[目次をPDFで見る(3,740.KB)]   [書籍の外観を見る(67.KB)]
長野県史 民俗編 第五巻 総説II さまざまな暮らし 
出版:1991年/出版元:社団法人長野県史刊行会/編集者:長野県
章節目次
第二部







さまざまな暮らし

第一章






自然と伝承 1


第一節





雪とくらし 2








はじめに 2








冬の訪れ 3








降雪量の予知 3








初雪のしらせと冬の準備 4








降雪の予知と雪の呼び名 9








雪とのたたかい 12








雪おろし 12








明かりとり 18








雪踏み 19








雪のおそろしさ 22








雪崩 22








吹雪 24








雪国の知恵 26








食料品の貯蔵 26








雪ざらし 29








雪の遊びと楽しみ 31








春の訪れ 33








春のしらせと雪形 33








しみわたりと農作業の準備 36








変ぼうする雪国 38








雪との共存 38








克雪へのとりくみ 41








おわりに 43


第二節





凍みとくらし 45








はじめに 45








高冷地の生活 46








寒さのなかで 46








凍み食品 51








春を待つ 54








寒さと稲作 57








霜へのおそれ 60








氷を使って 64








天然氷の製造 64








スケート 69








冬の漁 72








オミワタリ 77








おわりに 80


第三節





山と里 82








はじめに 82








サトヤマとヤマノクチ採取 83








サトヤマとオクヤマ 83








サトヤマとヤマノクチ 85








刈り敷き採取 86








草・燃料の採取 88








山の採取とムラのきまり 90








焼き畑 93








山間のムラと焼き畑 93








ハルガンノからナツガンノへ 95








シシガキ―山と里の境― 98








現代版シシガキ 98








シシオイ 101








シシウチとシシガキ 104








観光開発とムラの変化 106








おわりに 109


第四節





魚をめぐるくらし 111








はじめに 111








食料としての魚 112








買う魚 112








取る魚 118








作る魚 122








食物としての魚 128








生魚と保存加工された魚 128








ハレとケの魚 132








魚の役割 136








魚からみた地域性 136








魚食の意味 139








おわりに 143


第五節





人と時と 145








はじめに 145








春の訪れ 146








芽吹きどき 150








秋風が立つ 154








冬の訪れ 157








おわりに 161

第二章






暮らしと伝承 169


第一節





家の継承 170








はじめに 170








末子相続の位置付け 174








末子相続の解釈 174








末子相続の全国的分布 176








諏訪の末子相続 177








過去の研究から 177








末子相続の実態 179








若干の考察 180








おわりに 190


第二節





移り変わる住まい 193








はじめに 193








改造される住まい 195








屋敷地の安定 195








対応のための改造 197








改造の方向性 200








新築と住まい 204








改造を越えて 204








過疎と移転 205








災害と移転 210








共通の家造り 213








土間と庭の衰退―土から遠ざかる生活― 215








土間の後退 215








庭の退化 219








場所の移動―自由な空間から固定化へ― 221








食べる 221








寝る 223








風呂と便所 225








住まいと境―変化する境― 227








屋敷の境 227








母屋の境 231








おわりに 235


第三節





家と女 239








はじめに 239








一人前の女 241








嫁住み 243








主婦の座の譲り渡し 247








財布の在り方 251








おわりに 256


第四節





子供と老人 258








はじめに 258








家族の一員 262








子供の立場・老人の立場 262








家族の中の役割 265








ふれあい 268








母の里 273








里の情景 273








外孫と祖父母 276








おわりに 280


第五節





義理の変容 285








はじめに 285








「生活改善運動」の目的 286








「生活改善運動」の主体 291








「申し合わせ事項」の内容 292








「申し合わせ事項」の実際 310








葬式 310








婚礼 315








おわりに 317


第六節





たより 319








はじめに 319








季節の便り 320








情報の伝達者 320








期待と信頼と 324








こよみと縁日 326








頼りの構造 330








行き倒れ 330








ワラジヲヌグ 333








調和といさかいと 337








祈りとつながり 340








おわりに 344

第三章






こころと伝承 347


第一節





郷土の創世 348








はじめに 348








世界の出現 350








神々の世界 357








ムラの開発 362








おわりに 367


第二節





369








はじめに 369








県の境―政治的境界と生活空間とのせめぎあい― 372








村境―内なる世界の安全をはかる― 375








辻―異界を垣間見る所― 382








家の境―安全の確保― 387








おわりに 392


第三節





ヤミ 395








はじめに 395








ヤミの姿 396








肉付き面 396








憑きもの 401








きつね 406








かっぱ 410








ヤミをはらう 415








オザ 415








明かり 422








おわりに 424


第四節





異類との婚姻 427








はじめに 427








猿聟入 428








里帰り型の猿聟入 428








供犠にされる猿 432








嫁入り型の猿聟入 434








「猿聟入」が意味するもの 437








蛇聟入 439








「蛇聟入・苧環型」 439








「蛇聟入・水乞型」 441








娘の幸福な結婚 446








食わず女房 453








鬼女房型と蜘蛛女房型 453








「食わず女房」の円環構造 460








太母としての鬼 462








桶の意味するもの 464








よもぎとしょうぶの呪力 465








おわりに 466


第五節





話を伝えた人々 468








はじめに 468








矢沢〓さん 469








生家と母の里 469








さまざまな語り手 471








ゴゼサ 472








母の語り 474








祖母の語り 476








長谷川久雄さん 481








大日方喜一郎さん 484








伝承者の風貌 487








話の傾向 487








伝承の系譜 489








語りの場 491








おわりに 493


第六節





盆祭り 494








はじめに 494








魂迎え 496








み魂の訪れ 496








盆の火の魂迎え 498








寺院での魂迎え 503








盆棚祭り 505








盆棚 505








み魂の供養 508








魂送り 513








み魂の魂送り 513








み魂のゆくえ 518








おわりに 520

第四章






民俗の分布―歴史性と地域性― 523


第一節





民俗地図の意義 524


第二節





鍋による炊飯 529


第三節





年取り魚―さけとぶりを中心にして― 534


第四節





餅なし正月 541


第五節





節分とコト八日 549


第六節





ワラウマヒキと厄神 556


第七節





便所参り 562


第八節





七夕人形 566
章節目次