
				野良着の変化
				足支度・手支度
				山仕事とウサギの飼育
				奉公に行った義弟
				出稼ぎをしたある女性の話
		二		被り物と雨具	140
				手ぬぐいと笠・帽子
				防寒具
				雨具と日よけ
	第二節			普段着とよそゆき	142
		一		普段着	142
				普段着
				お祭りとよそゆき
				手伝いの日
	第三節			晴れ着	145
		一		結婚式	145
				嫁入り支度
				酒入れ
				イイノウ
				婚礼のこと
		二		葬式―喪服の着用　喪主と近親者　客―	150
				死者の着物
				参列者の衣服
		三		子育と着物	151
				産着
				オムツ
				子どもの祝い
				着物の大きさと年祝い
	第四節			衣服の調達・調整	155
		一		衣服を作る	155
				機織
				洗濯と着物の手入れ
				生活の変化
		二		職人としての洋服屋	158
				紳士服の仕立て
				修行
				流行
第六章				食生活	161
	第一節			ふだんの食事	163
		一		主食になる食べ物	163
				米の飯
				混ぜ飯
				お粥と雑炊
				代用食
		二		おかずになる食べ物	165
				魚介類
				動物の肉
				野生の植物
				昆虫類
		三		特色ある食べ物	167
				いなご
				蜂の子
				たにし
				ショーロ
				いわたけ
	第二節			貯蔵と保存	169
		一		土蔵で貯蔵する物	169
				米
				米以外の雑穀
				備荒貯穀
		二		ムロで貯蔵する物	170
				野菜類
		三		小屋で貯蔵する物	172
				野菜類
		四		干して貯蔵する物	172
				野菜類
		五		凍みらせて作った食べ物	173
				凍み大根
				凍み豆腐
				凍り餅
		六		漬け物	173
				塩漬け
				味噌漬け
				糠漬け
				粕漬け
				その他
	第三節			食材に手を加え、工夫して食べる物	176
		一		穀類	176
				甘酒
				あられ
				その他
		二		豆類	177
				豆腐
				納豆
		三		味付けに使う物	178
				味噌
				醤油
				塩
				その他
	第四節			ふだん口にする食べ物と特別の日の食べ物	181
		一		粉もの	181
				煮る
				茹でる
				焼く
				炒める
				蒸す
		二		正月の食べ物	184
				年取り魚
				雑煮
				その他
		三		冠婚葬祭に作る食べ物	186
				餅
				団子
				赤飯
	第五節			食事のきまり	188
		一		食事の場所とその変化	188
		二		家族の座る場所	188
		三		間食と食事の回数	189
				春から秋へ
				冬季
		四		食べ物を取り回す順序	190
		五		食卓とその変化	190
				箱膳・テーブル
		六		食事の作法	191
				しつけた人
				しつけられたこと
		七		神仏への供え物	192
				特別なときの供え物
				供え物の後始末
		八		食材に関わる言い伝え	194
				食べ合わせ
				初物取り
				味噌仕込み
				餅を搗く日
				その他
	第六節			食器と食具、水の利用	196
		一		ふだんの食事に使う食具	196
				食器
				鍋
				釜
				その他
		二		食材に手を加える食具	197
				すりつぶす物
				こねる物
				炒める物
				その他
		三		水の利用	198
				飲み水の確保
第七章				生産・生業	201
	第一節			稲作	203
		一		田の面積と稲の品種	203
				田の面積
				稲の品種
		二		播種	204
				種取り
				塩水選
				種まきの目安
				苗半作
				保温折衷苗代
		三		本田の作業	205
				田起こしと整地
				畦塗り
				肥料
				代掻き
		四		田植	207
				田植はじめの儀礼
				苗運び
				田植
		五		田の管理	208
				水の管理
				田の草取り
		六		稲の収穫と調整	210
			（一）	稲の収穫と乾燥	210
			（二）	稲の調整	211
				稲扱き
				籾摺り
				精米
	第二節			畑作	212
		一		主な畑作物	213
		二		薬用人参	213
			（一）	薬用人参の耕作	213
			（二）	田口の人参作り	214
				人参作りは土作り
				種まき
				覆いの屋根作り
				出荷まで
		三		蒟蒻芋	215
	第三節			養蚕	217
		一		掃き立てと稚蚕共同飼育	217
				掃き立て
				掃き立ての準備
				蚕種のこと
				催青
				稚蚕共同飼育
		二		蚕の飼育	219
				蚕の成長
				桑の種類
				給桑
				上蔟
				マユカキ
		三		豊作を祈る	221
		四		十二新田の養蚕	222
				蚕種
				蚕室
				繭の種類
				マブシ
				蚕と人
				蚕と桑
				繭値
	第四節			山仕事	226
		一		山の神祭り	226
		二		山の口	226
		三		林業	226
				装備
				植林
				仕事始め
				下草刈り
				除伐
				収穫調査
				伐採
		四		炭焼	228
				炭の種類
			（一）	白炭	228
				炭焼窯の場所を決める
				炭焼き窯の設計
				窯の石積み
				ケブダシ・窯庭・窯小屋
				炭焼窯を温める
				窯詰め
				口炊き
				窯口を塞ぐ
				精錬
				俵詰め
				原木作り
				出荷
				炭焼きの道具
				日窯
			（二）	ボヤズミ焼き	233
	第五節			畜産	234
		一		馬	234
		二		牛	234
				馬牛の飼料・放牧
				鼻輪と爪切り
		三		その他の家畜	235
				山羊・綿羊の飼育
				ウサギ
				鶏
	第六節			狩猟・漁撈・採集	237
		一		狩猟	237
				銃による猟
		二		罠猟	237
				鳥の猟
				動物の猟
		三		漁撈	238
		四		採集	239
				薬用植物
				食用植物
				食用菌類
	第七節			手工	240
		一		木工細工	240
		二		竹細工、蔓細工	240
		三		藁の細工	240
		四		農閑期の仕事	242
	第八節			労働慣行	243
		一		労働力の交換	243
		二		よなべ	243
		三		一人前	243
第八章				交通・交易	245
	第一節			交通	248

		一		道の呼び名	248
			（一）	ムラやマチをつなぐ大きな道の呼び名	248
			（二）	ムラやマチをつなぐ小さな幅の道	248
			（三）	名前のある道	248
				行き先の地名で呼ぶ
				名のある場所へ行く道
				狭い道を小路と呼ぶ
				その他
		二		旧道から新道	249
				切原地区
				田口地区
		三		峠道	251
				田口峠
				米蔵峠
				田口峠物語
				少年期時代の田口峠
				青年期時代の田口峠越え
				その他
				余地峠
				鷹の峠
				山越えの道
				オオチカ越え
		四		隧道	254
				湯原隧道
				田口峠トンネル
		五		湯治の道	256
				荷通りの湯
				春日湯道
		六		道普請	256
			（一）	道普請の出役	257
				一戸一人出役
				オテンマ仕事
			（二）	道普請の時期	257
				オテンマ時期
				雪かき
			（三）	出役の免除	257
				免除はない
				免除がある
			（四）	出不足料	258
				出不足料はなかった
				出不足料を取った
	第二節			運搬	259
		一		人力に依る運搬	259
			（一）	背負う	259
				しょいこ
				朝鮮しょいこ
				荷杖
				休み場
				しょいかご
				ジューロータ
				玉石運搬具
			（二）	肩でかつぐ物	261
				天秤棒
		二		道具を使った運搬	262
			（一）	車による運搬	262
				ジゴロ
				荷車
				リヤカー
			（二）	運送屋	264
				運送
				棒屋稼業
		三		畜力運搬	265
				一駄の量
				ドビキ
		四		その他の運搬	267
				そり・木馬に依る運搬
		五		人力車と自転車	268
				人力車の利用
				自転車の普及
	第三節			交易	269
				物々交換
				無言交易・人なし商い
		一		行商	270
				富山の薬売り
				毒消し売り
				魚売り
				昆布・鰹節・わかめ売り
				シミドーフ・豆腐売り
				このほかの食べ物売り
				つけ木売り
				その他の行商
				竹細工売り
				金物売り
				呉服・反物売り
				箒売り
				ダルマ売り
				障子紙売り
				種物売り
				小間物売り
				金魚売り
				こいこ（鯉子）売り
				瀬戸物売り
		二		仲買	274
				そのほかの仲買人
		三		ムラ回りの職人	275
				鋳掛け屋
				桶屋
				ラオ屋
				そのほかムラ回りの職人
				こうもり傘のなおし
				研ぎ屋
				ゴム靴の修理
		四		盆・暮れ勘定	277
				盆暮勘定
第九章				年中行事	279
	第一節			正月準備と正月	281
		一		正月迎え	281
			（一）	正月の準備	281
				煤掃き
			（二）	松迎え	282
			（三）	注連飾り	283
				餅つき
			（四）	年神棚	285
			（五）	門松	285
			（六）	年の市	286
		二		年越し	286
		三		大正月	287
				若水汲み
				正月三が日の食べ物
				年始回りと初詣
				仕事始め
		四		六日どしと七草	289
				六日どし
				七草
		五		小正月	290
				物作り
				子どもの行事どんどん焼き
				山の神
				はつか正月
				鬼の目
	第二節			春から夏へ	293
		一		節分	293
				豆まき
				初午と道祖神
				天神講
		二		節供	296
				雛祭り
				彼岸
				味噌仕入れ
				卯月八日
				八十八夜
				田植
				端午の節供
				菖蒲とよもぎ
				節供の飾り
				祇園祭・川祭り
				夏越しの節供・七夕
	第三節			盆行事	302
				墓掃除・墓参り
				お盆の用品を揃えた花市
				盆棚作り
				盆棚の供物
				迎え盆
				盆の楽しみ
				送り盆
	第四節			秋から冬の行事	306
				月見
				二百十日
				十日夜
				大師講
				恵比寿講
				冬至
第十章				民間信仰	309
	第一節			祭り	311
		一		ムラの祭り	311
				氏子
				祭りの姿
				灯屋
				特殊神事
				小集団による祭り
				英霊を祀るお宮
		二		同族の祭り	319
				神社をもつ一族（地区）
				寺・堂と一族（地区）
				一族の祭り・法事の進め方
		三		家の祭り	320
				屋敷神
				屋内に祀る神
				かまど、火に関する神さま
				門口の守神
				川端・井戸・便所に祀る神
				せっちん参り
		四		同業者の祭り	323
				太子講
				大工の仕事始め
				松尾神社
				金山講
				馬頭尊
		五		山の神	325
				祀られ方
				祭りの由来
				祭日
				祭りの供物
				祭りのしかた
				祭日にしてはならないこと
		六		イネの豊作を祈る神	326
				祀られ方
				八十八夜
	第二節			道祖神	328
		一		道祖神	328
				道祖神の石像塔
				祭日
				供え物
				祭りのしかた
		二		屋台引き	329
	第三節			講	329
		一		外部に信仰の中心がある講	329
				三峯講
				伊勢講
				御獄講
				甲子講
				石尊講
				二荒山講
				熊野権現講
				小満講
				戸隠講
		二		民間信仰的な講	334
				庚申講
				二十三夜講
				念仏講
				十九夜講
				疱瘡神の講
				星神信仰
				天神待
				えびす講
				とうかんや
	第四節			祈願	341
		一		雨乞い	341
				神を怒らせ聖水受祈願
				神社祈願
		二		虫除け	342
				へーびもむかでも
				畑の虫除け
				その他
		三		虫封じ	342
		四		お百度参り	343
		五		茅輪神事	343
		六		丑の刻参り	343
	第五節			日常の神仏の接し方	344
	第六節			その他の信仰	345
		一		特別な信仰	345
				大乗妙典読誦塔
				六六部回国供養塔
				三界万霊塔
				聖獄さま
				黒地蔵
		二		特殊な堂	347
				水落観音院
				姥堂
				おだいにっつあん
				お大師さん
				七尋石
		三		霊場めぐり	349
			（一）	佐久三十三番霊場	349
				百番供養塔
			（二）	秩父札所観音三四体合祀のところ	350
				岩水阿弥陀堂
				滝の三四観音
		四		臼田町にある社寺・教会等の一覧	351
			（一）	神社	351
			（二）	寺院	351
			（三）	教会	352
第一一章				民俗知識	353
	第一節			俗信	355
		一		予兆	355
			（一）	縁起かつぎ	355
				出産
				結婚
				金持ち
				その他
		二		自然現象による予兆	356
			（一）	自然現象	357
				夕焼けは天気がよくなる
				朝焼けは雨になる
				風・雲と天気
				雲と風力
				その他
			（二）	動物による予知	358
				猫が顔を洗うと雨
				蛙が鳴くと雨
				鳥類による天気予知
				その他の天気予知
		三		農業に関する予兆	359
				大雪は豊作の兆し
				こぶしの花が咲かないと凶作
		四		人に関する予兆	359
				病気の兆し
				烏なきが悪いと人が死ぬ
				その他の死の予兆
				縁起のよい夢
				不吉な夢
				その他の予兆
	第二節			民間療法	362
		一		民間療法	362
			（一）	かぜぐすり	362
				かぜ薬としての草根木皮
				頭痛薬
			（二）	顔部	363
				歯痛の処置
				耳の病気
				目のゴミは母乳で出す
				烏の灸
				鼻血
			（三）	のど	365
				せきにかりん
				扁桃腺の熱に仙人草
				痰をとる
			（四）	腹部	366
				胃痛にはげんのしょうことせんぶり
				下痢にげんのしょうこ
				便秘に野ばらの実
				腹の虫退治
				痔の治療
			（五）	皮膚病	367
				できものにはどくだみ
				あかぎれにからまつのヤニ
				あせも（汗疹）に桃の葉
				湿疹
				漆かぶれに沢がに
			（六）	外傷	369
				蜂さされに小便
				やけどの治療
				切り傷によもぎ
				打ち身にまむし酒
				トゲ抜きに松脂
				腰痛
				まむしに噛まれる
			（七）	その他	371
				寝小便
				まめ
		二		売薬	371
				富山の薬屋
				越後の毒消し売り
				やけどの家伝薬・他
	第三節			物理的療法	372
		一		温泉	373
				鹿教湯温泉
				草津温泉
				稲子の湯
				初谷温泉
				小諸菱野温泉
				春日温泉
				海の口温泉
		二		鍼灸	375
			（一）	鍼	375
			（二）	灸	375
				灸
			（三）	按摩	376
			（四）	その他の治療	376
				疣地蔵
				塩の効用
	第四節			ト占・禁忌・呪い・躾け	377
		一		ト占	377
				下駄や草履の占い
				占い師
				コックリサン
		二		禁忌	378
				してはならない
				葬式の連想から禁止
				その他の禁止事項
		三		呪い	380
				コーデ
				六・三よけ
				いろいろな災難病気の対応
				歯の生え変わり
				その他
		四		躾け	381
				躾けで多く使われている言葉
		五		祈願	383
第十二章				民俗芸能	385
	第一節			ムラ祭りの神楽	387
		一		湯原神社の式三番	387
			（一）	湯原神社の概要	388
				最古の社地
				御祭神
				神社の性格
				社殿建立
				拝殿建立
				社殿建替
				神楽殿（舞台）再建
				湯原神社と改称
				拝殿
				籠舎建替
			（二）	湯原神社の式三番	388
				式三番の記録
				式三番の由来
				出演者の決定
				登場人物
				舞台装置
				見物席
				出演順序
				湯原神社「式三番」詞章並囃子
				演技について
		二		新海三社神社の神楽	395
				神楽の進め方
				その他
	第二節			屋台・地芝居	397
		一		屋台	397
				臼田の屋台
				十二新田の屋台
				青沼地区
				田口地区
		二		地芝居	403
			（一）	芝居の移り変わり	403
			（二）	出し物や会場の様子	404
		三		盆踊り	406
			（一）	踊るときと場所	406
			（二）	歌われる唄とその様子	406
			コラム	コラム
		四		大道芸能	407
	第三節			競技	408
		一		相撲	408
		二		力くらべ	409
		三		競馬	409
		四		かけごと	410
				花札
				丁半
	第四節			子どもの遊び	411
		一		口遊び	411
				幼児を遊ばせるしぐさ
				呼びかけ言葉
		二		軒遊び（室内遊び）	412
				パッチン（めんこ）
				おにんく（お手玉）
				キシャゴ（おはじき）
				あやとり
				おばさんこ（ままごと）
				将棋
				十六ムサシの遊び方
		三		外遊び	415
				こま
				タカシッポ（竹馬）
				石蹴り
				輪回し
				釘ブットシ（釘打ち）
				縄とび・ゴムとび
				ベース
		四		雪遊び	417
				雪すべり
				そりあそび
		五		辻遊び	418
			（一）	鬼ごとの遊び	418
				かくねっこ（かくれんぼ）
				ポコペン
				手つなぎ鬼
			（二）	二手にわかれて戦う遊び	419
				木馬
				あの子がほしい（花いちもんめ）
				トリオーオニ
			（三）	円陣を作って行う遊び	519
				目かくし鬼
				ねことねずみ
				シンガラのおしっくら
				かごめかごめ	421
	第五節			伝統の歌	421
		一		仕事の歌
			（一）	野良仕事の歌	421
			（二）	地突き歌	422
		二		祝いや祭りの歌	422
			（一）	祝儀の歌	422
			（二）	上棟祝（棟上げ祝）	422
		三		わらべ歌	423
			（一）	まりつき歌（手毬歌）	423
			（二）	お手玉歌	424
			（三）	その他の遊びの歌	424
			（四）	子守歌	425
第一三章				口頭伝承	427
	第一節			伝説	429
		一		山・谷・原・平・沢・窪・道・坂・橋の伝説	430
				かくれ里
				荷通り１
				荷通り２
				殿様道路
				離山と俎山
				蛇島の小山
				おまんど橋
				牧平と馬寄
				桜井の新海道
				御巣鷹山
				臼田の古屋敷
		二		川・淵・滝・泉・池・用水・温泉の伝説	431
				広川原洞穴の池
				田口用水の工事
				大奈良の清水
				濁流の跡の大川
				昔あった古川
				毀された滝の湯
				通らず
				本社の池
				弘法様の井戸
				百間川除
				お水下げ
				佐須母の池
				機織の池
				お茶の水
				子は清水
				片貝川
				御所川
				下越の寺川
		三		陽気占い・雨乞等の伝説	433
				双子池の主
				広川原洞穴の池
		四		石・岩・穴・塚・石像等の伝説	434
				三途河婆の住処
				乾かない石
				鞍掛け石
				白山の五百羅漢
				友松の筆塚
				美里の境塚
				仙之助の筆塚
				新屋敷の蛇塚
				臼田の貝塚
				臼田の経塚
				御魂代石
				駒止石
				大石
				首載せ石
				おかめ石
				雨乞岩
				ししがき岩
				甲賀三郎の抜穴
				延命地蔵
				石地蔵
				嫗堂の石像
				大谷さん
				天狗の辷り石
				爺石婆石
				米計石
				七つ石
				鞍掛石１
				鞍掛石２
				信玄の兜石１
				信玄の兜石２
				信玄の旗立石
				駒形石
				雁峰城兵士の塚
				弘法の投筆１
				弘法の投筆２
		五		屋敷・城・井戸・集落等の伝説	439
				砦と狼煙台
				尼が居た堂屋敷
				上中込の屋敷
				御制札跡
				道薫屋敷１
				道薫屋敷２
				荒城の空堀
				雁峰城の稲荷社
				雁峰城と草間備前守
				上小田切城と依田氏
				湯原城と依田美濃守
				勝間城と小月王
				荒城の遺跡
				弥勒寺の旧跡
				田口城址と田口氏
				鏡井戸
				鍛冶屋井戸
				湯原
		六		樹木・草花等の伝説	440
				鏡の榎
				信玄の欅
				天神松１
				天神松２
				柳の木
		七		動物・妖怪等の伝説	441
				猫墓場
				山犬の産見舞い
				送り犬１
				送り犬２
				西花立のお稲荷様
				雁明のおくら狐１
				雁明のおくら狐２
				嫗堂のおさき狐
				狐久保
				あずきとぎの話１
				あずきとぎの話２
				付け紐小僧
				狸の話
				甲賀三郎
				馬洗淵の河童
				禅昌寺の山の神
				金右衛門淵
		八		天狗・巨人等の伝説	443
				天狗の話
				デイダラボッチ
				離山
		九		神仏・社寺等の伝説	444
				水落観音院の馬頭尊
				大奈良の庚申塔
				社口様の合祀
				白山の寺
				十日町の六地蔵幢１
				十日町の六地蔵幢２
				新海神社の御神符祭
				招魂社の鳥居
				清川の最明院
				糺神社の合祀
				合祀した御幸神社
				妙泉寺の本尊
				千潭寺の開山
				戸隠神社
				金慶寺の寺号
				長慶寺の寺号
				願正寺の廃寺
				三條神社
				千手院の大蛇
				勝間の末庵
				新田の不動さん
				勢至尊講
				湯原神社の社地
				滝観音堂の建立
				秋葉社の祭
				滝の大日堂と観音堂
				普門寺の旧址
				湯原神社の旧址
				岩崎の馬頭観音
				相沢寺の仏面
				泉龍院の稲荷社
				下越の境稲荷
				幸神と新海様
				富士浅間社
				菊水観音
				法師縊りの大日様
				お面さん
				最明院嘉承寺
				新海神社の御射山
				蓮華寺
		一〇		不思議な話	450
				新海様の由池
				蚊を追い上げる
				人魂
		一一		村人や事件の伝説	450
				十二新田の屋台
				上州からの農民一揆
				荒谷の法師
				閑院宮様と馬場
				小野左近中将好村
				蓮葉の池
				災難に遭った霊仙坊
				神主になった大工
				宮大工清水惣兵衛
				うばが石
				ガバという猟師
				吉祥寺の嶽雲懸斧
				おまんばあさん
				人の泣き声
		一二		鐘・金等の伝説	453
				物部の古銅印
				上宮寺の鐘
				新田の梨の木
		一三		禁忌を語る伝説	454
				胡麻を作らない１
				胡麻を作らない２
				新海様と胡麻
				もろこしを作らない
				胡瓜を作らない１
				胡瓜を作らない２
				夕顔を作らない
				婿は離山を通らない
				鶏を飼わない
				三十日餅を搗かない
				十日夜の餅を搗かない
				婚礼では通らない
		一四		地名等命名の伝説	455
				法度河原
				岩水と羽黒下
				荷通り
				入沢の堀の内
				十二窪・十二山
				月夜平
				菖蒲平
				馬坂
				陣屋の屋根
				小山沢
				山犬窪
				蓮華寺窪
				寺久保１
				寺久保２
				金久保
				社参道
				道伯屋敷
				比丘尼屋敷
				源吾庭
				千人塚
				お経塚
				法印塚
				滝
				諏訪ねいり
				馬寄
				十日町
				三條
				黒地蔵
				磯部
				湯原
				十二新田
				小田切
				将監在家
				金ヶ崎
				臼の本
				勝間１
				勝間２
				おかめ
				梅の木在家
				舞台畑
				次郎まなこ
				三反田
				権兵衛小屋場
				下越
				見次
	第二節			昔話	460
		一		動物・植物昔話	461
				よしきり
				梨の木
				狐の恩返し
		二		人間昔話	461
				付け紐小僧
				押絵雛
				利口な嫁
				小坊主と餅
				尻餅の尻臼
				作蔵と熊
		三		子どものころ聞いた昔話	463
	第三節			世間話	464
		一		人間・天狗等の話	464
				狐に化かされる
				もらい風呂
				火事場の馬鹿力
				狐火
				道路拡幅と水田
				大岩穴の金さん
				離山のたもっつあ
		二		その他の話	465
				大奈良どじょう
				湯原新田の同盟休校
				米・麦を搗きに
				鉄砲玉の店
				若水を汲む
				お薬師さん
				二荒山講
				明治の大洪水
				仙岳寺での痩馬
				味噌が腐らない
				生木責め
				大奈良の火事
	第四節			ことわざ・言い伝え・なぞなぞ	467
		一		ことわざ・言い伝え	467
				気象に関するもの
				農業に関するもの
				人生に関するもの
				衣食住に関するもの
				その他
		二		なぞなぞ	471
				衣食住・生活用具
				自然・人間
				その他
				三段形式
		三		言葉遊び	472
				言葉遊び
第一四章				方言	473
	第一節			臼田地域方言の特徴	475
		一		方言とは	475
		二		調査方法	475
			（一）	聞き取り調査	475
			（二）	調査ノート	475
			（三）	文献調査	475
	第二節			臼田地域の方言	476
		一		佐久地方方言の位置づけ	476
		二		臼田地域方言の音韻	476
			（一）	アクセント	476
			（二）	音（おん）の特徴	477
			（三）	音声の特徴	477
		三		臼田地域方言の語法	481
			（一）	助詞・助動詞	481
			（二）	接頭語	482
			（三）	接尾語	482
		四		臼田地域方言の語彙	483
			（一）	調査について	483
			（二）	表記について	483
			（三）	地域差	483
			（四）	語彙の特徴	484
	第三節			語彙集	484
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