上田市誌７巻　上田の荘園と武士

上田市誌７巻　上田の荘園と武士
出版：2001年／出版元：上田市誌刊行会／編集者：上田市誌編さん委員会

章節				目次	頁
はじめに				はじめに―この本の課題	1
				氏文読み
				氏文読みにみる中世武士の属性
				鎌倉殿の御家人
				課題
				その（１）武士と荘園
				課題
				その（２）生活と文化
第一章				都へ向かう武士
	第一節			増えてきた庄園	7
		一		庄園の成立	7
			（1）	八条院領常田庄	7
				官符をもたない常田庄
				八条院領常田庄の成立
			（2）	最勝光院領塩田庄	9
				塩田庄の成立
				最勝光院領塩田庄
				立庄にかかわった人々
				庄園の成立
		二		中世初期の庄園	12
				『吾妻鏡』文治二年の記録
				日吉社領浦野庄
				小泉庄は一条大納言家領
				殿下渡領海野荘
				前齋院御領依田庄
				『吾妻鏡』には載らない上田庄
				小県郡内の牧と貢馬の消滅
		三		荘園と公領の実際	21
			（1）	荘園と公領	21
				荘園
				寄進地系荘園の急増
				荘園の職と得分
				荘園と公領の比
				公領と知行国主
				下級の荘官と地頭
	第二節			開発領主	27
		一		手塚氏	27
				手塚氏の開発所領
				手塚光盛と諏訪盛澄
				手塚氏の関係史跡
				手塚氏の系譜
		二		浦野氏	31
				浦野氏が登場するのは
				浦野氏の開発所領
				浦野氏の系譜
		三		そのほかの開発領主	33
				そのほかの開発領主
		四		都へ向かう武士	34
				戦乱への参加
				任官をめざして都へ
	第三節			保元・平治の乱	35
				保元の乱
				皇位継承のもつれ
				摂関家内部のもつれ
				源氏内部の嫡子争い
				信濃から馳せ参じた武士
				平治の乱
	第四節			木曽義仲の挙兵	40
		一		旭将軍義仲の生涯	40
				木曽義仲の生涯
				木曽義仲の生い立ち
		二		義仲の勢力の確立	42
				義仲挙兵のころの動き
				義仲の根拠地依田館
				義仲に従った小県地方の武士
				白鳥川原の勢揃へ
				横田川原の合戦
		三		京都への進撃	48
				頼朝との不和
				般若野の合戦
				倶利伽羅峠の合戦
				手塚光盛と斎藤実盛
				義仲と比叡山延暦寺
				義仲の都入り
		四		義仲の栄光と挫折	53
				義仲の不評と衰運
				法住寺殿攻め
				義仲の挫折
第二章				鎌倉時代の上田
	第一節			鎌倉殿の御家人に	59
		一		義仲配下の武将に対する頼朝の処遇	59
				頼朝の裁き
				頼朝に許された武士たち
		二		御家人となった信濃の武士	61
				信濃武士の御家人化
				上田地方の御家人
	第二節			鎌倉時代の荘園と御家人	64
		一		御家人の社会	64
				田中光氏譲状と地頭職安堵
				鎌倉武士の相続と安堵
				鎌倉番役や京都大番役
				戦乱と御家人
				鎌倉を向く地方武士
		二		小泉荘と泉氏	68
				泉親平の謀略が発覚
				上田原平三
				賀郷の六町余善光寺へ寄進
				小泉荘
				頭役注文の小泉荘頭役人
				泉氏
				浦田に中世の遺跡を発掘
				比志島文書所領目録断簡
				小泉荘の影絵
		三		塩田庄と地頭の島津氏・北条氏	78
			（1）	島津氏	78
				島津忠久塩田庄の地頭となる
				島津姓と惟宗姓
				比企氏が後ろ盾
				文治二年正月の袖判下し文
				比企氏の滅亡と島津氏
			（2）	塩田北条氏	83
				北条義政が塩田荘へ遁世
				連署北条義政
				鎌倉武士二番目の負担額
				義政引退の事情
				塩田北条氏
				塩田北条氏の残響
			（3）	領主と年貢	88
				鎌倉時代後期の年貢納入状況
				地頭の年貢抑留
				荘園領主が東寺に替わる
		四		浦野荘と浦野氏	90
				日吉社領浦野荘
				浦野荘と尊長法印
				日吉社領注進記
				承久の乱と浦野氏
				六条八幡宮造営注文
		五		常田荘の藤原信実	97
				常田荘の新しい史料
				その裏文書は承久二年
				造内裏役免除の申請許されず
				藤原信実とはどんな人か
				藤原信実の職
				常田荘の伝領
		六		上田荘と大江・大田氏	102
				上田荘の名は鎌倉末期に
				上田荘の頭役注文
				上田荘と大田氏
				備後国大田荘に大田氏流上田氏
				大田氏が上田を名乗るわけは
				霜月騒動の殖田又太郎
				大江氏流の上田氏
				上田太郎の棟札写と太郎山
				上田荘との関係＝上田荘地頭＝
				再び比志島文書断簡
		七		諏訪部氏	111
				諏訪部氏とその本貫地
				善光寺奉行人と五廳の地頭
				三刀屋郷は承久の乱の恩賞
				三刀屋郷の伝領
				『三刀屋文書』とその後の動向
				越後国佐味荘赤沢村地頭職
				諏訪部氏
		八		上田と東部にまたがる海野荘	117
				弓馬の兵海野氏
				上田と東部にまたがる海野荘
				海野荘
		九		浦野・坂木と薩摩氏	120
				有坂氏など薩摩氏の一族
				村上氏と村上御厨
	第三節			鎌倉時代の交通	125
		一		鎌倉時代の道	125
				中世の道
				千曲川沿いの道
				上州への道と松代への道
				府中への道
				鎌倉への道
				善光寺への道
				海野・祢津への道
		二		曰理駅跡と天王坂	128
				『一遍聖絵』から信濃人の往来と市
				市が立った場所境目の地域
				諏訪部の天王坂
				神川の天王と市坂
		三		塩田平における鎌倉への道	134
				鎌倉への道
				塩田平の道筋
	第四節			鎌倉時代の文化	137
		一		仏教における新風	137
				中禅寺の薬師堂とその周辺
				塩田は信州の学海
				安楽寺開山樵谷惟僊と蘭渓道隆
				三楽寺と院内
				別所の地と鎌倉期の仏教文化
				聖一遍の新風
		二		諏訪の神と信濃武士のかかわり	146
				信濃武士と諏訪社
				諏訪上社の祭り
				頭役
				嘉暦四年「諏訪上社頭役注文」
				諏訪上社造営を分担した郷村
				下社の役は?
				再び諏訪社と信濃武士のかかわり
	第五節			武士の館	152
				武士の館跡
				手塚の大城
				五加の館跡
				東前山の館跡
				浦野の館跡
				築地の館跡
				岩門の館跡（堀之内）
				常田の館跡
	第六節			鎌倉幕府の滅亡と上田地方	166
		一		鎌倉時代末期の社会情勢	166
				三刀屋郷諏訪部氏の所領相論
				所領をめぐる相論の増加
				鎌倉末期の社会
				力を失った幕府
				後醍醐天皇の就位
		二		鎌倉幕府の滅亡と上田小県地方の武士	170
				鎌倉幕府の滅亡
				元弘元年の幕府軍に従軍
				元弘二年の甲斐信濃の軍勢
				塩田北条氏の滅亡
				足利高氏に呼応した人たち
第三章				南北朝時代
	第一節			建武の新政と信濃	179
		一		新政の混乱	179
				建武の新政と南北朝の時代
				市河助房、新田と足利に着到
				市河氏いち早く国宣を申請
				足利高氏から尊氏へ
		二		中先代の乱	182
				中先代の乱
				更埴河原の戦い
				鎌倉の攻略と足利方の奪回
		三		薩摩氏勢力の消亡と塩田荘	186
				有坂氏の滅亡
				坂木北条の戦いと薩摩氏の消亡
				村上信貞戦功で塩田荘を領有
				建武新政の崩壊と室町幕府開創
	第二節			南北朝時代の動向	191
		一		足利与党の人々	191
			（1）	安保氏と室賀郷	191
				安保氏
				室賀郷地頭職
			（2）	出雲の諏訪部氏	194
				出雲の諏訪部氏
			（3）	奉行や評定衆になった依田氏	195
				奉行や評定衆になった依田氏
	第三節	二		観応の擾乱	197
				室町幕府の二頭政治
				尊氏と直義の対立
				観応の擾乱
				信濃における両派の戦い
				尾野山の合戦
				不思議な臼田光重の譲状
				武蔵野合戦
				笛吹峠の合戦
				南北朝の統一と信濃	205
				南朝勢力の衰退
				信濃の守護
章節				目次	頁