上久堅村誌
出版:1992年/出版元:上久堅村誌刊行委員会/編集者:上久堅村誌編纂委員会
章節目次
第一編







自然環境 1

第一章






地形・地質 3


第一節





地形・地質の概要 3


第二節





断層に沿う地形 6


第三節





伊那層 6


第四節





カコウ岩 7



一、




生田カコウ岩 7



二、




滝沢カコウ岩 9



三、




天竜峡カコウ岩 9



四、




上久堅カコウ岩 10


第五節





苦鉄質岩 10



一、




卯月山苦鉄質岩体 10



二、




ユーリサイト様岩 40



三、




その他のハンレイ岩や変輝緑岩 40


第六節





領家変成岩 41



一、




菫青石片状ホルンフェルス 41



二、




珪線石片麻岩 42



三、




糖晶状石灰岩 45



四、




変成条件の推定 45

第二章






気象 46


第一節





総説 46



一、




気象上から見た地形概要 46



二、




上久堅の気象の特徴 46



三、




気温 47



四、




降水量 50



五、




積雪 52



六、




52



七、




天気 54



八、




生物気象 55

第三章






植物 56


第一節





上久堅の植物の概要 56



一、




垂直分布からみた上久堅の植物 56



二、




上久堅の原植生 57


第二節





各地の植物分布 58



一、




耕作地と住宅地の植物 58



二、




林の植物 62



三、




沢・湿原の植物 65


第三節





帰化植物 65


第四節





上久堅を物語る植物 66


第五節





植物暦 70


第六節





植物リスト 74

第四章






動物 79


第一節





総説―生物分布の特徴的なこと― 79


第二節





哺乳類 80



一、




主な哺乳類 80



二、




めずらしい哺乳類 82


第三節





鳥類 83



一、




主な鳥類 83



二、




最近ではめずらしい鳥類 86


第四節





昆虫類 88



一、




主な蝶類(鱗翅目) 88



二、




主な甲虫類(鞘翅目) 91



三、




主なトンボ類(蜻蛉目) 95



四、




陸生カメムシ(半翅目) 97








セミ(同翅亜目)








ハチ(膜翅目)








カマキリ(網翅目)








ナナフシ(ナナフシ目)



五、




キリギリス、コオロギ、バッタ(直翅目)(跳躍目) 97








タイコウチ、コオイムシ(半翅目異翅亜目)








キカマキリモドキ(脈翅目)
第二編







原始・古代 101

第一章






考古学よりみた上久堅 103


第一節





はじめに 103


第二節





上久堅の考古学的調査 104


第三節





上久堅の遺跡 108


第四節





北田遺跡公園の誕生 115

第二章






旧石器時代の文化 117


第一節





人類の誕生と更新世の日本 117


第二節





旧石器時代の上久堅 118

第三章






採集社会の縄文時代 121


第一節





縄文文化の開始と時期区分 121



一、




縄文時代草創期(約一万二千年前~一万年前) 123



二、




縄文時代早期(約一万年前~六千年前) 123



三、




縄文時代前期(約六千年前~五千年前) 124



四、




縄文時代中期(約五千年前~四千年前) 125



五、




縄文時代後期(約四千年前~三千年前) 126



六、




縄文時代晩期(約三千年前~二千三百年前) 126


第二節





縄文時代の上久堅 127



一、




上久堅の黎明 127



二、




北田遺跡の繁栄 129



三、




縄文終末期の上久堅 138

第四章






農耕社会の弥生時代 145


第一節





水稲耕作の東漸と文化の変遷 145



一、




弥生時代前期(約二千三百年前~二千百年前) 145



二、




弥生時代中期(約二千百年前~千九百年前) 146



三、




弥生時代後期(約千九百年前~千七百年前) 146


第二節





伊那谷の弥生文化 147


第三節





弥生時代の上久堅 149

第五章






古墳時代の社会と文化 152


第一節





大和政権の成立と古墳文化 152



一、




前期(四世紀) 152



二、




中期(五世紀) 154



三、




後期(六・七世紀) 155


第二節





伊那谷の古墳文化 156


第三節





古墳時代の上久堅 158



一、




古墳時代の北田遺跡 158



二、




上久堅の古墳 168



三、




塚穴一号・二号古墳の調査 171

第六章






奈良・平安時代の様相 179
第三編







中世 181

第一章






中世の概観 183


第一節





時代相 183


第二節





上久堅の領域 184



一、




伴野庄における上久堅 184



二、




知久氏支配下の上久堅 185



三、




天文二年信州下向記における交通 186

第二章






鎌倉時代と知久氏 188


第一節





上ノ平から知久郷へ 188


第二節





知久信貞と的始 189


第三節





敦幸と事蹟 190


第四節





知久氏と寺院 192



一、




文永寺 192



二、




法全寺 197

第三章






室町時代と知久氏 200


第一節





知久氏と争乱 200



一、




南北朝の対立 200



二、




大塔・結城戦と知久氏 201



三、




小笠原氏と知久氏 202



四、




坂西氏と知久氏 203



五、




天文二年の戦い 204



六、




武田晴信の上伊那侵入と知久氏 205


第二節





知久氏の支配 205



一、




拡大する領域 205



二、




神之峯城を中心とした主な支城 207



三、




柏原の諸寺 207



四、




神之峯落城と知久氏 217


第三節





武田氏の支配と衰亡 218



一、




武田氏の下伊那支配 218



二、




織田氏の伊那侵入 221



三、




武田氏の民政 222


第四節





知久氏の統治 226



一、




知久氏の復帰 226



二、




菅沼氏の支配 231



三、




知久氏の再興 233



四、




知久氏城主の変遷 236

第四章






神之峯の城跡 240

第五章






考古学上からみた中世の上久堅 244


第一節





上久堅の中世遺跡 244


第二節





知久氏関係遺跡 245
第四編







近世 249

第一章






支配関係の変遷と村の制度 251


第一節





支配関係 251



一、




毛利秀頼 251



二、




京極高知 251



三、




小笠原秀政 252



四、




家康蔵入地(幕府領) 252



五、




脇坂氏 253



六、




天領(幕府領) 253



七、




高須藩松平氏 256



八、




知久氏 257



九、




堀氏 258



十、




白河藩阿部氏 258


第二節





村の変遷 260


第三節





村役人 262



一、




庄屋(名主) 262



二、




廻り庄屋 262



三、




庄屋(名主)の仕事 264



四、




組頭・百姓代 269


第四節





五人組 271


第五節





お布令と村定め 275



一、




お布令(御触) 275



二、




村極(村定め) 278

第二章






土地制度と年貢 281


第一節





検地 281


第二節





年貢の収納 284



一、




天領時代の年貢 284



二、




高須藩の年貢 291



三、




知久領の年貢(南原の内堂平) 304


第三節





村人足・村貫 305



一、




村人足 305



二、




村貫 308


第四節





木曽助郷 325

第三章






人口・家族 333


第一節





戸籍 333


第二節





人口の動き 342



一、




年齢別人口構成 342



二、




柏原山分の人口の動き 343



三、




柏原村の人口の動き 344


第三節





家族の構成と大きさ 345


第四節





婚姻と子供の数 347

第四章






産業・経済 349


第一節





農業 349



一、




耕地と戸数 349



二、




肥料 351



三、




351



四、




352



五、




353



六、




猪、鹿の防止 354


第二節





土地の売買と農村の金融 356



一、




土地売買 356



二、




農村の金融 358


第三節





米価高と二分金騒動 363



一、




明治初年の経済 363



二、




二分金騒動 364

第五章






水利その他 370


第一節





井水・川除など 370


第三節





溜池(雨池) 374

第六章






入会 377


第一節





野池山 377



一、




柏原村と野池村の山論 379



二、




柏原山分と野池村の山論 380



三、




堂平を含む南原村の入会 384



四、




食料の採取権をめぐって 385


第二節





芋平山 386


第三節





大豆沢山入会 387


第四節





氏乗山入会 390


第五節





萩山その他地付入会 392

第七章






交通 396


第一節





秋葉街道 396



一、




秋葉みち 396



二、




小川路峠道 397


第二節





渡船 399



一、




知久平渡 399



二、




今田渡 402

第八章






凶作と飢饉 404


第一節





凶作のひろがり 404



一、




元禄の凶作 404



二、




宝永の凶作 405



三、




正徳の凶作 408


第二節





享保の飢饉 410


第三節





天明の飢饉 413


第四節





天保の飢饉 417

第九章






寺子屋 423


第一節





柏原村の寺子屋 423



一、




橋爪伯耆生・橋爪日向正・橋爪瓊才 423



二、




福与弥五右衛門 425



三、




小松妙峰 425



四、




田中栄達・田中春達・田中慶達・田中数麿 425



五、




長沼要作・長沼周民・長沼静馬 426


第二節





柏原山分の寺子屋 427



一、




北沢林蔵 427



二、




岩間忠蔵 427



三、




北沢勘左衛門・北沢新十郎 428



四、




小倉新左衛門・小倉慎一 428



五、




川手重左衛門・川手要治郎 428

第十章






南山一揆 429


第一節





一揆の背景 429



一、




南山三六ヵ村 429



二、




天保十四年の訴願 429



三、




安政二年の歎願 431



四、




猪兵衛を中心とした抵抗運動 432



五、




安政六年の歎願 433


第二節





一揆の様相 435



一、




蜂起 435



二、




飯田藩との交渉 437



三、




奉行務川忠兵衛との対決 440


第三節





一揆の結末 442
第五編







近代・現代 447

第一章






上久堅村政の変遷 449


第一節





明治維新から上久堅村成立 449


第二節





明治から大正期の村政 455


第三節





動乱の昭和前期の村政 459


第四節





戦後の行政改革 460



一、




学制改革 460



二、




農地改革 461



三、




選挙法の改革 461


第五節





飯田市合併 461



一、




町村合併促進法 461



二、




町村合併への動き 462



三、




知事勧告 464



四、




合併覚書調印式 467



五、




飯田市への合併 470


第六節





合併後の自治行政 474



一、




自治協議会の発足 474



二、




合併後における行政機構及び公的団体 475


第七節





人口の動き 484

第二章






産業・経済の変遷 489


第一節





稲作 489


第二節





養蚕・蚕種と製糸  491



一、




養蚕 491



二、




蚕種 493



三、




製糸業 495


第三節





その他の農業 497



一、




果樹 497



二、




畜産 498



三、




作物の変化 500


第四節





副業 501



一、




紙すき 501



二、




炭焼き 502


第五節





商工業 503



一、




商業 503



二、




工業 507

第三章






農業行政の変遷と農地改革 509


第一節





農業諸団体 509



一、




勧業会 509



二、




農会 510



三、




上久堅信用購買利用組合 511



四、




農業会 512



五、




農業協同組合 512


第二節





農地改革 513



一、




第一次農地改革 513



二、




第二次農地改革 514



三、




農地及び経営の状況 515



四、




農地改革の実施 515



五、




農地の交換分合 516

第四章






山林と共有山 517


第一節





山林 517


第二節





財産区の成立と運営 519



一、




柏原財産区 519



二、




小野子生産森林組合 528

第五章






教育 529


第一節





学校教育 529



一、




小学校 529



二、




中学校 541



三、




実業補修学校 青年学校 545



四、




PTA(父母と教師の会) 546


第二節





社会教育 547



一、




公民館活動 547



二、




補修学校・青年学級 551

第六章






団体 552


第一節





青年会 552



一、




戦前の概観 552



二、




戦後青年運動の概観 556


第二節





婦人会 569



一、




戦前の婦人会 569



二、




県、郡、市連合婦人会 570



三、




上久堅婦人会のあゆみ 572



四、




関係団体 587


第三節





老人クラブ 591



一、




創立から初期の頃 591



二、




飯田市老人クラブ連合会での活動 591



三、




老人を取りまく生の哀感 593



四、




歴代会長と各種表彰 594



五、




市老連主催各種大会参加成績 595


第四節





上久堅村学術共進会 595

第七章






交通・運輸・通信 599


第一節





交通 599



一、




秋葉街道の変遷 599



二、




道路改良 609



三、




今後に期待する交通網 621


第二節





運輸 622



一、




バス路線の開通 622



二、




交通機関の変遷 623


第三節





通信 624



一、




郵便局 624



二、




有線放送 625

第八章






厚生・保健衛生 626


第一節





明治以前の保健衛生 626



一、




明治時代の保健衛生 626



二、




大正時代以降の保健衛生 626


第二節





国民健康保険(国保) 627


第三節





飯田市の保健事業 628


第四節





診療所と代田医院 629


第五節





上久堅授産所 630


第六節





保育園 631


第七節





簡易水道 632



一、




上久堅簡易水道(旧一期線) 632



二、




上久堅三期水道組合 634

第九章






徴兵・従軍 636


第一節





徴兵 636


第二節





従軍 638



一、




日清戦争 638



二、




日露戦争 638



三、




第一次世界大戦 640



四、




満州事変から第二次世界大戦 640


第三節





在郷軍人会 643

第十章






満州移民 646


第一節





移民の経過 646


第二節





開拓の概要 648



一、




入植地区の概況 648



二、




団の建設状況 649



三、




教育・医療・その他 651


第三節





開拓団の終末 652



一、




終戦当時の団の状況 652



二、




開拓団の離脱から帰国まで 653



三、




引上者のその後 656


第四節





郡下の状況 656

第十一章






警察・消防と災害 657


第一節





警察 657


第二節





消防 657


第三節





災害 660

第十二章






治山事業と砂防学校 665


第一節





治山事業の沿革と成果 665


第二節





砂防学校 676


第三節





重点保全地区総合治山事業 679

第十三章






観光 681


第一節





神之峰の観光 681


第二節





秋葉街道遊歩道 682


第三節





その他の観光 685

第十四章






碑文 686
第六編







民俗・信仰 691

第一章






人の一生 693


第一節





出産から幼少期 693


第二節





成人と婚姻 694


第三節





厄年と年祝 696


第四節





葬儀 697

第二章






年中行事 699


第一節





一般行事 699


第二節





農事の行事 704

第三章






神社・寺院 705


第一節





神社 705



一、




久堅神社 705



二、




諏訪社 710



三、




その他の神社 710


第二節





寺院 711



一、




玉川寺 712



二、




興禅寺 713



三、




廃寺 715



四、




堂・庵 717

第四章






芸能・信仰 722


第一節





伝統芸能 722



一、




越久保獅子囃子 722



二、




小野子諏訪神社御柱 725


第二節





伝承行事 726



一、




事念仏 726



二、




事の神送り 727



三、




虫送り 728


第三節





講信仰 729

第五章






童唄・伝説 732


第一節





童唄(わらべ唄) 732



一、




遊びの中 732



二、




季節の中 736



三、




生活の中 737



四、




その他 738


第二節





伝説 738



一、




神之峰に関係した伝説 738



二、




その他の伝説 740

第六章






俚言(ことわざ)・方言 742


第一節





俚言(ことわざ) 742



一、




気候に関係したもの 742



二、




農業に関係したもの 743



三、




食事・食べ物に関係したもの 744



四、




病気・医療に関係したもの 745



五、




生活全般に関係したもの 746


第二節





方言 749



一、




一般方言 749



二、




動物に関係する方言 754



三、




植物に関係する方言 755
付録







付録








上久堅地区の小字一覧表 757








年表 762
編集後記 773
章節目次