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長野市誌 第三巻 歴史編 近世一
出版:2001年/出版元:長野市/編集者:長野市誌編さん委員会
章節目次
第一章







北信濃の幕藩支配の成立 1

第一節






豊臣政権と北信濃 2








豊臣政権の支配 2








上杉景勝の移封と兵農分離








豊臣氏の蔵入地と関・田丸の入封








豊臣氏の蔵入地と太閤検地 7








文禄四年の中・下氷鉋村検地








慶長三年の太閤検地

第二節






森検地と松平忠輝の政治 13








森忠政と北信濃 13








森忠政の北信濃入り








右近検地と土豪一揆








松平忠輝の北信濃入封 23








忠輝の入封と大久保長安の施政








忠輝の越後移封と北信濃諸領の成立








花井父子の政治と忠輝の改易

第三節






松代藩と上田藩川中島領の成立 38








松平忠昌と酒井忠勝 38








松平忠昌と松代藩の成立








酒井忠勝の松代入封








真田氏の松代入封 49








真田信之の松代入封








転変する分知領と松代藩








松代築城








松代城下町の成立








上田藩川中島領の成立 64








川中島一万石領主の推移








仙石氏上田藩の成立

第四節






寺社領の成立 68








善光寺領の成立 68








家康の寺領寄進と小割証文








寺領の村々








戸隠山神領と飯縄神領 76








水内郡栗田村と戸隠山神領








飯縄神領
第二章







松代藩と諸領の政治 81

第一節






真田氏松代藩の施政 82








歴代藩主と藩組織 82








歴代の藩主








藩政のしくみ








代官・手代の領民統治








藩の行政区画








家臣団の構成と地方知行 115








松代藩家臣団の構成








地頭と地方知行








地頭の村支配








蔵米取り家臣と足軽・仲間








寛文指出検地と宝暦・明和・安永期以降の検地 127








寛文六年の指出検地








宝暦・明和・安永期以降の検地








検地条目








年貢のしくみと二斗八騒動 139








二斗八騒動と延宝二年の触書








蔵入地の貢租








知行地の貢租








藩財政の推移








人詰改め・五人組改め・宗門改め 167








松代藩の戸口改め








「人詰改帳」と五人組改め








「人詰改帳」から「五人組改帳」へ








キリシタン類族改めと宗門改め








松代領の人口

第二節






上田藩川中島領の政治と塩崎知行所の成立 181








上田藩川中島領の政治 181








松平氏上田藩の政治








上田藩川中島領の政治








塩崎知行所の成立と施政 186








塩崎知行所の成立








塩崎知行所の政治

第三節






諸藩と幕府領の移り変わり 191








諸領の成立と消滅 191








長沼領の成立と改易








飯山領








須坂領








松平義行領








椎谷領








石見浜田領








幕府領の推移 206








北信の幕府領








長野市域の幕府領








松代御預り所の設置と拡大








幕府領の支配








幕府領の貢租
第三章







善光寺領の政治 231

第一節






善光寺領のしくみ 232








寺領の支配機構 232








領主善光寺








支配のしくみ








大勧進と大本願 233








大勧進 








大本願








大勧進住職(別当)








大本願上人








両寺の争い

第二節






古い型の寺役人一族の没落 240








高橋氏の政治と領民の反抗 240








高橋白蓮家の系譜








円喜への下大門と三ヵ村の訴え








高橋庄右衛門にたいする訴訟








高橋氏の没落 242








高橋庄右衛門らの闕所処分








財産からみた高橋氏の性格

第三節






近世的統治機構の確立 244








寺役人の性格と任務 244








世襲化以前の寺役人(寺侍)








譜代寺役人の成立








寺役人の任務








寺役人の地位 248








寺役人の給与








寺役人の処罰と領民による留任運動








寺役人制度の崩壊








被官 252








大被官とは








大被官の家筋








町方役人 255








町年寄








庄屋








組頭








町々の盛衰

第四節






善光寺領の検地 263








石川検地と森検地 263








石川光吉と森忠政の検地








県庁敷地からみた石川検地と森検地の違い








天和三年の領内一斉検地 265








町方検地帳








村名寄帳








善光寺領検地の特徴 270








苅と鋤








居村分と出作分








寺枡は一升二合五勺入り

第五節






善光寺領の年貢 274








年貢の賦課と徴収 274








年貢割付状と皆済目録








皆済目録からみた豊凶年








本租 278








本租収納と配分








夫役 279








伝馬役と歩行役など








冥加・運上

第六節






善光寺領の施政 282








役所とその政治 282








役所と初寄合








代官・町年寄の一年と役所の仕事








質屋・古着屋








銭両替相場の布告








佐渡金銀荷物宿泊の警固








領民の取り締まり 299








庄屋請状・町年寄の申し渡し








善光寺領と松代藩の関係

第七節






善光寺の祠堂金 305








祠堂金とは 305








不断念仏料所から祠堂金へ








近世の祠堂金








祠堂金の種類と運営 306








祠堂金元金








諸料物金








三寺中祠堂金








預かり金








預金利子








貸しつけ先および貸しつけ方法








祠堂金運営と寺院経済との関連 315








特別会計








住職私金の祠堂金








大勧進光純の戒め








祠堂金運営の失敗とその処理 318








貸しつぶれ








情実貸しつけ








役人の態度








祠堂金の最後
第四章







町と村 327

第一節






善光寺町 328








町民の戸口と役 328








町の戸口増加と家並み景観








大家・地借・店借とその異動








町民の屋敷役








町の諸相 350








町民の村方所持地と妻科村大入作組








火災と火消し








町の救恤 

第二節






松代町 372








町八町の町政と役儀 372








松代城下町の成立と町政








町八町の役儀








町の戸口と町人階層








松代町の諸機能 386








火災と火消し








町の上水道








村々の町宿

第三節






村の形成と村役人 399








近世村落の形成 399








村切りと近世村落の成立








初期の肝煎支配と村民








小百姓の自立と村方騒動








村役人と村の変化 408








村方三役の成立へ








松代領の頭立制








村入用夫銭と村の姿

第四節






本百姓と従属百姓 425








松代領の判頭と判下 425








寛文検地と身分制








昇格への強い願い








諸領の百姓身分 431








上田藩川中島領の抱百姓








北信濃諸私領と幕府領の百姓

第五節






村内の諸集団 438








五人組と親類 438








幕府領の五人組








松代領の五人組








親類集団








領主法・村法の組合と親類








若者組 461








年齢集団としての若者組








領主の若者組規制と村








若者組定書と組の構成








若者組の活動








講仲間 480








村の講と有志の講








庚申講

第六節






身分差別 491








かわや役と差別のおこり 491








かわた頭孫六の支配








旦那場と役の負担








強まる差別 497








村や町での差別








身分規制の布達








差別とたたかった人びと 502








渡船場水主の抵抗








頭支配にたいする内紛

第七節






家と女性 508








百姓株の相続 508








家の永続と家格の保持








百姓名跡を継ぐ








欠落と潰れ百姓








女性の地位 518








女性のライフサイクル








離縁の周辺








自立する女性たち
第五章







農業と諸産業 529

第一節






稲作と畑作 530








市域における近世農業の展開 530








市域の自然環境と近世の農業








市域の諸藩と農業








新田開発 533








市域の新田開発








川合新田村の成立と変転








福島新田村の成立と分村








稲作と畑作 540








稲の品種と稲作の変貌








畑作物とその種類








菜種の栽培








農業経営 545








一年間の農事








農具とその進歩








肥料と農法の変化








地主と小作 555








地主の発生とその経営








小作の発生と実態








質地の拡大と村共同体








近郊農業と文政下肥騒動 562








蔬菜の生産








文政の下肥騒動

第二節






善光寺木綿と山中麻 567








善光寺木綿 567








善光寺木綿の始まり








市域における木綿生産








綿作と木綿業のようす








山中麻の栽培と山方の作物 573








山中における麻の栽培








山地および山沿いの作物

第三節






養蚕・製糸業の発達 578








養蚕の広まり 578








市域への広がり








領主による養蚕の奨励








本田畑への植えつけ








関屋の藩営桑園 584








関屋の御林開発計画








開発の実施








養蚕・製糸業の発展 590








養蚕・製糸業の展開








養蚕技術の発達

第四節






酒造と諸稼ぎ 598








酒造 598








幕府の酒造統制








酒造の規模と広がり








酒株の移動と出造り








酒の仕込み








水車 607








動力としての水車








水車の拡大と紛争








油絞り 614








油絞りの広まり








油の製法と職人








油絞り仲間








鮭漁 622








信濃と鮭








市域の鮭漁








杏と甘草 627








杏の栽培








甘草の導入








甘草の栽培








松代藩の統制








諸稼ぎと諸職人 639








諸稼ぎの増加








村の職人

第五節






銅山と鉱泉 647








赤芝銅山 647








赤芝銅山の開発








金山師惣兵衛








銅山経営








鉱泉と石油 654








鉱泉








石油
第六章







水と山の利用 661

第一節






水の利用 662








江戸時代の水利用 662








善光寺平の堰と山中の堤








水にたいする領主の関与と村








犀川の水利用 669








犀口三堰の維持管理








小山堰と鯨沢堰








操穴堰の開発








小市堰と大豆島堰








裾花川の水利用 682








鐘鋳堰








八幡・山王堰








八幡・山王堰の水論と分水








千曲川の水利用 696








塩崎用水








聖川の水利用








神田川・関屋川・藤沢川の水利用








保科川・赤野田川の水利用








浅河原懸かり拾ヵ村用水








浅河原の水をめぐる村と村








山中の灌漑と溜池 711








山中の水田の灌漑








溜池による灌漑








水をめぐる村々の争い 717








用水堰流末の悪水払い








牛島村の水利と水防

第二節






山の利用 726








近世の村と林野 726








江戸時代の林野利用








慶長年間の林野の確定








村民の林野利用の変化








入会山と百姓 742








入会山と市域の村








松代藩の入会山札








入会山論と百姓割山 754








山野境界の不明による山論








入会林野の開発による山論








入会内の用益確保による山論








村々入会山の割山








村中入会山の割山








松代藩の御林と善光寺の御山 770








松代藩の御林








善光寺の御山
第七章







街道と宿駅 783

第一節






近世の街道の成立 784








公街道の整備 784








北国往還








北国西往還








村の道の成り立ち 789








村の道








渡し場

第二節






北国往還 794








大名行列 794








参勤交代








佐渡金銀の通行








宿場を支える村々 800








助郷体制の整備








北国往還の助郷








助郷にともなう諸問題








北国往還善光寺通りの宿場 807








篠ノ井追分








丹波島宿








善光寺宿








新町宿








北国往還松代通りの宿場と渡し場 829








松代宿








川田宿








福島宿と布野の渡し








長沼宿








北国西往還善光寺道 841








善光寺平と松本平をむすぶ道








街道を行きかう人びとと領主の対応

第三節






生活の道と通船 854








大笹街道 854








慶安の裁許と江戸廻米








油峠と商品流通








大町街道と戸隠道 863








山中の生活道ー大町道








信仰の道ー戸隠道








口留番所 876








口留番所の配置と役割








口留番所役人








中馬と手馬 885








馬稼ぎと明和の裁許








商品経済の広がりと中馬・手馬争論








千曲川通船と犀川通船 897








通船と筏流し








太左衛門船








松代藩川船








厚連船








犀川通船
付録(1)







北信濃の所領分布図 享保十五年 911
付録(2)







度量衡・通貨表 912
章節目次