長野県史通史編　第八巻　近代二

長野県史通史編　第八巻　近代二
出版：1989年／出版元：社団法人長野県史刊行会／編集者：長野県

章節			目次	頁
第一章			長野県とデモクラシーの開始	1
	第一節		町村政治と民衆騒擾	2
		一	町村政治の新課題と財政	2
			町村政の不振と民衆参加
			町村財政にみる新課題
		二	赤穂騒擾事件と住民自治への努力	10
			民衆の要求と騒擾事件
			住民自治形成の試み
		三	地方改良政策と町村民	14
			地方改良政策と神社合併
			町村・部落・組
		四	長野県町村長会の成立	22
			町村長の連絡と結合
			長野県町村長会の組織
	第二節		明治社会主義から憲政擁護運動へ	27
		一	日露戦争後の社会主義の動向	27
			日露戦争後の社会主義者たち
			『高原文学』の同人たち
		二	「大逆事件」とその影響	33
			宮下太吉と新村忠雄
			「大逆事件」の発生
			大逆事件の影響
		三	民主主義への期待と憲政擁護運動	42
			民主主義の主張と国政選挙
			第一次憲政擁護運動とその影響
		四	第一次世界大戦と大正デモクラシー思想	48
			大戦の開始と県政・政党
			大正デモクラシー思想と戦争・平和
			農村・小都市とデモクラシー
			第一次世界大戦期の社会主義者
	第三節		県政・郡政・市政と新課題	57
		一	県政組織と県庁舎の新築	57
			内務官僚知事の県政
			内務部による県政
			県庁舎・議事堂の新築
		二	県財政の膨張と県会の論議	64
			緊縮から膨張への県歳出
			県歳入の増大と財源の変化
			県会論議と議員の役割
		三	郡政の多様化と郡財政	69
			政党活動の激化と郡会の動向
			郡参事会の権限縮小
			郡事業の多様化と郡財政
			郡行政と郡長人事
		四	市政と市民の政治要求	77
			松本市の誕生と長野市との確執
			長野・松本両市の財政と都市問題
			営業税全廃運動の展開
第二章			蚕糸王国長野県と諸産業	87
	第一節		産業構造の変化と農蚕業の地域的特色	88
		一	産業別生産価額の動向と地域的特色	88
			農産物価額と工産物価額
			畜産・水産・林産物価額
		二	農蚕業の地域的特色	96
			土地所有と耕作規模
			米麦作と園芸・蔬菜・果樹
			養蚕業の発展
		三	製糸業その他製造業の地域的特色	105
			製糸業と工産物
			製糸業以外の製造業
	第二節		農蚕業・林業・水産業と産業諸団体	114
		一	農業生産基盤の改良と農村構造	114
			開墾と土地改良
			農村構造と地主経営
		二	農蚕業と商業的農業	123
			稲作と農事改良
			蚕種改良と養蚕経営の改善
			麦作と林檎の栽培
		三	農会・産業組合の活動	130
			農会系統化と農事小組合の役割
			産業組合の発展
		四	林業の育成と林業生産	136
			部落有林野の統一と造林事業
			信州落葉松造林業
			信濃山林会・狩猟業
		五	漁業の育成と水産養殖業	145
			湖沼・河川漁業の育成
			漁業組合と漁業免許権
			養殖業の発展
	第三節		製糸業の発展と工場法	154
		一	製糸業の発展	154
			長野県製糸家の県外進出
			「信州上一番」からの脱出
			大正期の蚕糸業
		二	製糸家と工女・農民	165
			工場法の施行
			製糸家と養蚕農民
		三	製糸資本と産業組合製糸	175
			巨大製糸の発展
			産業組合製糸の発展
	第四節		在来工業と鉱工業	186
		一	在来工業の推移	186
			さまざまな在来工業
			「信州味噌」の製造
			清酒の醸造
		二	水力発電とガス事業	195
			水力発電と電灯事業
			県外電力資本の進出と住民
			ガス供給事業の発達
		三	鉱工業の発展	203
			金属・機械・化学工業
			出版印刷工業の発展
			鉱業の発展
	第五節		商業の近代化と金融	212
		一	商業の近代化	212
			商業都市の発展と商品量の増大
			会社・市場の新設と新商法
			商業団体の活動
		二	金融機関の整備	222
			銀行の推移と合同
			日本銀行松本支店と特殊銀行
		三	庶民金融機関の発展	228
			在来金融の発達
			信用組合と郵便貯金
第三章			米騒動と長野県民の社会運動	233
	第一節		米騒動とその波及	234
		一	第一次世界大戦前後の県民生活	234
			第一次世界大戦前の県民生活
			第一次世界大戦下の県民生活
		二	県下の米騒動	238
			米価値上がりと県民生活の困窮
			米騒動おこる
			長野市の米騒動
			県・市町村の米騒動対策
		三	社会政策と社会事業の展開	248
			県社会課の設置
			職業紹介事業と方面委員制度
			教護・救護事業
	第二節		青年会の自主化と青年運動	256
		一	町村青年会の成立と自主化	256
			官製町村青年会設置の奨励
			さまざまな町村青年会
			町村青年会の活動と自主化への道
		二	信濃黎明会と自由青年連盟	264
			信濃黎明会の結成とその活動
			自由青年連盟とＬＹＬ
		三	自由大学運動の展開	274
			信濃（上田）自由大学の誕生
			信南（伊那）自由大学の設立
			自由大学運動のひろがり
		四	県連合青年団と県行政	282
			郡・市連合青年団
			県連青の結成と組織・年齢問題
			県連青の諸活動
	第三節		小作人組合と小作争議	290
		一	小作人組合の結成	290
			小作人組合の増加
			小作争議の増加と小作調停法
		二	県小作人組合連合会の結成	295
			日本農民組合結成大会への参加
			北信地方の小作人組合の組織化
			県小作人組合連合会の創立
		三	農民自治会と農村モラトリアム	302
			農民自治会県連合の結成
			農村モラトリアム運動の展開
	第四節		労働組合と労働争議	309
		一	労働組合の組織化	309
			労働争議の増加
			労働組合の結成
			総同盟・評議会結成と県内組織化
		二	伊那電鉄争議などの展開	315
			筑摩電鉄争議
			伊那電鉄争議と県の調停
		三	山一林組争議	323
			諏訪合同労働組合の結成
			山一林組争議の展開
			山一林組争議その後
	第五節		人権擁護運動と婦人のめざめ	332
		一	信濃同仁会の活動	332
			部落改善の動き
			信濃同仁会の発足
			地方改善行政の展開
		二	長野県水平社の活動	339
			長野県水平社の結成
			県水平社の差別撤廃運動
		三	婦人団体の結成と婦人運動	344
			官製的婦人団体と愛国婦人会
			婦人運動の芽ばえ
			矯風会と廃娼運動
第四章			県民生活の向上と娯楽・スポーツ	353
	第一節		県の人口構成と県民の海外移住	354
		一	国勢調査と県勢調査	354
			国勢調査の実施経過
			第一回国勢調査の実施
			県勢調査の実施
		二	県人口の推移	362
			全国水準を上まわる人口の伸び
			都市への人口集中と農山村
			職業別人口構成
		三	県民の海外移住	373
			北海道移住とハワイ・北米移民
			永田稠と福島安正
			海外発展と移民鼓吹の教育
			信濃海外協会とその活動
	第二節		都市と農村の生活	384
		一	衣食住生活の変化	384
			変わりはじめた衣生活
			米麦中心の食生活
			建築様式の変化
		二	ランプから電灯の生活へ	394
			ランプの生活
			電灯の普及
			電灯料金
		三	上水道の普及	401
			清水・川水や井戸水の利用
			簡易水道から上水道へ
		四	鉄道交通と道路交通	406
			あいつぐ私鉄線の開設
			官線の改良と輸送量の増加
			道路整備の進展
			自動車交通の発達と諸車の盛衰
		五	郵便と電信・電話	417
			郵便の発展
			電信利用の増加
			電話網の充実
	第三節		保健・医療と防災	424
		一	疾病と保健・医療	424
			疾病・結核・伝染病
			衛生行政と予防・啓発
			医療機関の活動
		二	火災・地震と防災	435
			火災とその被害
			消防組の整備と施設の充実
			地震と火山の災害
		三	水害と治水・砂防事業	445
			水害と山崩れ
			千曲川治水事業
			砂防工事の推進
	第四節		大衆娯楽と近代スポーツ	454
		一	祭り・縁日などの楽しみ	454
			祭り・縁日のにぎわい
			諏訪社御柱祭りと善光寺開帳
			さまざまな祭り
		二	演劇・演芸・活動写真などの娯楽	463
			興行演劇の普及
			各種興行の盛行
			新劇と松井須磨子
			幻灯から活動写真へ
		三	晋平節・童謡運動と子どもの遊び	472
			「カチューシャの唄」と晋平節
			新民謡の登場
			童謡運動の浸透
			子どもの遊び
		四	各種近代スポーツの展開	481
			野球・庭球の隆盛
			スケート・スキーの普及
			各種のスポーツと県営運動場
			登山の大衆化
第五章			信州自由教育の進展と民間の文化	493
	第一節		教育機会の拡大と学校網の整備	494
		一	教育機会の底辺拡大	494
			義務教育六年と特別教育
			幼児教育の進展
			「あんまの学校」から全人教育へ
		二	中等教育の拡充	504
			中学校進学熱の高まり
			女子中等教育のひろがり
			中等実業教育の消長
		三	高等・専門教育の創始	514
			上田蚕糸専門学校の創立
			松本高等学校の創設
		四	教員養成機関の拡張	523
			県師範学校三校問題
			師範学校第二部制と生徒の訓育
			実業補習学校教員の養成
	第二節		自由教育運動の展開	532
		一	新たな教師像の探究	532
			東西南北会の教員
			信濃哲学会・聖書研究会の教員
			島木赤彦とアララギ派の教員
		二	児童の学校生活と研究学級	541
			変わる学校生活
			研究学級の創設と理念
			研究学級の実践内容
		三	「信州白樺派」の教育	551
			「信州白樺派」の形成
			戸倉小学校事件
			倭小学校事件と白樺教育の終息
		四	児童自由画教育運動	560
			山本鼎と児童自由画展覧会
			児童自由画教育運動のひろがり
			児童自由画の意義
		五	川井訓導事件と信濃教育会	569
			県学務行政の転回
			文部次官通牒から川井訓導事件へ
			川井の修身教授論と信濃教育会の対応
	第三節		信濃教育会の活動と教職員	578
		一	信濃教員会の組織確立	578
			部会統一と佐藤寅太郎会長体制
			部会の自主化とその活動
			機関誌の改良と出版・調査研究
		二	信濃教育会等の社会的活動	586
			五大宣言と信濃育英会の設立
			信濃図書館と信濃教育会館建設
			夏期大学の開設
			女教員会と連合教育会
		三	義務教育年限延長と教職員	596
			義務教育年限延長と教員
			学校医・学校看護婦の設置
			検定試験と無試験検定
			義務教育費国庫負担法と教員
	第四節		民間の学問と文学・芸術活動	607
		一	郡史誌類の編纂と歴史研究	607
			郡史誌編纂の新しい波
			郷土史研究のパイオニア
		二	自然科学研究と自然保護	617
			「石屋五無斎」と地学標本
			ナチュラリスト群像
			自然科学研究団体と自然保護
		三	文学・芸術運動	626
			島木赤彦とアララギ派など
			農民美術運動と民芸
	第五節		新聞・雑誌の盛行と宗教	636
		一	郡報・町村時報の発行	636
			郡報・町村広報などの発行
			町村時報や地域紙の発行
		二	地域新聞と新聞記者の活動	644
			日刊紙の発行状況
			日刊紙以外の新聞
			新聞記者の活躍
		三	神道・仏教・キリスト教界の動向	652
			神社の整備と教派神道
			仏教界の新潮流
			キリスト教会の動向
		四	宗教者とその社会的活動	663
			禅道会や日蓮主義者の活動
			信仰に生きた教師たち
			宣教師の社会的活動
第六章			第一次世界大戦以後の自治拡大と長野県民	671
	第一節		第一次世界大戦・シベリア出兵と軍事の動向	672
		一	第一次世界大戦と松本歩兵第五十連隊	672
			第一次世界大戦と日本の参戦
			松本歩兵第五十連隊のシベリア出兵
		二	帝国在郷軍人会の動向	678
			軍人共励会をめぐって
			帝国在郷軍人会分会の活動
			在郷軍人会と青年たち
		三	軍縮・平和運動	687
			金井正の軍縮論
			反軍意識と反軍行動
			高まる軍縮論議と軍教反対運動
	第二節		警察行政の拡大と特別高等警察	697
		一	県警察行政機構の整備と「大逆事件」	697
			県警察部機構の変遷と警察行政
			社会主義取締りと「大逆事件」
			大逆事件への警察の対応
		二	特別高等警察課と治安維持法	705
			特別高等警察課の設置
			治安維持法の成立と県民
		三	警廃事件と県民	710
			警察制度の変遷と警察統廃合
			警察署廃止反対の町民運動
			県民大会開催と騒擾事件
	第三節		裁判所・弁護士・陪審制度	719
		一	裁判所と刑務所	719
			裁判所統廃合と県民
			刑務所制度と司法保護
		二	弁護士と陪審制度	724
			弁護士と人権蹂躪問題調査
			陪審制度の発足
	第四節		県政の展開と郡制・郡役所の廃止	729
		一	知事・県政組織と知事公選論の提起	729
			第一次世界大戦後の知事と県政
			学務部の新設と郡役所廃止
			知事公選論の台頭
		二	郡制廃止期の県会論議と県財政の節減	737
			世論による県政と県会議員
			県財政の緊縮と新たな施策
		三	郡制と郡役所の廃止	743
			郡制廃止要求の高まり
			郡制廃止と郡事業の処分
			郡役所の廃止
	第五節		市町村政治とデモクラシー	752
		一	上田市の誕生と市政の展開	752
			上田市の誕生
			諏訪郡平野村の動きと市部拡大
		二	町村自治の拡大要求と郡制廃止	758
			郡制廃止の要求と反対
			町村制改正と自治意識高揚
			町域拡大の動きと町制
		三	市町村財政の膨張と市町村民の負担	764
			市の財政と都市の整備
			町村の財政と町村民の負担
	第六節		保守政党の再編成と無産政党の結成	770
		一	二大保守政党・革新倶楽部と国政選挙	770
			政友会・憲政会と衆議院議員総選挙
			政界革新の運動と挫折
			政治結社の再編成と貴族院議員
		二	政治研究会と無産政党の結成	777
			政治研究会支部の結成
			労働農民党支部の結成
			南信大衆党と社会民衆党支部の結成
		三	右翼的政治運動の胎動	786
			国民精神作興詔書と国家主義団体
			下伊那郡国民精神作興会の設立
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