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上田市誌 15巻 蚕都上田の栄光
出版:2003年/出版元:上田市誌刊行会/編集者:上田市誌編さん委員会
章節目次
第一章







織物にみる上田のあゆみ

第一節






麻と木綿 3








縄文・弥生・古墳時代 3









出土品としての繊維製品








古代から中世へ 4









正倉院宝物のなかの布









文献のなかの信濃布








中世から近世へ 6









和州郡山からの繰綿









上田地方への木綿普及









木綿をめぐる動き

第二節






絹織物 9








古代・中世の絹織物 9









貢納物としての絹









記録のなかの「ツムギ」








近世の絹織物 11









上田における絹織物









コラム 真田紐
第二章







近世上田の蚕糸業

第一節






近世中期の蚕糸業 15








近世中期の養蚕と織物 15









宝永の上田藩村明細帳









宝永期の養蚕普及状況









上田縞の流行








上田縞と上田紬 18









上田縞の見本









享保十九年織立(おりたて)注意書









上田縞・上田紬の上方移出








蚕種と養蚕書 20









蚕種製造の流れ









『新撰養蚕秘書』にみる養蚕術

第二節






近世後期の蚕糸業 25








上田城下の賑わい 25









為登糸の移出









上田名産の上田縞・縞紬









理想の上田紬








養蚕・蚕種業の発展 26









桑畑の拡大と桑の売買









上塩尻村の蚕種商人









蚕種商人仲間の結成









信州上田蚕種の確立








上田藩の国産品統制 29









産物改所の設置









産物会所の開設
第三章







養蚕業の発展

第一節






養蚕業の普及 35








横浜開港の衝撃 35









養蚕業への脚光









本格的養蚕業への道








養蚕業の広まり 36









『町村誌』にみる蚕業









乾湿計の発明









清涼育から保温折衷育へ









明治初期の飼育法

第二節






養蚕業の躍進 40








桑園の拡大 40









上田小県地方の桑園









桑園の技術的発展









優良桑苗の生産









桑仕立て方の変遷









桑園に化学肥料を








増える繭の生産量 44









県内最大の収繭量









夏秋蚕の登場









養蚕の労働力








養蚕技術の改良 46









全芽条桑育の普及









養蚕組合の設立









蚕室の改良









繭糸会社の設立









霜害とその対策

第三節






養蚕業の変容―恐慌下の養蚕業― 50








養蚕経営の打撃 50









世界大恐慌と養蚕農家









生糸と人絹









養蚕農家の対応









農村更生運動








養蚕業の変化 53









養蚕実行組合の結成









産繭処理統制法と特約組合









桑園の整理改植








大戦下の養蚕業 56









生糸消費国アメリカの変化









蚕糸業統制法の制定









文化育の導入









戦時下の繭増産計画









食糧増産









コラム 蚕の一生









蚕糸業を知るための基本用語
第四章







蚕種業の発展

第一節






幕末・維新期 69








幕末開国期の動向 69









蚕種貿易の始まり









蚕種貿易をめぐる動き








明治初年の動向 71









維新動乱のなかの蚕種業









明治四年「未年之(ひつじの)事件」

第二節






明治期 73








蚕種業の発展 73









上田盆地の蚕種の桑畑









曲川沿岸に集中する蚕種屋









蚕種屋と種場









全国的産地へ









蚕種会社の設立









横浜蚕種焼き捨て事件









明治中期の蚕種








蚕種業の近代化 81









微粒子病とその対策









蚕種同業組合の結成









蚕品種の整理と統一








蚕種検査の近代化 83









平付(ひらつ)けから枠付(わくつ)けへ









夏秋蚕種









風穴を利用した蚕種貯蔵









冷蔵庫を蚕種貯蔵に利用









蚕卵台紙の製造

第三節






大正・昭和期 87








蚕種の品種改良 87









優良糸と蚕種改良









一代交雑種の開発









雌雄鑑別のむずかしさ









上田蚕種株式会社の設立









県指定蚕種の奨励









人工ふ化の実用化









バラ蚕種








蚕種業の全盛期 93









全国一の蚕種産地へ









蚕種郷の塩尻村









蚕種取締所出張所設置









鉄道の開通と蚕種業









郵便による蚕種輸送








蚕種王国の崩壊 97









蚕種屋への衝撃









製糸会社による蚕種製造









没落する中小蚕種屋









原蚕種の国家管理へ








戦時下の統制 100









戦時体制下の統合









蚕糸業統制下の蚕種業
第五章







近代製糸の導入と発展

第一節






維新期の製糸業 105








生糸の輸出と改良 105









生糸の輸出と上田









輸出を支える生糸









生糸改会社から生糸改所へ









拡栄(かくえい)社の誕生









上田で第一回共進会









足踏座繰器に活路を見いだす









産業組合と揚返場(あげかえしじょう)









上田女紅場と織物業








洋式技術の習得 112









宮下理兵衛前橋製糸所へ









上田製糸所と小野組









富岡(とみおか)製糸場の工女に上田から








器械製糸業の発展 115









信陽館(しんようかん)と器械製糸









田(ときだ)館の上田進出









水をめぐる問題









製糸工場と繭倉庫









上田倉庫と諏訪倉庫









大屋停車場の設置運動









コラム 生糸の商標

第二節






大正期の上田 122








経営規模の拡大









器械製糸工場の増加と変遷









共同の再繰工場信全社









生糸検査と関東大震災









筑水社の生糸取引









浦里の座繰製糸









繭の購入にかかる費用








繰糸技術の向上と副産物 127









繰糸技術の改良









水の利用と動力源









絹製品から靴下へ









信州上(じょう)一番は最下位に









副産物(ふくさんぶつ)の処理を専門の工場で








労働者の保護と製糸業 131









工場法による労働者の保護









製糸工場で働く男子工員









働く繰糸(そうし)工女









工女募集にかかる費用









工女の賃金と賞罰制度









働く時間と休日の楽しみ

第三節






世界大恐慌と十五年戦争 136








製糸業の縮小と不況対策 136









糸価暴落と製糸工場の倒産









場倒産で倉庫会社も









恐慌と不況対策









常田館の繭特定取引









セリプレーンで高い繰糸技術









多条繰糸機(たじょうそうしき)の登場









生糸の消費と藤本蚕業









屑繭(くずまゆ)利用で収入を図る村









上田共同再繰所料金値上げ








製糸労働者の推移と就職斡旋 141









切り下げられる工女の賃金









新しい職場を求めて









上小販連(じょうしょうはんれん)が製糸をはじめる








衰退する製糸業 143









国内用生糸への転換









輸出停止後の生糸製造









コラム 繭から生糸ができるまで
第六章







蚕糸教育と行政

第一節






小県蚕業学校 151








郡立小県蚕業学校の発足 151









蚕業学校の設立









学校の規則









校舎は丸堀の民家を改修









長野県官員になった三吉米熊









ヨーロッパを視察した三吉米熊









開校と蚕業学校の教職員









生徒数と出身地









蚕業学校式飼育法と天気予報









権現坂に校舎移転








県立小県蚕業学校の発展 155









県立学校への移管









科編成と定員









学科課程









教員志望者の養成









寄宿舎









実習教育









産業会と友誼会









地域への貢献









卒業生の活躍









蚕糸業全盛期の蚕業学校









校舎が常入(ときいり)の現在地に移転









三吉米熊校長の逝去








戦争と蚕業学校 162









戦時体制下の学校









軍事教育と学徒動員









北海道援農隊の派遣









空襲による校舎焼失








小県蚕業高等学校 165









上田農業学校









小県蚕業高等学校の誕生









社会経済状況の変化と蚕業教育

第二節






上田蚕糸専門学校 167








上田蚕糸専門学校の設立 167









専門学校をめぐる動き









上田蚕糸専門学校の設立









上田蚕専の開校









絹糸紡績科と繊維化学科増設









戦時体制と繊維専門学校








信州大学繊維学部のあゆみ 171









信州大学繊維学部への転換









学科の改廃・増設と大学院設置

第三節






蚕業試験場 173








原蚕種製造所の設置 173









劣悪な生糸









原蚕種製造所の設置









原蚕種の製造と配布









生かされた研究成果








蚕業試験場の設立 176









蚕品種統一に貢献









蚕業試験場の研究体制








上田での蚕業試験場 177









上田への蚕業試験場移転









養蚕の近代化に貢献









上田の蚕業試験場の廃止
第七章







第二次大戦後の養蚕業・製糸業・蚕種業

第一節






蚕糸業の復活 183








養蚕業の復活 183









桑園の復興









養蚕農業組合の結成









稚蚕共同飼育の普及









省力多収繭の養蚕業へ









農業構造改善事業と養蚕業








蚕種業の復興 188









上田蚕種の復活









昭栄製糸による蚕種製造









蚕種の技術革新








製糸業の復興 190









生糸の輸出再開









戦後復興期の製糸業









自動繰糸機の普及









国用製糸

第二節






蚕糸業の衰退と消滅 193








養蚕業の衰退と消滅 193









養蚕業の消滅









養蚕業が消えた日









蚕種・養蚕の近代化遺産








蚕種業の展開 194









蚕種製造量の減少









蚕種保存と研究








製糸業の転換 196









輸入糸の激増









製糸業の消滅と転換









近代遺産から学ぶもの

第三節






上田紬の復活と盛衰 198








上田紬の復興 198









年寄りに愛用された紬









上田紬の復活








紬ブームの中の上田紬 200









紬ブームの到来









上田紬の機屋








現在の上田紬 202









着物離れと新商品開発









土産品の中の上田紬
章節目次