長野県史通史編　第二巻　中世一

長野県史通史編　第二巻　中世一
出版：1986年／出版元：社団法人長野県史刊行会／編集者：長野県

章節			目次	頁
第一章			武家政権への歩み	1
	第一節		保元・平治の乱と信濃	2
		一	保元の乱と信濃武士の動き	2
			保元の乱はじまる
			保元の乱参加の信濃武士
			村上氏ひとり白河殿に参入
			保元の乱と信濃武士の活躍
		二	平治の乱と信濃武士の動き	15
			平治の乱はじまる
			平治の乱と信濃の武士
			信濃武士片桐景重の活躍
	第二節		平家政権と信濃	21
		一	平家の隆盛と信濃	21
			めざましい平家の隆盛
			源資賢の信濃流罪
			平家の専横著しくなる
			後白河法皇清盛と不和になる
			鹿ｹ谷事件起きる
		二	平氏政権下の信濃	28
			平氏政権下の信濃の形勢
			中野助弘中野郷西条の下司職に
			塩田郷、荘園となる
			安曇郡藤尾千手観音開眼される
			善光寺炎上
第二章			源平争乱と信濃	39
	第一節		以仁王の令旨	40
		一	平氏打倒の動き	40
			源頼政ら平家討滅を謀る
			源行家と八条院領
			源行家の経路と信濃
		二	平等院の戦と信濃武士	45
			園城寺攻め
			信濃武士の奮戦
			福原遷都
	第二節		源義仲の挙兵と入京	48
		一	義仲挙兵前後の形勢	48
			頼朝はじめ各地源氏の挙兵
		二	源義仲の生い立ちと木曽	50
			源義仲の生い立ち
			義仲の育ったところ
			木曽と信濃の関係
		三	義仲挙兵と信濃武士の動き	56
			義仲の挙兵と北信の動き
			義仲上野国にはいる
			平氏の形勢しだいに非となる
			義仲の根拠地
			義仲の武士団
		四	義仲の上京進撃	66
			横田河原の決戦
			義仲と頼朝
			倶利伽羅峠の合戦
	第三節		義仲の入京と没落	75
		一	義仲の入京と栄進	75
			平氏の都落ちと義仲の栄進
			義仲の不評と衰運
			法住寺攻め
		二	義仲の没落と信濃武士	80
			義仲の没落と戦死
			信濃軍勢の特質
第三章			鎌倉幕府の成立と信濃	85
	第一節		平氏滅亡と頼朝の信濃支配	86
		一	平氏攻めと信濃武士	86
			一の谷の戦と信濃武士
			大内氏のあらまし
			村上氏のあらまし
			義仲勢力から頼朝勢力へ
			頼朝の信濃支配
		二	平氏滅亡と頼朝の政策	94
			たくみな政治家
			加々美遠光を信濃守に
	第二節		幕府創設と信濃	98
		一	地頭の設置	98
			義経と頼朝
			守護と地頭
			鎌倉幕府体制の確立
		二	信濃の御家人	102
			鎌倉初期の信濃の荘園と公領
			信濃の地頭
			信濃武士の御家人化
	第三節		執権政治の始まりと信濃	114
		一	比企事件と信濃御家人	114
			二代将軍頼家と信濃
			信濃守護比企能員の役割
			比企能員ら一族の滅亡
			比企事件と信濃
			中野能成の行動の謎
			能成は果たしてスパイか
			信濃守護は北条氏へ
		二	執権政治と泉親平事件	125
			北条氏が幕府の実権を握る
			泉親平の陰謀事件
第四章			幕府政治の発展と信濃	133
	第一節		承久の乱と信濃	134
		一	乱と信濃武士の動向	134
			承久の乱の勃発
			信濃関係の京がた武士
			三手の軍と信濃武士
			東山道軍と諏訪氏
			合戦と信濃武士
		二	乱後の信濃	142
			信濃武士と論功行賞
			北条氏と信濃
			伊賀氏事件と宝治合戦
			公家の信濃支配の実態
	第二節		北条氏と信濃	151
		一	北条氏の支配	151
			国の政庁を支配する北条氏
			北条氏の所領
			北条氏と諏訪氏
			北条氏与党の武士
			北条時頼の伝承地
		二	諏訪社の支配	173
			幕府の成立と諏訪社
			北条氏と諏訪社
			北条氏と諏訪社頭役
		三	北条氏と善光寺	183
			幕府の成立と善光寺
			北条一族と善光寺
			善光寺と真言律宗
			鶴岡八幡宮との関係
	第三節		京・鎌倉と信濃	194
		一	京と信濃	194
			公家の信濃観
			人々の京上と信濃下向
			北陸道と東山道
			年貢の京上と信濃
		二	鎌倉と信濃	203
			関東御分国と信濃
			鎌倉番役と信濃
			人々の鎌倉往還
		三	守護所と国府・善光寺後庁	208
			国府と守護所
			在庁官人と国守・守護
第五章			鎌倉幕府の滅亡と信濃	215
	第一節		御家人制の動揺	216
		一	善光寺付近の悪党	216
			悪党鎮圧の奉行人
			なぜ善光寺付近なのか
			善光寺辺悪党の可能性
			善光寺内部の対立
		二	霜月騒動と伴野氏の没落	223
			霜月騒動
			騒動と伴野氏
			騒動の影響
		三	北条氏と塩田荘	231
			北条義政の塩田遁世
			義政と塩田荘
			地頭請所になった塩田荘
			義政以後の塩田北条氏
		四	所領支配の動揺	239
			武士の惣領制
			武士社会の動揺
			中野氏と市河氏の場合
			中野氏の内紛と没落
			市河氏の族的結合
	第二節		元弘の乱	250
		一	乱初期の信濃御家人	250
			元弘の乱勃発
			信濃御家人の動向
		二	乱の進行と信濃御家人	253
			赤坂攻めと信濃御家人
			足利高氏と小笠原氏
			新田義貞の鎌倉攻めと市河氏
			北条氏の滅亡と諏訪氏
			北条時行の諏訪潜伏
第六章			鎌倉時代の社会	265
	第一節		公領と荘園	266
		一	公領の構造	266
			伊那郡宮田郷の支配
			目代と在庁官人
			国府・後庁をたずねて
			春近領の構造
			公領での租税負担
		二	荘園の支配と構造	282
			佐久郡の武士と荘園
			佐久伴野荘の領主支配
			佐久伴野荘の租税
			伴野館と市庭の復元
			大徳寺による支配
		三	公領・荘園の分布と伝領	297
			公領・荘園の比率と特徴
			信濃荘園の成立と展開
			南信の公領・荘園
			中信の公領・荘園
			北信の公領・荘園（１）
			北信の公領・荘園（２）
			東信の公領・荘園
	第二節		中世村落の形成	328
		一	開発と郷・村の形成	328
			太田荘石村南郷の屋敷と開発
			大井荘小田井郷の構造
			志久見郷加志賀沢村の復元
		二	中世村落の耕地と灌漑	338
			伊賀良荘の耕地と灌漑
			伊那春近の私領と公田
			住吉荘の耕土と灌漑
		三	領主の村落支配と農民	348
			御家人の所領経営と所従
			信濃における在家と作人
			百姓の階層と実態
	第三節		中世の自然と産業	358
		一	中世村落と山野利用	358
			稲作と農作業
			中世の地頭立林と明山
			中世の果樹類
		二	牧・御厨と山野河川	365
			牧の牛馬と望月牧
			御厨と信濃の鮭
			狩倉と信濃鷹
		三	荘園年貢と諸生産	376
			荘園年貢の種類と生産
			信濃布の生産技術
			米穀と運賃
	第四節		中世の商業と交通	385
		一	流通経済の発展と定期市	385
			代銭納と銭の流通
			定期市の発展
			遠隔地商人の活躍
		二	交通の発展	392
			京・鎌倉への道
			宿・関・渡と寺社・国府
			農民の旅と社寺参詣
		三	遠隔地との物資輸送	402
			九州・西国への得分運上
			若狭国からの御贄輸送
			物質の流入と物価
	第五節		中世の社会と生活	412
		一	中世の民衆と生活	412
			雑芸人と漂泊の民
			遍歴の職人と在地の仏師
			中世女性の権利
		二	中世の武士と生活	422
			武士の居館と生活
			武士の武芸と健康
			所領の相続と売買
		三	中世の法・物差・読み書き	433
			中世の裁判と法
			中世の度量衡と田積単位
			中世の読み書き
第七章			鎌倉時代の文化	441
	第一節		鎌倉仏教と信濃	442
		一	鎌倉文化の基調	442
			鎌倉文化の特色
			仏教界の新気運
			教線の拡大と東国
		二	信濃の仏教	446
			宗派を超えた善光寺信仰
			在地領主と仏教信仰
			在地領主の造寺・造仏
			禅宗（臨済）の盛行
			念仏宗の活動
			修験道の独立とひろまり
	第二節		善光寺信仰の普及	459
		一	善光寺仏と新善光寺	459
			善光寺仏造立の流行
			鎌倉時代の善光寺仏
			さまざまな善光寺仏
			善光寺式三尊仏板牌・石仏
			善光寺仏の分布
			新善光寺の建立
		二	鎌倉新仏教と善光寺	474
			浄土宗と善光寺信仰
			浄土真宗と善光寺信仰
			時宗と善光寺信仰
			禅宗・その他
		三	善光寺詣でと女人信仰	481
			善光寺詣での流行
			千手の前と虎御前
			二条の善光寺詣で
			善光寺聖
			善光寺の造営
	第三節		諏訪信仰	489
		一	諏訪信仰と御家人	489
			鎌倉幕府と諏訪信仰
			盛大な御射山祭
			御射山遺跡の発掘
			地頭御家人の頭役
		二	諏訪信仰の発展と分祀	497
			諏訪諸氏の寄進
			東条荘の諏訪社の分祀
			島津氏の諏訪社分祀
			若狭国などの諏訪社
		三	公家社会と諏訪信仰	503
			『梁塵秘抄』と諏訪信仰
			和歌と御射山祭
			『諏方大明神画詞』の成立
	第四節		山岳信仰と戸隠山	507
		一	山岳信仰と修験	507
			修験道の成立
			鎌倉時代の信濃の修験
		二	戸隠山修験	514
			歴代別当とおもなできごと
			山内のようす
			戸隠信仰のひろまり
	第五節		信濃と文学	522
		一	和歌にあらわれた信濃	522
			勅撰集に出ている信濃関係の歌
			塩田北条氏の勅撰集入集歌
			金刺盛久の勅撰集入集歌
			鎌倉時代歌集にみえる信濃の歌
			信生法師と伊賀光宗の贈答歌
			鴨長明・吉田兼好と木曽路
			『歌枕名寄』にみる信濃関係歌枕
		二	説話集の信濃	538
			信濃関係の説話
			早歌の信濃関係の曲
	第六節		寺社建築と美術工芸	543
		一	信濃の鎌倉時代建築	543
			平安建築から鎌倉建築へ
			おもな堂塔
		二	信濃の鎌倉時代彫刻	558
			藤原彫刻から鎌倉彫刻へ
			仏師善光寺妙海
			おもな仏像
			神像
			肖像
		三	信濃の鎌倉時代の工芸	579
			おもな工芸品
			石造文化財
			板牌
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