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長野県史 通史編 第五巻 近世二
出版:1988年/出版元:社団法人長野県史刊行会/編集者:長野県
章節目次
第一章







諸領主の定着と支配 1

第一節






信濃諸藩の固定 2








信濃一国の支配へ 2








国境をこえた所領の減少








元禄の国絵図と郷帳








『土芥寇讐記』にみる信濃大名








元禄以後の大名移動 17








東信諸領の変化








南信諸領の推移








松本藩主の交替








北信諸領の固定








新旧領政の継続 30








幕府領の増大








新旧藩政の持続

第二節






幕府権力下の諸藩 39








幕法の浸透 39








人別改めと戸口調査








鉄砲改めと馬改め








酒造米高と酒運上








助郷の制度化








五人組帳前書








藩法と領域支配 57








領内法度の発布








藩法の確立








藩法適用の実態








組分け支配








地方知行の後退
第二章







小百姓の村へ 83

第一節






年貢負担の固定 84








幕府領の石代納改革 84








享保改革と定免制








石代納仕法の改革








石代納の実態








榑木成村の石代納








石代値段引きあげ策と反対訴願








諸領の年貢 99








お情け竿と村高








定免制の実施








藩財政の窮乏と年貢








松代藩の月割上納制








年貢金仕送りと新法の破綻








農民の成長と年貢

第二節






山と水をめぐる村 117








小百姓の山野へ 117








入会山の利用








入会争論と小百姓








総百姓割山








水と村民結合 130








新田開発と水論








新たな水利秩序の形成








施設分水から番水へ








溜池の新設と新配水慣行








五郎兵衛新田村の自普請








御普請の抑制策








小百姓の農業経営 143








小百姓の経営








農具の進歩








稲の品種改良

第三節






開発と災害 157








新田開発策と村の慣行 157








小百姓の開発








松本平の開発計画








切添えの摘発








安永の新田総検地と農民








災害の拡大 172








元禄の飢饉








天竜川の未満水








天竜川の石堤








享保の飢饉








千曲川の戌の満水








災害の復旧・影響

第四節






小百姓の村の確立 189








村民代表の村役人 189








村役人の選出








村の組分け








村役人を見る目








村方三役の役割








村入用帳 202








村入用帳の成立








村入用帳の実態








身分差別の展開 212








元禄年間の「かわた」一件








「えた」部落の制度化








非人の扱い








その他の被差別者








抱百姓の再生産
第三章







文化と庶民生活 225

第一節






『信府統記』と『四隣譚藪』 226








藩学芸と記録作成 226








前例の記録化








『信府統記』








武士の学芸と教化策 233








士大夫の学芸








武士の官僚化








生類憐み令と教化策








教論書・訓戒








村有力者の学芸と伝承の文字化 246








村役人の記録作成








文書保管と文字のひろがり








村有力者の文雅








俳諧・日記・蹴鞠








『四隣譚藪』








有力村民の前例知識と藩政

第二節






村の風儀と家 265








村の伝統と論理 265








村の慣習法








村定め








村の倫理








村法と領主法








家訓と家族道徳 276








遺書と家訓








家内紛争と対策








家制度と女性








寺旦制と家








家永続の願い

第三節






村の神々 291








神々の勧請 291








村で祀る神々








神々の分類と勧請神








村の神祭祀 299








重層的な祭祀構造








年中行事からみた神々の祭り








堂祭祀と別当

第四節






善光寺と諏訪神社 311








善光寺の再建と信仰 311








善光寺再建








出開帳と勧化








善光寺信仰のひろまり








大勧進と大本願








善光寺参りさまざま








諏訪信仰の伝統 330








近世の諏訪社








諏訪上社の祭り








諏訪下社の祭り








御頭郷








御柱祭り








諏訪信仰のにない手

第五節






世間との交渉 347








旅人からの文化 347








文雅の旅人








商人・職人・芸人・御師








参詣者とねだり








町の役割 355








城下町への江戸の文物








宿場町と歓楽街








町から村へ








旅の経験と情報入手 365








旅の機会








西国への旅








湯治と療治








情報と知識
第四章







産業の発達と貨幣 377

第一節






農業の発達 378








商品作物の展開 378








煙草


























菜種と木綿








農業の諸相 386








高冷地の作物








猪垣と防風林








水害地の割地慣行

第二節






さまざまな生業 394








育成林業の成立 394








木曽山の享保林政改革








御林の植林








伊勢神宮遷宮用材








山村のかせぎ 406








榑木山仕出し








木地屋








木櫛と檜笠








山村の諸生業








農村の現金かせぎ 422








川中島村々の諸かせぎ








在村の諸職人








出奉公人








江戸かせぎ








高遠の石工








水車かせぎ

第三節






流通の変化 452








町のひろがり 452








町人口の増加








借家層の増加








町続き地の発達








商圏の変化 464








町方と在方の商業紛争








特権町人の動揺








定期市の再編








市場の変化








木綿・布・紬尺幅の統一








仲間組織の結成








中馬と通船 480








明和の中馬裁許








通船と渡し船・橋








ボッカ

第四節






貨幣流通と土地売買 494








貨幣流通 494








貨幣価値の変動








金利の変遷








米価と諸物価








信用通貨の展開








質屋








無尽・講








土地売買と地主 516








土地売買と質入れの諸相








人売買の後退








役売買・株売買








潰れ百姓








地主の成長








地主経営
第五章







藩政の変化と百姓一揆 541

第一節






村秩序の動揺と災害 542








村秩序の動揺 542








抱百姓の成長








村役人の変化








村方騒動の展開








災害のひろがり 554








疫癘・時疫








小諸領の災害








地震と諸災害








火事と火消し








災害の救恤

第二節






諸藩の財政改革と一揆 568








上田藩宝暦騒動 568








全藩惣百姓一揆の登場








上田藩宝暦騒動の背景








騒動の経過








露呈された諸矛盾








残存する騒動記録








首謀者・指導者群像








諸藩領の一揆 583








松代藩の田村騒動








恩田木工の改革








田野口領一揆








事件の経過と結末








飯田藩千人講騒動








藩政の変質

第三節






幕府の新法と一揆 608








幕府の新法と訴願 608








幕府領の年貢増徴策








切開き・切添え・立て出し改め








百姓山の検地と課税








冥加・運上金の徴収








助郷訴願と伝馬騒動








安永中野騒動 618








廻米令と広域訴願








年貢皆済納期の繰り上げ令








騒動の勃発と経過








首謀者藤助と治部左衛門








飛騨騒動と中野騒動

第四節






信濃の地域性 633








村民活動の広域化 633








領域をこえて








一国訴願








一国への目








信濃の地域性 640








信濃人としての主張








山の民








東国信濃と交流域








信濃の境域








内の区分と外からの目








関東との区分








信濃文化の形成
章節目次