[目次をPDFで見る(3,457.KB)]   [書籍の外観を見る(68.KB)]
長野県史 通史編 第九巻 近代三
出版:1990年/出版元:社団法人長野県史刊行会/編集者:長野県
章節目次
第一章







地域デモクラシーの進展と昭和恐慌 1

第一節






男子普通選挙と政治運動 2








男子普通選挙法の施行 2








普通選挙制度の実現をめざして








普通選挙法への県民の反応








普通選挙下の県会議員選挙と衆議院議員総選挙 7








普通選挙下初の県会議員選挙








県会議員選挙と無産政党








普通選挙下初の衆議院議員総選挙








衆議院議員総選挙と無産政党








普通選挙下の市町村会議員選挙 18








普通選挙下の市町村会議員選挙








市町村会議員選挙への県民世論

第二節






生活改良と大衆文化・スポーツ 24








生活向上と衣食住 24








洋装化のすすむ衣生活








食生活の変化








ふえる洋風の公共建造物








住生活の発展








大衆の楽しみとスポーツ 34








観光と行楽








さまざまな興行








スキー・スケートの発展








さかんなスポーツ熱








大衆文化の諸相と県民 46








映画とラジオの普及








歌謡と童謡








雑誌・円本と同好会など

第三節






大恐慌と不況対策 56








恐慌下の県民生活 56








製糸工女と出稼者の失業








農家の窮乏化








街の不景気と細民の生活苦








県・市町村の恐慌対策 64








県の恐慌対策と県会論議








知事公選問題








農村経済更新計画の開始








満州事変と県民の対応 74








満州事変・上海事変と応召








戦争の拡大と銃後活動








満州事変と県内世論

第四節






県・市町村の行財政と経済更生運動 83








県政・経済部出張所の不況対策と県会論議 83








経済改善計画から経済更生計画へ








経済部の新設と同部出張所








県会の経済更生論議と移庁問題








県失業救済事業の増大と県民税の減少 91








緊縮から膨張への県財政








県税の減少・滞納増大と県歳入








県債の増大と国庫補助金の増加








市町村会の経済更生運動 99








市町村経済の窮迫とふえる地域紛争








市町村の経済更生計画








経済更生運動の展開といきづまり
第二章







長野県経済の破綻と戦時的編成 111

第一節






昭和戦前期長野県経済の動向 112








農業生産の全般的動向 112








農業構造の変化と地主制の危機








戦時下の農業経営








工業生産と商業の全般的動向 118








製糸業の衰退と軍事工業の発展








女性の職業的進出と商業統制

第二節






恐慌下とその後の農蚕業 126








養蚕農家の窮乏と県の対応 126








恐慌下の養蚕農家経営








桑園問題と県の蚕糸業更新計画








恐慌後の養蚕農家と養蚕業








耕地整理と農作物の多様化 136









救農耕地整理と土地改良








米・麦作の奨励








果樹・蔬菜栽培








産業組合と農民統合 146








産業組合諸事業の拡充








産業組合と農家組合








産業組合と農会の対立・統合

第三節






第一次産業と統制の強化 154








米穀統制の進行と食糧増産 154








米穀の統制と食糧増産政策








農業労働力不足対策








肥料の統制と自給








林業・水産業・畜産業とその統制 164








木材統制と林業生産








水産業の振興と統制








畜産業の振興








自作農創設と地主制 174








自作農創設の動き








恐慌にともなう銀行地主の出現








小作事情の変化

第四節






製糸業の衰退と金融・商業 184








製糸業の衰退 184








恐慌と製糸業の対応








組合製糸と片倉製糸の動向








戦時下製糸業の衰退








金融機関の整理・統合 195








金融恐慌と中小銀行の整理








信濃銀行の設立と破綻








八十二銀行誕生から一県一行へ








商業の停滞と統制 204








恐慌下の商業








商権擁護運動








統制経済下の商業

第五節






産業の軍事化と交通・通信網 212








工業の軍事化と電気事業 212








工業転換政策と工場招致








中央資本工場と軍需工場の疎開








電気事業の県営問題と統合








交通・運輸体系の推移 222








善光寺白馬電鉄と大糸線








鉄道運輸の推移と私鉄の衰退








バス・自動車輸送など








電信・電話の通信網 232








電話加入の推移








磁石式から共電式電話へ
第三章







長野県下の社会運動の激化と停滞 239

第一節






農民・労働運動の高揚と分裂 240








全国農民組合と上小農民組合連合会の活動 240








全国農民組合組織の伸長








上小農民組合連合会の結成








県下農民運動の統一








小作争議の展開と農民運動の分裂 248








西塩田村の小作争議








五加・麻績村などの小作争議








農民運動の分裂と衰退








労働運動の高揚と停滞 257








山一林組争議後の労働運動








日本労働組合全国協議会支部の結成








県下のメーデー実施状況

第二節






青年・学生運動の高揚と転回 266








自主的青年運動の高揚と女子青年団 266








農村恐慌下の青年たち








県連青自主化の進展








県連合女子青年団








県の対策強化と青年運動の転回 275








県費補助の打切り問題








自主化路線の転回








県青少年団の結成








学生運動の高揚と松本高等学校事件 284








伊那中学校事件など








松高の社会科研究活動








数次にわたる松高事件

第三節






人権擁護・平和運動とその挫折 294








水平社運動と信濃同仁会の活動 294








恐慌下の部落と県水平社の闘争








信濃同仁会の発展








戦時下部落解放運動の変質








廃娼運動と婦選運動 303








県廃娼期成同盟会の活動








婦選運動の展開と婦選案の県会通過








反戦・平和運動とその圧殺 310








さまざまな反戦・平和運動








教労長野支部の平和教育








反軍ジャーナリスト桐生悠々








反戦・平和運動の衰退

第四節






治安維持法体制・警察行政の強化と弾圧 318








三・一五事件から二・四事件へ 318








治安維持法とその適用








三・一五事件








二・四事件








警察行政と特別高等警察の強化 325








警察機構の改変








特別高等警察と県民生活








思想犯保護観察体制の強化
第四章







戦争の拡大と長野県民 335

第一節






政党政治の終結と翼賛体制 336








政党政治のいきづまりと県民 336








二大政党政治のいきづまり








県会・市町村会議員選挙と県民の動向








無産政党の統合と国家主義団体の結成 345








無産政党の再編と統合








社会大衆党県連の結成と解党








国家主義団体の結成








国家主義団体の活動








政党解体と翼賛政治体制の成立 356








新体制運動と政党の解散








大政翼賛会県支部の結成と活動








翼賛選挙と翼賛体制の確立

第二節






日中全面戦争と県民 366








県・市町村行財政の戦時体制化 366








日中戦争と県政・県会








戦時財政化のすすむ県歳出・歳入








日中戦争と市町村行財政








中国戦線の拡大と国民精神総動員 375








中国戦線の拡大








出征兵士と中国の民衆








国民精神総動員運動の開始








部落会・町内会と銃後活動 386








部落会・町内会の組織化








銃後活動と女性の戦争協力








経済統制の開始と銃後の生活

第三節






県民の戦争観の変化と満州開拓 396








戦争の拡大と県民の戦争観 396








民衆のアジア観と侵略の肯定








民衆の戦争観の変化








満州開拓団・満蒙開拓青少年義勇軍と長野県 403








武装移民の入植と移民の問題点








信濃村方式から分村・分郷へ








満蒙開拓青少年義勇軍と郷土中隊








満州移民の送出数全国一と開拓団の生活 411








全国一の移民送出と県政の推移








開拓団の生活と五族協和の実態








送出母村の変化と移民反対の動き
第五章







恐慌・戦時下の信州教育と文化 421

第一節






新興教育運動と信濃教育会 422








昭和恐慌下の教育 422








教員給与の寄付・削減問題








欠食児童と給食の実施








中等教育の動揺と変化








新興教育運動と二・四事件 430








新興教育運動の進展








新興教育の実践方針








二・四事件とその影響








戦争の拡大と信濃教育会 439








信濃教育会の戦時的対応








満蒙・戦時教育研究と出版活動








大日本教育会県支部への改組

第二節






文化活動と言論統制 447








プロレタリア文化・芸術運動 447








労働者芸術運動の誕生








ナップからコップへ








二・四事件などによる弾圧








地域・郷土研究から国家主義の鼓吹へ 456








長野県史編纂事業の開始








郷土研究の盛行








国家主義の鼓吹








言論とマスメディアの統制 465








言論統制と流言飛語の取締り








新聞の統制と統合・廃刊








ラジオ放送の統制

第三節






教育の軍国主義化と空洞化 476








国家総力戦と教育 476








郷土教育・生活綴方








青年学校の設置と義務化








国民錬成体制の進行








太平洋戦争下の教育とその崩壊 485








国民学校の発足と皇国民錬成








中等学校の戦時的編成








太平洋戦争下の高等・専門学校

第四節






宗教統制と文化活動の圧殺 495








宗教の統制と弾圧 495








宗教界の動向








宗教統制政策と神道系への弾圧








キリスト教の弾圧








自由主義と文化活動の圧殺 504








自由な精神の挫折








芸術と文芸の動向








太平洋戦争開戦時の弾圧
第六章







太平洋戦争下の長野県民と敗戦への道 515

第一節






太平洋戦争の開始と県民 516








緒戦の勝利と県民の対応 516








太平洋戦争の開始








開戦と県民の反応








緒戦の勝利








太平洋戦争下の県行財政 524








太平洋戦争と県行政








地方事務所の設置








太平洋戦争下の県財政








太平洋戦争下の市町村行財政 531








翼賛体制化する市町村行政








国に従属する戦時市町村財政

第二節






太平洋戦争の進行と県民生活 537








警防団と防空訓練 537








警防団の結成








防空計画と訓練








防空・軍事活動








隣組と常会活動の強化 545








「とんとんとんからりと隣組」








住民の相互監視と生活規制








常会と流言飛語








統制経済と耐乏生活の破綻 553








統制の全面化とインフレ・闇








極限の耐乏生活








「金属回収の歌」

第三節






太平洋戦争の激化と犠牲の増大 563








戦局の転換と犠牲者の激増 563








戦局の転換とあいつぐ敗北








戦争の被害と加害








根こそぎ動員の強行とその犠牲 572








根こそぎ動員の強行








学徒勤労動員








「胸に穴があいた」








災害と健民政策の実態 582








隠された東南海地震








ゆがんだ健民政策

第四節






太平洋戦争の終結へ 590








県下への疎開と疎開学童の生活 590








県下への疎開








学童集団疎開








疎開学童の生活


二 





松代大本営と朝鮮人・中国人強制労働 598








松代大本営の建設








本土決戦と松代大本営








朝鮮人・中国人の強制労働








昭和二十年八月十五日 608








八月十三日の長野空襲








終戦の動きと県民








さまざまな敗戦

第五節






戦後の長野県と県民 617








占領行政と革新知事の誕生 617








敗戦と占領行政








村や町からの民主主義








革新知事の誕生








戦後改革と経済復興 623








農地改革の進展と青年・平和運動








教育の民主化と「ケリー旋風」








経済復興と総合開発








後にのこされたもの
章節目次