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長野市誌 第四巻 歴史編 近世二
出版:2004年/出版元:長野市/編集者:長野市誌編さん委員会
章節目次
第八章







商品流通の発達 1

第一節






善光寺平の定期市と市場争論 2








善光寺十二斎市と大門町 2








大門町と他町の市をめぐる争い








上大門町と下大門町の争い








善光寺市の取り引き商品








善光寺堂庭商人の活動と組織 9








堂庭商人と小屋見世








堂庭商人の諸相








松代領の定期市 14








松代町の定期市








笹平の定期市








その他の定期市








松代領の馬市

第二節






善光寺平市場圏の確立と展開 27








商圏の変化と農村商人の活動 27








領外市場との取り引き








木綿・油・煙草仲間の結成








穀物・酒造仲間の結成








各種商人仲間の結成








江戸奉公人の供給と善光寺商人 39








江戸奉公人の供給と信州








奉公人の源流と近世社会








善光寺抱元と善光寺門前町人








幕政改革と奉公人統制








江戸出稼ぎ奉公人の実態








町続き地の拡大 49








善光寺町と町続き地の商業








善光寺町と町続き地の商業紛争








松代城下町と町外町の商業

第三節






商家経営と権堂水茶屋 59








御用商人八田家の商家経営 59








伊勢町八田家の来歴








八田家の経営








文化・文政年間の八田家の経営








文政期の家政改革








幕末期の八田家の経営








八田家の奉公人








町続き地権堂村と水茶屋の繁盛 76








茶屋商売の成立と増加








茶屋の仲間と組織








遊女

第四節






貨幣経済の発展 93








村に入る貨幣 93








市の変化と貨幣経済








現金の入手時期








村の消費生活 98








一年の消費生活








盗難にみる日常の品々








村における金融 105








村における金融の成立








頼母子・無尽








村金貸し付け制度








質屋の拡大








正貨と私札 113








江戸時代の正貨








松代藩の藩札








善光寺町の町村札








商品札
第九章







水害と諸災害 125

第一節






戌の満水とさまざまな水害 126








寛保二年の戌の満水 126








降雨・洪水の状況








千曲川本流域の洪水と被害








松代城下と支流域の水害








犀川・煤鼻川・浅川流域の被害








水害への対応








たびかさなる水害 143








戌の満水以前のおもな洪水








宝暦・明和・安永期の大洪水








天明・寛政期の御普請所・用水堰被害








文化元年以降の大洪水

第二節






凶作と飢饉 162








気象災害と山抜け 162








風雨・降雹による災害








旱魃








雪害と凍霜害








山中の山抜け








江戸期における飢饉 174








全国の飢饉状況








長野市域の飢饉








市域における天明の飢饉 182








天明の浅間大焼け








天明の飢饉状況








村々の対応








松代藩などの対応








市域における天保の飢饉 196








天保の飢饉状況








村と町の対応








菊屋八田家の施行と飯山米の買いつけ








松代藩と善光寺役所の対応

第三節






善光寺地震 214








江戸時代における地震 214








地震災害とおもな地震








善光寺地震の発生








善光寺町の被害








善光寺町の人的被害








山崩れなどの被害と堰止め湖の崩落








在方と城下町の被害








松代領の人的被害








地震後の救済と復旧 227








松代領・善光寺領の救済と復旧








用水・農業生産の復旧








善光寺町の復旧








善光寺地震の記録








善光寺地震の供養と石造物

第四節






治水の進展 246








江戸幕府の治水対策 246








洪水の多発と治水








治水の仕方と方法








松代藩の治水対策 249








洪水と国役普請願い








川除け普請の方法








洪水の増加と水防
第一〇章







民衆信仰のひろがり 261

第一節






善光寺信仰 262








本堂・諸堂の再建と出開帳 262








善光寺本堂の再建








三門・経蔵・仁王門などの再建








出開帳と善光寺信仰のひろがり








御回向と大勧進等順の布教








善光寺信仰の出版と文芸








善光寺参りの増大 277








善光寺道








善光寺講と院坊








旅籠屋と木賃宿








権堂の水茶屋

第二節






戸隠信仰と飯縄信仰 293








戸隠参詣の増加 293








戸隠山神領の山内構成








三院衆徒の推移








御師の活躍と参詣人の増加








飯縄信仰 303








飯縄信仰と千日大夫








近世の飯縄神領と飯縄山論








飯縄信仰の衰退

第三節






皆神山修験道と里修験 310








皆神山和合院 310








本山派の組織化と皆神山和合院








和合院支配の拡大








和合院と末院の争い








里修験 318








諸派の里修験








加持祈祷と医療

第四節






村の神々と仏たち 330








村と家の神々 330








村の神々








産土社の成立








屋敷神と家の神








講の活動と神々の勧請 341








御師の巡村と講








伊勢講の維持と代参








神社の造営と新規勧請








式内社と社号昇格








神葬祭








寺と堂・庵 360








寺領と寺請制








寺入りと寺の執り成し








村の堂・庵








流行神仏・念仏行者・札所巡り
第一一章







武士・庶民の暮らしと文化 379

第一節






松代城下の武士と町民 380








武士の暮らし 380








松代藩の年中行事








舞鶴山両宮








家中の相続と格式








城下町の生活 389








城下町の年中行事








天王祭礼








町の生活の変化

第二節






武士の学芸 409








士大夫の学芸 409








京へのあこがれ








信之と連歌








松代藩主の学芸








歴史意識への関心








儒学の伝統 419








儒書講釈の開始








松代三山








漢詩文と能書家








さまざまな芸能・諸芸 425








松代の能囃子








謡曲と北信流








松代の雅楽








茶の湯・立花・園芸








松代藩絵師








蹴鞠の流行








囲碁の関山仙太夫

第三節






善光寺町民の暮らしと文化 436








善光寺と善光寺町年寄役の年中行事 436








善光寺の年中行事








善光寺町年寄役の年中行事








町民の暮らしと婚礼 445








町民の暮らし








町民の婚礼








善光寺町の祭礼と町民 455








祇園祭








御柱祭








善光寺町の文人 461








文人墨客の善光寺参詣








『信上当時諸家人名録』に見る文人








塚田大峯と慈延








善光寺境内の碑文








北信濃における出版








国学のひろがり 472








松代藩の国学








荒木田久老と清水浜臣








国学者岩下桜園

第四節






村人の暮らしと文化 477








村の男と女の一生 477








婚礼と村の女たちの活躍








子どもの出生と成長








余暇を楽しむ村人たち








余興に奔走する若者たち








祭りと相撲 494








善光寺堂庭で雷電相撲興行








平林若者組奉納相撲








相撲行司木村庄之助








善光寺境内の二十山供養塔








前頭筆頭の君ケ嶽助三郎








村の文雅 502








村の生花師匠








村の絵師








心学のひろがり 509








心学のひろがり








清水春斎と近藤龍徳








和算の発達 511








村や町の和算








最上流和算と松代








村や町の医療 519








病気と民間薬








医薬の普及と神農講仲間








医師の修行と医学輪講








地域蘭学の展開 525








平賀源内と青山仲庵








在村蘭方医の出現








佐久間象山の科学的研究








村上英俊の仏学








蘭薬治療と顕微鏡








俳諧と諸芸 532








一八世紀の北信俳壇








文化・文政期の善光寺俳壇








俳諧の大衆化








和歌と狂歌 544








武人の和歌から庶民へ








狂歌から俳諧歌へ

第五節






寺子屋と文武学校 553








寺子屋のひろがり 553








文書の世界のひろがりと教化施策








寺子屋の増加と師匠








寺子と往来物など








文武学校 562








文武学校の設立








文武学校の授業とその変遷
第一二章







建築と石造物 569

第一節






善光寺の建築 570








本堂の再建 570








寛文の如来堂








元禄・宝永再建の出開帳と境内造営








造営前期の人的組織と工事








後期の造営組織と作事








本堂の建築 578








撞木造り








本営内部の空間構成








本堂の建築様式








三門と経蔵・鐘楼・仁王門 595








三門の造営








三門の建築








経蔵の建築








鐘楼








仁王門








まぼろしの五重塔

第二節






松代の建築 609








真田家の霊屋 609








真田信重霊屋








真田信之霊屋








真田信弘霊屋および表門








長国寺開山堂(真田幸道霊屋)








寺院建築と武家屋敷 614








大英寺(本堂・表門)








開善寺経蔵








林正寺本堂および表門(旧真田信政霊屋)








旧横田家住宅

第三節






石造物 620








市域の石造物の概要 620








年代による造立数の推移








市域の庚申塔








市域の道祖神








信仰と石造物 626








道祖神の祭り








流行神と石碑








岩船地蔵の流行








徳本行者の六字名号塔








石工と石材 634








石工








石材
第一三章







支配の動揺と町・村 639

第一節






頭立による村落秩序とその変質 640








商業的農業の展開 640








『長野県町村誌』からみた四郡の特色








木綿生産の展開と善光寺周辺の木綿布仲間








松代町の木綿仲間








養蚕業の展開








紙生産の展開








蚊帳麻布生産と産物会所








松代藩における頭立とその変化 654








肝煎から名主へ








頭立の設置とその変化








頭立体制の危機








百姓の階層変化








頭立と小前の対立








塩崎知行所枡騒動と善光寺町米騒動 663








枡騒動の原因と経過








枡騒動の結末








善光寺町米騒動

第二節






藩政改革と民衆 678








『日暮硯』の恩田木工像 678








『日暮硯』とは








藩内における恩田評価








原八郎五郎と足軽騒動 685








藩財政の状況








寛保改革と月割り上納制








原八郎五郎の登場








足軽騒動








田村半右衛門の政治と民衆 697








田村半右衛門の諸政策








田村騒動








恩田木工の宝暦改革 701








改革グループの誕生








未進金の処理








月割り上納制の成立過程








肝煎名改称政策

第三節






殖産興業政策と村 716








蓄積される負担と新しい問題 716








難渋村御手入れ








天明の飢饉と松代藩








天明山中騒動








糸会所の設置と城下町政策 724








幸貫入部時の藩財政








御繰り廻し金








養蚕業の展開と糸市出入り








松代の糸市と糸元師








城下町松代の取り立て








糸会所の成立と挽子の保護・育成








糸会所の金融活動

第四節






文政から嘉永期の松代藩政 740








真田幸貫の登場 740








高まる外圧








挙藩軍事体制の構築








幸貫の幕政参加と佐久間象山 745








幸貫の老中就任








佐久間象山の海防策








象山、吉田松陰の密航事件に連座








松代藩の軍備増強策 751








幸貫の軍備充実策








松代藩の軍事体制と象山








二つの政治集団と象山








新たな殖産興業政策とその破綻 757








産物会所の設置








売り捌き所の設置








象山の三ヵ村利用掛就任








沓野騒動の発生








課業銭の新設








嘉永山中騒動








幸貫路線の転換 772








幸貫・頼母派への批判の表面化
第一四章







幕末動乱と北信濃 777

第一節






黒船来航 778








黒船来航と松代藩 778








佐久間象山浦賀へ








御殿山警衛の志願








国元の動向








横浜警衛








諸藩の動向 789








上田藩の動向








須坂・椎谷・飯山藩の動向








庶民と寺社の動向 792








松代領村々の夫役負担








寺社の祈禱と梵鐘供出

第二節






開港後の物価騰貴と庶民生活 800








物価の騰貴 800








横浜開港と物価騰貴








北信諸領の米相場








物価騰貴と人びとの生活 818








物価騰貴と庶民








諸職人の賃金

第三節






和宮通行と助郷 830








和宮の通行 830








和宮の東下








諸藩の分担








和宮通行の助郷 838








助郷の動員








助郷の難渋

第四節






長州戦争と百姓の負担 846








長州戦争と松代藩・上田藩 846








松代藩と長州出兵








上田藩の左右備え








長州戦争による百姓の負担 857








上田藩川中島領の調達金








塩崎知行所の負担

第五節






象山・昭道と松代藩の諸改革 867








佐久間象山と長谷川昭道 867








真田幸貫と佐久間象山








長谷川昭道の動向








松代藩の諸改革 875








幸貫から幸教へ








派閥抗争と改革








京都政情と藩論 883








佐久間象山の京都での活躍と暗殺








幕末各藩の動き

第六節






民衆の動向 890








幕末政情と百姓の負担 890








松代藩の京都警備と夫役








王政復古と松代・須坂藩








幕末諸藩の動向








世情の動向 898








天変地異








村々の動向








善光寺町の窮迫と震災復興
付録(1)







北信濃の所領分布図 慶応四年 913
付録(2)







度量衡・通貨表 914
章節目次