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大町市史 第五巻 民俗・観光
出版:1984年/出版元:大町市/編集者:大町市史編纂委員会
章節目次
民俗編







民俗編

第一章






村と町のすがた 3

第二章






村と町 9


第一節





村の組織 9








村の役員 9








共有財産 11








村寄り合い 12








村仕事 13








年齢集団 14








子供組 14








若者組 14








壮年組 14








老年組 16








助け合いと制裁 16








共同労働 16








祝儀、不祝儀の助け合い 17








災害のときの救済 18








村制裁(こらしめ) 18








村入り 19


第二節





町の役割 21








町の範囲と生活環境 21








町の組織 26








町と村 28








定店 28








行商人 30








物の流通 32








32








初荷・初売り








初市・飴市








節供市・雛市・植木市








馬市








盆市








恵比寿講








暮市・節季の市・歳の市








商習慣 36








掛売り








仲買人








売買契約








借金








町の暮し 38








奉公人 38








商家の主婦 39


第三節





交通と運搬 41








道路 43








千国街道 43








山中へ通じる道 45








善光寺道








瀧の入・相川越えの道








沓掛越えの道








和知場越えの道








大町地区内の道 47








大原道








野口道・湯道








寺詣りの道








岳を越える道―針の木峠越え 49








50








道しるべ 52








石造物 53








庚申塔








道祖神碑








馬頭観世音碑








青木湖畔三十三体観音








ふんごみ茶屋 56








街道を来た人々 56








ゴゼ








三河万歳








俵ころばし








ハルゴマ・ハルウマ








越後獅子・猿回し








飴売り








薬売り








鎌屋








牛方とボッカ 59








牛と馬 59








牛追い 60








ボッカ 61








ボッカの道具 62








ショイコ








ニヅヨ・ニヅンボー








ボッカの身支度








新しい街道・新しい運搬法 64








運送馬車・乗合馬車 64








自転車 65








新道と子供たち 66








運搬 67








人力による運搬 67








肩にかつぐ運搬








背に背負う運搬








車による運搬








そり








牛馬による運搬 72








河川を利用した運搬 72








乳川の木流し








高瀬川の木流し








鹿島川の木流し


第四節





新しい住宅地 74








新しい町 74








分町 75








旭町








十日町








東中原町








桜田町








外堀








白樺








新郷








西山住宅








住宅地 81








俵町








中原町








東若宮町








団地と社宅 83

第三章






家と人 96


第一節





家族と親類 96








家長 97








家長の座 97








家長の座の譲渡 99








相続 100








長男子相続 100








その他の相続 100








隠居 101








分家 102








実子分家 103








婿養子による分家 103








隠居分家 104








その他 104








同族と親類 105








つき合い 105








相互扶助 106








本家・分家のつき合い 107








同族神 108








墓地 109








主婦 111








主婦の座 111








嫁の座 113








主婦の座の譲渡 113


第二節





結婚と産育 115








結婚の儀礼 116








相手の選択(見合い) 116








縁談の成立(サケイレ) 117








結納 118








婚礼 119








ハネオヤ








ミタテ








アサムコイリ








コシイレ








杯事








祝宴








床入り








嫁入り道具








地域の人々へのあいさつ 126








里帰り 126








産育 127








妊娠の祝い 127








産の神 128








オコヤスサマ








安産祈願








出産 130








ウブゴヤ








出産の準備








出産の方法








難産の時の呪い








双子の誕生








産湯








出産後の手当て








ウブヤメシ








子供の健康と無事を祈る呪い








産の穢れ








出産祝 138








名付け 138








お宮詣り 139








間引き 140








育児 140








育児用具








食い初め








疱瘡流し








子供の病気








誕生祝い 143




10



しつけ 144


第三節





子供の世界 145








行事と子供 145








道祖神祭り 145








オンベヤキ・ネンブリナガシ 147








家々で行われる行事と子供 150








子供の遊び 151








幼児の遊び 151








男の子の遊び 152








女の子の遊び 152








鬼ごと遊び 153








二手に別れてする遊び 154








子守歌と遊び歌 154








子守歌 154








お手玉歌(ダンマ歌) 155








まりつき歌 157








羽根つき歌 160








縄跳び歌 160








鬼ごっこ歌 160


第四節





若者の世界 160








若者組 161








行事と若者 162








祭りと若い衆 162








運動会 164








青年団 165








青年団活動 165








館之内公徳会 166


第五節





年祝い 169








厄年 170








年祝い 171


第六節





葬送 172








共同祈願と魂よばい 173








送葬の儀礼 174








死者の安置 174








死亡の知らせ 176








納棺の作法 177








葬儀 179








葬儀








野辺送り








埋葬








棚上げ








葬式組・葬具 185








葬式組の役割と分担 185








葬具 186








死後の供養 186








四十九日の法事 186








年忌 187








新盆と新御霊 187








生まれ替わりと仏おろし 189








墓制 189








葬式が続くとき 189








無縁仏 190








宗旨と葬制 192








墓地 192








家畜の墓 193

第四章






毎日の暮らし 195


第一節





すまい 195








屋敷 196








屋敷構え 196








飲料水 201








屋敷内の建物 203








母屋 203








付属建物 207








土蔵








漬物小屋








物置き








焚物小屋








外便所








蚕室








その他








家相 209








間取り 210








間取りの型 210








間取り 216








ダイドコ(土間)








マヤ(馬屋)








ヒキヤバ(挽屋場)








カミスキヤ(紙漉屋)








オエ(居間)








カッテ(勝手場)








ネマ(寝間)








ザシキ(座敷)








その他の部屋








いろりと照明具 224








いろり 224








いろりの名称とカマド








いろりの座名








発火具と火具








照明具 229








建築儀礼 230








普請








ジマツリ(地鎮祭)








ドーズキ(地搗き)








タテメ(建前)・ムネアゲ(上棟式)








ヤウツリ(家移り)


第二節





生業の展開 235








農業 235








稲作と耕地 235








種籾








苗代








種播き








用水








こやし








苗取り








田植








田の草取り








虫除け・鳥追い・災害除け・稲と病害虫








収穫








脱穀








コロバシアゲ








畑作 256








林業 258








林業 258








狩猟 261








大きな動物を獲る方法








小さな動物を獲る方法








小鳥を捕る方法








漁業 265








湖での漁業 265








湖上での冬の穴釣り 267








渓流釣り 268








養蚕 269








ハキタテから上簇まで 270








繭の利用 272








紙すき 273








紙すき 273








原料 277








用具 278








紙すきの準備 279








すき屋 280


第三節





生活のリズム 283








正月の準備 288








ススハキ 288








マツムカエ 289








年神様 290








餅つき 293








暮の市 294








暮の贈答 295








アラミタマ(新御霊) 296








年取り 296








年取りの準備 297








年取りの供え物 297








年取り 299








正月 300








若水 301








元旦の祝い 302








初夢 302








年頭の義理 303








お日持ち 305








仕事始め 306








スゲナイ・倉開き 306








ベロベロの年取り・六日年 307








七草 308




10



オンベヤキ 309








若年 313








物作り 313








イネノハナ・マユダマ 315








鳥追い・もぐら追い 317








ナリズモクイジメ 318








オセイニチ 319








二十日正月・晦日正月 319








節分から彼岸まで 321








節分 321








初午 323








初甲子・社日 324








事八日・針供養 325








ヤショウマ 326








彼岸 326








春から夏へ 328








ヒナマツリ 328








卯月八日 330








スジマキ・八十八夜 331








五月節句 332








田植えと農休み 335








六月一日と晦日 337








七夕と盆 338








タナバタ 339








道祖神祭り 342








借馬の道祖神祭り








高根の道祖神祭り








盆市・盆花迎え 347








新盆 348








新盆見舞い・盆の贈答 350








迎え盆 351








オセイニチ・送り盆 353








秋・収穫祭 355








青箸の年取り 355








二百十日 357








十五夜・十三夜 357








オクンチ 359








稲刈り 360








十日夜・収穫祝い 361








362








大師講荒れ 363








コトオサメ(事納め) 364








冬至 365



一〇




年中行事の消滅 366


第四節





雪とくらし 369








雪と前兆 370








初雪 371








初雪が降るきざし








初雪がくる時期








降雪 371








降雪または晴れるきざし








降雪量








雪道 373








積雪 373








雪の種類 374








雪踏み 375








雪道 375








雪と建物 376








建物の防雪・防寒 376








雪おろし 377








保温・暖房 378








樹木の雪囲い 379








冬の仕事 379








屋内の仕事 379








藁仕事








はた織り








その他








戸外の仕事 383








そり








仕事着








防寒具








出稼ぎ 386








冬の食品 386








季節の食べもの 386








漬物








煮物

















果物など








魚・肉類








その他








野菜の保存 391








雪の中の遊び 392








そり 392








スキー 392








下駄スケート 393








うずまき 393








ショックリ 393








おとし穴 394








ガッチノリ 394








カマクラ 394

第五章






信仰と芸能 395


第一節





町の祭り 395








若一王子神社の祭り 395








由緒 396








流鏑馬 396








竈神社の祭り 400








職人の神 401


第二節





村の祭り 403








村々の神社 403








祭りの準備 405








氏子総代 405








神職 406








物忌 406








幟立て 407








注連縄張り 408








祭り 408








神幸 408








神供 409








祭りと客呼び 410








同族の神 414








路傍の神仏 416








町や村の神仏 416








道祖神 418


第三節





祭りの芸能 420








仁科神明宮 421








作始めの神事 421








太々神楽 422








大神楽 423








舞台 424


第四節





講の祭り 425








伊勢講 426








庚申講 429








立山講 431


第五節





家の祭り 433








屋敷神 433








屋内の神 434








神棚に祀る神々 434








便所神 436








便所という空間 436








出産と便所神 438








便所神をまつる日 439








便所と俗信 441


第六節





須沼歌舞伎 442

第六章






口頭伝承 445


第一節





昔話 446








概説 446








昔話の実際 450








動物昔話 450








尻尾の釣り








猿カニ合戦








かちかち山








時鳥の兄弟








本格昔話 456








鬼のむこ入り








猿のむこ入り








狐女房








桃太郎








瓜姫








夢買長者








三人兄弟








鳥飲みじいさん








花咲かじいさん








笠地蔵








継っ子のイチゴ取り








三枚のお札








馬方山姥








食わず女房








切明庄屋








笑話 480








又兵衛苗むらいかや








武八炭焼き








うざおかのかみ








馬の尻に札








沢庵風呂








どっこいしょ(その一)








どっこいしょ(その二)








ずくなし同士








屁っぴり嫁(その一)








屁っぴり嫁(その二)








草刈ろう








屁の芸








屁の土蔵番








おきよ








天狗のかくれ蓑








度胸が一番








鬼ばくち








和尚さまお代り








餅は本尊様








言われた通り








形式譚 496








天からふんどし








蟻の米運び








長い名の子








その他 497








ちょうず場の神








道ろく神の神様








大町市の昔話一覧 498


第二節





伝説 500








概説 500








伝説の実際 501








植物の伝説 501








一本松








傘松








錫杖松








天狗松








矢止松(留松)








老杉








静御前の杖桜








静御前の杖いちょう








霊松寺の大いちょう








一つ栗








石と岩の伝説 505








いぼなおし石








北いぼ沢の小石








いぼ岩








鬼石








鬼の足跡岩








鏡岩








要石








硯岩








仙人岩と馬返し








立石








御輿石








水の伝説 509








仁科三湖








木崎湖の一本波








中綱湖の主








青木湖の主は赤牛








青木湖の大きくなったわけ








あま池








いもりが池








駒沢池(駒池)








長原の池








一ぺん水








弘法清水








弘法大師の硯水








柳清水








御所川








藤渡橋








清音の滝








機織淵








思い沢








葛温泉








泉の小太郎








塚と穴の伝説 519








経塚








行さん塚








行人塚(上人塚)








首塚








金剛院塚








富樫氏の筆塚








静御前の墓








下原の庚申塔








鬼の穴








山と谷と道の伝説 523








大姥山の山姥








鷹狩山








針ノ木峠越え(佐々成政伝説)








針ノ木峠開削計画








一夜道








牛首








城と屋敷の伝説 526








館之内古城址








森城








北原屋敷








寺屋敷








八面大王の屋敷(本屋敷)








堀屋敷








御殿場








田・原の伝説 529








嫁殺し田








えびすまっ原








武者隠原








五輪の平








地蔵・薬師・観音の伝説 531








原の地蔵








子育て地蔵と弘法大師像








盛蓮寺の聖観音(日不見の観音)








蛇除観音








道しるべ観音








仏崎観音の窟堂








金比羅様の馬(鷹狩山)








あごなし権現








弁天様








神社・寺・堂の伝説 536








お神明様(仁科神明宮)








お神明様と簀社








神明宮への供物








お神明様の唐猫








神明宮の手まり








牛立薬師(曹洞宗牛立山薬師寺)








王子神社祭礼の舞台








五郎宮








盗人宮








栃巣明神








ばんごん様








お羽黒様








しゃごじ様(しゃぐじ様)








狸和尚








むじな稲荷








五社神社宮跡




10



禁忌を語る伝説 547








ゴマを作らない








夕顔を作らない








柿の木を植えない








鶏と犬を飼わない








赤蟻がいない




11



その他の伝説 548








あずき洗い








みこしの入道








八面大王








手づかみ








大町市の伝説一覧 550


第三節





世間話 553








概説 553








世間話の実際 553








狐に化かされた話








狐の嫁入り








狸が木を切る








むじなに化かされた話








山犬の話








ダイラボッチ








大力ばあさん


第四節





ことわざとなぞ 558








概説 558








ことわざとなぞの実際 559








ことわざ 559








衣食住








身体・産育








天候








農事








夫婦・嫁姑

















なぞ 563








衣食住








生活用具








自然








人間








その他



主な話者




主な話者 566

第七章






方言 568


第一節





はじめに 568








方言意識 568








大町市周辺地方の方言についての意識 568








大町市内部の方言差についての意識 569








東京語、共通語との差についての意識 569








大町市方言の位置 570








日本語の方言区画 570








本州東部方言の特徴 571








ナヤシ(長野・山梨・静岡)方言の特徴 571








長野県方言の区画 572








本章の内容・その他 573


第二節





談話語 573








はじめに 573








テキスト方言訳 574


第三節





音韻 591








はじめに 591








大町市方言音韻の体系 592








大町市大町方言の音素・拍体系 592








大町市方言の拍の特徴 594








共通語との対応 598








共通語の(-アイ)・(-アエ) 599








共通語の(-オイ)・(-オエ) 601








共通語の(-ウイ)・(-ウエ) 603








共通語の(-イエ) 606








共通語の(-アユ)・(-アヤ) 608








共通語の(ウ)軸 609








共通語の(イ)軸 609








共通語の(ユ)軸 613








共通語の(ヒ)と(シ) 616








大町市方言音韻の位置 619








日本語音韻の三つの分類 619








母音の無声化 620








母音の無声化とは








大町市方言における母音の無声化








もともと促音のないところに促音を入れる現象 624


第四節





アクセント 627








はじめに 627








アクセントとは 627








有アクセントと無アクセント 627








アクセントの型の表記 628








大町市方言アクセントの型、その種類、体系 629








アクセントの型、その種類 629








アクセントの型の名称 630








大町市方言アクセントの体系 631








平板型と尾高型 631







東京語における平板型と尾高型








大町市方言アクセントの平板型と尾高型








語アクセントの特徴 633








「類」とは 634








一拍名詞 634








二拍名詞 635








三拍名詞 641








「類」による型の傾向








第四類所属語の中高型








第五類所属語の中高型








第六・七類所属語の頭高型








四拍名詞 646








二拍動詞 649








三拍動詞 650








四拍動詞 650








複合動詞のアクセント 652




10



二拍形容詞 653




11



三拍形容詞 654




12



四拍形容詞 655








大町市方言アクセントの位置とその特徴 657


第五節





文法 657








はじめに 657








動詞・形容詞の活用とその特徴 658








動詞の活用 658








動詞の活用表








動詞活用の種類とその特徴








活用形の用法








形容詞の活用 662








形容詞の活用表、活用の種類








活用形の用法








表現 664








推量・意志・勧誘などの表現 664








~ズラ








~タズラ








~ダラズ








~ツラ








~ズ








~メカ








~ネカ・~ジャネカ・~ジャン








~ヤ








打消・禁止の表現 672








能力と条件的可能の表現 677








理由・原因の表現 679








敬語表現 680








尊敬表現








謙譲表現








丁寧表現








大町市方言文法の位置 689








東西両方言対立からみた大町市方言 690








東西両方言の対立とその境界








東西両方言の対立からみた大町市方言








ナヤシ方言の特徴と大町市方言


第六節





方言の分布 694








はじめに 694








言語地図とその解釈 696








あぐらをかく 696








正座する 701








しゃがむ 703








おたまじゃくし 707








ありじごく 711








かめむし 718








肩車 721








竹馬 726








つらら 729




10



雪かき 734




11



「わら製の長靴」と「わら製のスリッパ」 736




12



火だこ 740




13



どんど焼き 743




14



ことばと場面 757








「とうもろこし」








「めんこ」








方言の分布の型 772








言語地図と方言分布の型 772








北部型、北部周辺型 772








北部・中部型、北部・中部周辺型 776








南部型、南部・東部型 777








南部・東部・中部型 778








中部型、中部・東部型、東部型 778








大町市街地からの放射 780








全域散在・点在型 780








小空間分布型 781




10



まとめ 781


第七節





終りに 782

民俗編 あとがき 民俗編 あとがき 789
観光編







観光編

第一章






概説 793


第一節





観光の定義と目的 793


第二節





市民の観光に対する意識 794








市内観光地に対する評価 794








大町と他の観光地との比較 796








観光と市民生活意識 797








観光地としての発展性 798








行政等関係機関に対する要望 799


第三節





大町市観光の特性 801








優れた教育化水準と強い観光指向 801








その強い季節波動性 802








交通の不便さがもたらす遠い距離感 802








黒部ダム(立山・黒部アルペンルート)への偏重性 805








優れた自然と文化 807


第四節





市民生活と観光 808








歴史の中の産業構造の推移 808








農業の減少と観光・サービス業の増加 810








地元をうるおす観光産業 812


第五節





交通と観光 815








観光客の利用交通機関 815








国鉄大糸線の歩み 816








国鉄大糸線と観光開発 819


第六節





大町市観光、その将来の発展を目指して 822








大町市観光の魅力 822








大町市観光発展の要件 824








地域性あふれる「ふるさと観光」 824








自然と文化と温泉地を生かした広域観光 824








地場産業の育成強化 825








都市の美しさ楽しさを生かした観光 825








黒部ダム(立山・黒部アルペンルート)の重要性 825








交通体系整備の急務 826

第二章






大町の観光の歴史 828


第一節





観光の起源 828








概説 828








藩制から明治時代 830








葛温泉の開発史 830








木崎湖と森城跡 834








大正から昭和初期 836








観光の語義 836








観光と文化財 838








初期の観光地 840








観光施設と組織の発展 842








観光協会の設立 842








村営山小屋 843








スキー(雪艇) 844








スケート(氷滑) 849








村営貸ボートと遊覧船 851








中部山岳国立公園 853








学者村とエコノミスト村 856








学者村








エコノミスト村


第二節





大町の観光の高揚と現況 858








ダム観光時代の到来 858








黒部ダムの完成と公開 858








高瀬ダムとその渓谷 860








引湯による平地観光の充実 861








引湯までの経過 861








大町温泉郷の実現 862








木崎湖温泉の開湯 866








博物館の町 867








観光の先駆・大町山岳博物館 867








五つの博物館の横顔 869








市立大町山岳博物館








酒の博物館








エネルギー博物館








塩の道博物館








東山低山帯野外博物館








史料にみる伝統神事と文化財保護行政 874








仁科神明宮の「作始め」の神事 874








若一王子神社「流鏑馬」の神事 877








文化財保護行政と民間の協力 879


第三節





大町の市場と物産 888








近世から近・現代の市場 888








馬市 888








初市から暮市 891








近世から近・現代の特産物 893








近世の特産物 893








現代の特産物 895

第三章






主な史跡と文化財 897


第一節





概説 897


第二節





主な史跡と文化財 900








社地区 900








仁科神明宮 900








盛蓮寺 904








山寺廃寺跡 906








館之内居館跡とその周辺 908








北安曇郡八坂地区 912








大町地区 916








大町居館跡(天正寺居館跡) 916








天正寺 919








竈神社 920








弾誓寺 921








若一王子神社 924








霊松寺 929








平地区 930








森城跡 930








海の口付近 933








佐野坂石仏 934








小熊山麓の積石塚古墳群 934








上原遺跡 935








西正院(大姥堂) 937








大沢寺 937








常盤地区 938








仏崎観音堂 938








仁科氏関係の山城・居館跡 939








乳川石堤(市指定史跡) 941








清水家文書(市指定文化財) 942


第三節





札所めぐりと石神・石仏 942








仁科三三番札所めぐり 942








大町の石神・石仏 946








三三番観音石仏群 946








六観音・七観音石仏 947








道祖神 948








大黒天 948








庚申塔 949








名号碑 950








月待碑 951








その他 952

第四章






観光と年中行事 953


第一節





祭礼と神事 953








仁科神明宮の神事 955








仁科神明宮の神楽(県指定無形民俗文化財) 955








古式作始めの神事 956








若一王子神社の祭礼 957








八坂神社の祭礼 957








稚児行列 958








流鏑馬神事(市指定無形文化財) 958








ぶたい(舞台) 960








竈神社の八朔祭 963








主な年中行事 963








飴市 963








木崎湖の燈籠流しと花火大会 934








大町温泉郷の花火大会 965








仏崎の草競馬 965








やまびこ祭り 966

第五章






山岳 968


第一節





自然美への開眼 968


第二節





登山のはじまり 970








加賀新道 970








外国人による登山 972








学術登山 975








測量登山 977








探険登山 979








渡辺敏と窪田畔夫 979








著名な岳人たちの足跡 981








ウェストンと大町 983








黒部に生きた冠松次郎 987








日本アルプス縦断記 989








日本山岳会の設立 989


第三節





山案内のうごき 991








大町登山案内者組合の設立と案内者 991








平村登山案内人組合 997








山の通信・伝書バト 998








ハトの中心地となる大町 998








山岳救助とハト通信 998








伝令とハト通信の比較 999


第四節





山と人 1001








大町の山人たち 1001








遠山品右衛門 1001








狩野きく能 1002








百瀬慎太郎 1003








平林武夫 1006








手塚順一郎 1007








平林克敏 1008








大町にゆかりの山人たち 1009








槇有恒 1009








塚本閤治 1010








古原和美と武田武 1011








松方三郎 1012








宮さまの登山 1013








朝香宮鳩彦王








久邇宮ご兄弟


第五節





近代登山史に残る鹿島槍ヶ岳 1016








近代アルピニズム 1016








積雪期の登はん 1017


第六節





山と教育 1020








学校登山 1020








信濃木崎夏期大学と山岳 1025








大町山岳博物館 1026








長野県山岳総合センター 1029


第七節





催しとグループ 1031








市民のうごき 1031








慎太郎祭 1031








市民登山 1036








グループのうごき 1038








大町山岳会 1038








大町山の会 1039








昭和電工大町工場山岳部 1039








呉羽紡績大町工場山岳部 1040


第八節





山小屋のうつりかわり 1041








三俣蓮華小屋 1041








水晶小屋 1042








野口五郎小屋 1142








湯俣山荘 1042








湯俣温泉晴嵐荘 1042








烏帽子小屋 1043








濁小屋 1044








船窪小屋 1045








餓鬼岳小屋 1045



一〇




村営大沢小屋 1046



一一




大沢小屋 1047



一二




針ノ木小屋 1049



一三




新越乗越小屋 1050



一四




種池小屋 1050



一五




冷池小屋 1051



一六




鹿島山造林小屋 1051



一七




滝ノ小屋 1052



一八




その他の小屋 1052


第九節





山岳遭難 1053








増加する遭難 1053








早稲田大学の遭難、篭川谷 1053








鹿島槍ヶ岳、冷小屋主の遭難 1057








同志社大学の遭難、北葛岳 1058








学習院大学の遭難、鹿島槍ヶ岳天狗尾根 1061








二重遭難と救助隊の組織 1063








北鎌尾根の遭難 1063








救助隊員 白川敏男の殉職 1063








救助隊の組織 1064








救助隊員の身分保証 1065








救助隊員の補償 1067








危険登山道の管理 1068








地元山岳会の北アルプス北部遭難対策協議会への加入 1069








遭難事故の統計 1070

第六章






観光と伝説・民謡 1072


第一節





観光と伝説 1072








東山の台地に立って 1075








雪形の幻 1075








静御前の墓 1077








針ノ木峠を越えて 1081








武将と大姥尊像 1081








黄金の壺を抱く 1083








母なる大地 1086








泉小太郎の干拓 1086








北条屋敷に眠る 1089








八面大王の抵抗 1090








青き湖の語ること 1092








湖の誕生 1093








御神渡は<恋の道> 1094








森城哀史 1095








鳴りひびく沈鐘 1096








青木湖哀史 1098








湖の主の母性愛








近代伝説








鬼も住んでいたところ 1100


第二節





観光と民謡 1101








伝承の民謡 1101








生活と民謡 1101








民謡の発生 1102








大町地方の民謡 1103








子守唄








地搗唄








田植唄








木挽唄








盆踊唄








瞽女唄など 1109








他の地区との関連 1109








女たちの喜びとなぐさめを 1110








ゴゼの足跡 1113








新作民謡と踊り 1115








新作民謡の復興 1115








安曇節と踊り 1116








作成の経過








大町地方における安曇節の普及








安曇節の歌詞








出原處士のこと








観光民謡の普及 1123








大町小唄 1123








作成までの経過と背景








唄と踊りのこころ








料芸界と民謡 1131








観光民謡のながれと大町音頭 1131








市民祭りと民謡 1135








大町やまびこ音頭 1135

第七章






観光と文学 1140


第一節





文学のなかの大町 1140








明治の文人墨客 1140








山岳紀行文など 1142








小暮理太郎と田部重治 1142








志村烏嶺と辻村伊助 1143








大町を訪れた歌人(大正篇) 1145








島木赤彦 1145








若山牧水 1146








窪田空穂 1147








山を愛した文人(大正篇) 1148








吉江喬松 1148








阿部次郎 1149








石川欣一 1150








大町桂月 1152








山を愛した文人(昭和篇) 1153








冠松次郎と室生犀星 1153








茨木猪之吉 1155








百瀬慎太郎 1157








小説のなかの山々 1158








深田久弥と新田次郎 1158








大仏次郎の『旅路』 1160








井上靖の『あした来る人』 1162








瓜生卓三 1163








小説のなかの大町 1165








吉田絃二郎の『静夜曲』 1165








北條秀司の『霧の音』 1166








井伏鱒二の『駅前旅館』 1167








丸山健二の作品 1168








曽野綾子の『湖水誕生』 1170








松本清張の『眼の壁』 1172








随想のなかの大町 1173








田中澄江の『花の百名山』 1173








太田愛人の『羊飼の食卓』 1174








足立源一郎 1175








中村白葉の文学碑 1176








映画『黒部の太陽』 1177








詩歌 1178








俳句 1178








短歌 1185








現代詩 1193


第二節





絵のなかの大町 1218








明治・大正時代 1218








昭和の時代 1220








郷土の画家たち 1224

観光編 あとがき 観光編 あとがき 1229
章節目次